今回は「”韓国の美味しいビール”をご紹介します!」
韓国のビールと聞くと「あぁ、味薄いんでしょ?」と言う人にこそ知って欲しい・・・、「いま韓国のビールが大きく進化を遂げている」ということを。
確かに以前の韓国では、さっぱりした軽いビールばかりが幅をきかせていたと思います。
しかし、いまは違います。
国内にはクラフトビールの専門店が増え、個性的なビールを造る実力派の醸造所ができ、これまでにないようなフレーバービールが発売されるなど、従来のビールとは全く違うビールが次々に登場しています。
これまでのイメージから、輸入酒好きな人ほどノーマークになりがちだった韓国のビール。素晴らしい商品がたくさんあるのに意外と知られていないのが勿体ない。
そこで今回は、定番から新進気鋭の銘柄まで余すことなく美味しい韓国のビールをご紹介します。
近所に韓国のビールが揃っているスーパーがなくてもご安心ください。珍しい韓国ビールも揃えているおすすめのネット通販を載せておきますので、参考にしていただけたらうれしいです。
意外と知られていない?!日本で買える韓国ビールランキング
さっそく”日本で買える美味しい韓国ビール”を7品ランキング形式でご紹介します!
今回は「韓国の定番」ともいえるビールから「意外と知られていない」新進気鋭のビールまで、余すことなくご紹介したいと思います。
”意外と知られていない度合い”を表中では「☆」の数で表現しています。知られていないと思われる商品ほど☆の数が多く、最大が☆3つです。定番商品ほど☆の数が少なくなります。
ところで日本と韓国では法律の違いにより「ビール」の定義が異なります。例えば日本では麦芽の使用比率が50%以上でないとビールに分類されず発泡酒になりますが、韓国では麦芽10%以上であればビールと呼ばれます。そのため今回は「これは発泡酒もしくはリキュールなのでは?」と思われる商品もランキングに含め、ビールと表現していることをご了承ください。
いま、美味しい韓国ビールを探しているあなたの参考になればとても嬉しいです!
【日本で買える美味しい韓国ビールランキング】
商品名 | ☆ | 度数 | 特徴 | |
No.1 | 【ブールビール】 | ☆☆☆ | 4.5度 | 今年日本初上陸の通称”バタービール” |
No.2 | 【TERRA】 | ☆ | 4.5度 | 大手「HITE JINRO」が製造、使用麦芽はオーストラリア産100% |
No.3 | 【CASS FRESH】 | ☆ | 4.5度 | 大手「OBビール」の看板商品、独自の醗酵工法により100%非加熱で製造 |
No.4 | 【GOSEI GOMPYO】 | ☆☆ | 4.5度 | 大手製粉会社が企画・販売、小麦や小麦粉が使われていることにより豊かな泡立ちを実現 |
No.5 | 【Budweiser 韓国産】 | ☆☆ | 5度 | 米国産とも日本産とも違う、韓国産のバドワイザー |
No.6 | 【KABREW KUMIHO 】 | ☆☆☆ | 6.3/4.5度 | 「IPA」と「PEACH ALE」が人気、韓国のクラフトビール醸造所「KABREW」が製造 |
No.7 | 【快盃プレミアム】 | ☆☆ | 5度 | 3種類のホップを使用、コスパの高さから人気の”新ジャンル” |
*日本の法律上の発泡酒も含みます。
*表中の「☆」の数は”意外と知られていない度合い”です。知られていないと思われるものほど☆の数が多くなり、最大が☆3つです。定番商品ほど☆の数が少なくなります。
No.1 【「BOULANGERIE BEURRE」ブールビール】:大注目の通称バタービール
「BOULANGERIE BEURRE(ブーランジュリーブール)」は韓国のドリンクブランドです。
韓国ではこれまでにない豊かな風味や味の組み合わせで人気を得ています。
実は日本でも2023年のGWに渋谷のパルコで期間限定ショップがオープンしたことで、知る人ぞ知る話題のブランドです。
ビール以外にも韓国焼酎のブールスピリットや斬新な組み合わせのブールコーラなどがありますが、1番人気といわれているのが「ブールビール」と呼ばれるビールのシリーズです。
バターの風味をいかしたブールビールには、バニラ/キャラメル/アーモンド/ヘーゼルナッツの4種類があり、通称”バタービール”と呼ばれています。
いま、この焼き菓子のような甘い香りにハマる人が続出中だとか。
味自体は名前から想像するようなこってりした感じではなく、どちらかというとさっぱりしていて、甘さはあるもののしつこくはなく後味爽やかです。
いわゆる”バター臭さ”や”ビール臭さ”がないので、幅広く好まれる味だと思います。
日本では買えるお店が少ないのですが、機会があればぜひお試しください!
▶︎【 ブールビール】500ml缶 4種類を各2本 計8本を購入する
No.2 【HITEJINRO「TERRA」】:韓国ビールらしい軽やかな味
韓国のビールシェアで常に上位の「HITEJINRO(ハイトジンロ)」が製造するビールです。
2019年に韓国で発売されたTERRAは、今年から日本の大手コンビニのローソンやセブンイレブンなどで買えるようになったことから日本でも話題となっています。
麦芽はオーストラリア産のものを100%使用していて、苦味が少なく韓国ビールらしいさっぱりした軽やかな味が特徴です。
鼻を抜ける爽やかな香りはどなたにでも好まれそうで、韓国で人気だというのも頷けます。
いい意味で重厚感がないため、どんな食事とも合わせやすいビールです。
No.3 【OBビール「CASS FRESH」】:韓国の定番ビール
”韓国で最も飲まれている”と言われるほど揺るぎない人気を獲得しているビールです。
ハイトジンロと共に韓国のビールシェアで常に上位の「OBビール」が製造しています。
”独自の醗酵工法によって100%非加熱処理で製造される”ことによる、フレッシュで清涼感のある味わいが特徴です。
TERRA同様に苦味が少なくさっぱりした味で、食事に合わせやすいビールだと思います。ほのかな甘味があり、辛い韓国料理には特に相性抜群です。
韓国では焼酎(ソジュ)をビール(メクチュ)で割るという飲み方をすることがあり、これを「爆弾酒(ソメク)」と呼びますが、クセのないCASS FRESHは爆弾酒にもぴったりです。
そもそもアルコールをアルコールで割るというのがあれですが・・・、初心者コースの「韓国焼酎 1:CASS FRESH 9」 の割合から試してみてはいかがでしょうか。
▶︎【CASS FRESH】355ml缶 24本 1箱を購入する
No.4 【GOSEI「GOMPYO」】:韓国製粉会社のモコモコ泡のビール
韓国の大手製粉会社である大韓製粉が企画・販売する「GOSEI (五星コーポレーション)」のGOMPYO(ゴムピョ)ビールです。
製粉会社だけに小麦粉が使われていて、これにより泡立ちの良さを実現しています。
というのも、小麦や小麦粉には「グルテン」というタンパク質が多く含まれることで、ビールの泡に弾力が加わるからだそうです。モコモコの泡は見た目にも美味しそうで、しっかりしています。
公式サイトには、”コンビニエンスストア限定でありながら初回生産分10万本がわずか3日で完売した”とあるなど、韓国では人気も上々のようです。(参考:http://www.go-sei.co.jp/product22)
”麦芽使用率54%”ということで「薄い」印象はありませんが、苦味が少なくさっぱりしています。小麦ビール(白ビール)特有の酸味があるのも特徴です。
また、いわゆるビール臭さがほとんどないので、ビールを飲み慣れていない人も飲みやすいと思います。
ちなみに商品名”GOMPYO”のGOMは韓国語で”熊”、PYOは”印”で「熊印」!
ジョッキと麦を持ったシロクマのキャラクターがデザインされた缶はレトロで可愛くて、つい冷蔵庫にストックしたくなります。ちょっとした手土産にもいいかも。
▶︎【GOSEI GOMPYO】500ml缶 12本セットを購入する
No.5 【韓国産「Budweiser」】:韓国版のバドワイザー
Budweiser(バドワイザー)はアメリカのビールという印象が強いかもしれません。それもそのはず、元々アメリカに本社をもつ「ABI(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)」が製造・販売する銘柄です。
日本では2018年までキリンビールが製造する日本産がありましたが、生産終了となっています。
2023年現在は米国産と韓国産がありますが、日本で出回っている多くは韓国産です。
韓国産は日本産や米国産とひと味違います。
苦味が少なく爽快感が強いところは変わりませんが、よりさっぱり感が増したようです。ほんのり甘さも感じます。
原材料は麦芽・ホップ・米で日本産や米国産も同じなので、配合や製造方法の違いから味わいが変化しているのでしょうか。
なににせよ、”暑い季節にゴクゴク飲みたいビール”ということに変わりはないようです。
▶︎【Budweiser 韓国産】355ml缶 24本 1箱を購入する
No.6 【KABREW「KUMIHO」】:意外と知られていない韓国のクラフトビール
「KABREW(カブリュー)」はクラフトビール業界でいま注目の韓国の醸造所です。そしてその代表的なブランドが「KUMIHO(クミホ)」で、韓国語で”九尾の狐”という意味になります。
KUMIHOにはシックなカラーデザインの「IPA(アイピーエー)」と、ポップな「PEACH ALE(ピーチエール)」があります。
KUMIHO IPAは、”柑橘系のアロマ、ビスケットやハーブを思わせる豊かな味わいが特徴”。アルコール度数は6.3%で重厚感があり、ホップの香りが感じられます。
KUMIHO PEACH ALEは、”ピーチ果汁をふんだんに使用し、ピーチのフレッシュな味わいが飲んだ瞬間口いっぱいに広がる味わい。苦味の少ない小麦のウィート感と、ピーチのフレッシュなアロマは相性抜群”。アルコール度数はIPAより軽い4.5%です。
どちらもこれまでの韓国ビールのイメージとはかなり違う印象で、個人的には「KUMIHOのおかげで韓国のビールファンが増えたんじゃないかな」と思ったりしています。
▶︎【KABREW KUMIHO PEACH ALE】500ml缶 6本を購入する
No.7 【快盃プレミアム】:安くてうまい韓国の新ジャンル
韓国のいわゆる”新ジャンル”で、第三のビールです。
日本酒類販売(株)と、韓国のビールシェアで常に上位の「OBビール」が共同開発した商品になります。
”厳選した3種類のホップと良質な麦芽を使用し、香り高いリッチな味わいに仕上げました”とのこと。
何はともあれ最大の特徴は「安くてゴクゴク飲める」ことだと思います。ドンキだと1缶100円しないで買えることがあるくらい安いです。
韓国ビールらしい軽やかな味わいで、炭酸は強くありません。すっきりしていて飲みやすいので暑い日にもおすすめです。
意外と知られていない!韓国ビールの特徴
画像引用元:UnsplashのClaude Pichéが撮影
これまで韓国のビールは日本のものと比べると「味が薄い」と言われてきました。
それは、ホップの苦味が少なく、さっぱりした味わいの商品が多いためだと思います。
というのも、”日本では麦芽の使用比率が50%以上”ないとビールに分類されず発泡酒になります。しかし、韓国では”麦芽10%以上”であればビールと呼ぶことができるのです。
そのため、”ガツンとした飲みごたえがない=韓国ビールは味が薄い”というイメージが定着したのかもしれません。
ところが最近、韓国のビールが変わってきています。
意外と知られていない、ここ数年の韓国ビール事情は以下のとおりです。
1.国内でクラフトビールの専門店が増えている”クラフトビール(英語: craft beer)とは、英語で「職人技のビール」「手作りのビール」などを意味する表現で、大手のビール会社が量産するビールと対比して用いられる概念”(Wikipediaから引用)つまり、従来のビールとは違った「クリエイティブなこだわりのビール」が韓国でも注目を集め始めているということだと思います。これまでにない飲みごたえのある缶ビールも発売されるようになりました。 2.韓国でフレーバービールが発売され人気となっている”GSリテールのコンビニエンスストア「GS25」はことし9月末にお披露目したBoulangerie Beurreの「バタービール」4種が今月11日基準、累積販売量100万本を突破したと14日、明らかにした”(2022年11月14日の「CRAFT BEER LIFE」サイトから引用)GS25とは韓国のコンビニです。この記事からも韓国で「従来とは違う個性的なビール」の需要が高まっているということがわかります。ちなみに、同ブランドの期間限定ショップは2023年GWに渋谷のパルコでオープンしたことで日本でも大きな話題となっています。 |
実際に、ここ数年、これまで韓国になかったテイストの缶ビールが次々発売されています。
前項のランキングでご紹介している「BOULANGERIE BEURREのブールビール」と「KABREW KUMIHO 」はその代表的な例です。
とはいえ、従来の韓国ビールならではの魅力ももちろんあります。
「濃いめの味付けが多い韓国料理には、さっぱりした味の韓国ビールが合う」という人は多いです。また、いわゆる”ビール感”が得意でない人にとって飲みやすいことも間違いありません。好みは人それぞれで、料理やシーンによって選ばれるビールも違って当然。
確かなことは「韓国ビールがいま注目すべきお酒である」ということです。
韓国のビールが買えるおすすめネット通販
画像引用元:UnsplashのNordWood Themesが撮影
ここからは”珍しい韓国のビールが買える”おすすめのネット通販をご紹介します!
日本のスーパーでもチャミスルなどの韓国焼酎を買えるところは多いです。しかし、ビールはどうでしょうか?
そうなんです、なかなか韓国ビールを置いているところは少ないですよね。
例えば今年日本に初上陸した「BOULANGERIE BEURRE(ブーランジュリーブール)」です。イベントで購入して気に入ったので追加で欲しくなり、置いているお店を探したのですが見つけることができませんでした。
熊の缶がかわいい「GOMPYO(ゴムピョ)ビール」はカルディで販売していました。しかし現在は置いていない店舗も多く、カルディの公式通販サイトでも”在庫なし”になっています(2023年9月現在)。。。
でも安心してください、どちらのビールも買えるネット通販があります。
実体験からおすすめのネット通販サイトを載せておきますので、よかったら参考にしてください。
【韓国フリーマー】珍しい韓国のビールも買える!
URL:https://www.rakuten.ne.jp/gold/sese-koreachiba/
韓国食品を専門としているサイトで、珍しい韓国のビールも揃っています。
日本ではまだ実店舗・通販ともに扱っているところが少ない「BOULANGERIE BEURRE(ブーランジュリーブール)のブールビール・通称バタービール」を買うことができる数少ないお店です。気になる方はこちらのサイトをチェックしてみてください。
さらに、カルディに「GOMPYO(ゴムピョ)ビール」がなくてがっかりしているあなた、あの熊印はここにありますよ!
もちろんビール以外にも韓国のお菓子やラーメン、調味料、本場のキムチや冷凍食品などなど種類豊富で、韓国食品ファンならわくわくすること間違いなしです。
楽天市場に出店しているのでポイント制度を利用すればお得にお買い物ができ、3,980円以上購入すると送料が無料になります(沖縄など離島は対象外、クール便の料金は別途)。
こちらで購入した方の口コミでは「お値打ち」「商品の到着が早い」など評判が良く、安心感があるところも見逃せないポイントです。
▶︎【 ブールビール】500ml缶 4種類を各2本 計8本を購入する
▶︎【GOSEI GOMPYO】500ml缶 12本セットを購入する
意外と知られていない日本で買える韓国のビール・まとめ
今回は”韓国の美味しいビール”をご紹介しました。
最後に、ご紹介したお酒をまとめておきます。
商品名 | ☆ | 度数 | 特徴 | |
No.1 | 【ブールビール】 | ☆☆☆ | 4.5度 | 今年日本初上陸の通称”バタービール” |
No.2 | 【TERRA】 | ☆ | 4.5度 | 大手「HITE JINRO」が製造、使用麦芽はオーストラリア産100% |
No.3 | 【CASS FRESH】 | ☆ | 4.5度 | 大手「OBビール」の看板商品、独自の醗酵工法により100%非加熱で製造 |
No.4 | 【GOSEI GOMPYO】 | ☆☆ | 4.5度 | 大手製粉会社が企画・販売、小麦や小麦粉が使われていることにより豊かな泡立ちを実現 |
No.5 | 【Budweiser 韓国産】 | ☆☆ | 5度 | 米国産とも日本産とも違う、韓国産のバドワイザー |
No.6 | 【KABREW KUMIHO 】 | ☆☆☆ | 6.3/4.5度 | 「IPA」と「PEACH ALE」が人気、韓国のクラフトビール醸造所「KABREW」が製造 |
No.7 | 【快盃プレミアム】 | ☆☆ | 5度 | 3種類のホップを使用、コスパの高さから人気の”新ジャンル” |
*日本の法律上の発泡酒も含みます。
*表中の「☆」の数は”意外と知られていない度合い”です。最大が3つで、知られていないと思われるものほど☆の数が多くなり、定番商品ほど☆数が少なくなります。
飲んでみたいビールはありますか?
個人的には「BOULANGERIE BEURRE 」にハマっています。香ばしくて甘い香りがスイーツみたいなのにビールの味が感じられるところが斬新です。これはビール好きもそうでない人も一度は試してほしい商品だと思います。
とはいえ、韓国料理にはやっぱり定番の韓国ビールが合うんですよね・・・。
定番は食事と合わせるビールとして、新しい韓国ビールは食後のリラックスタイムに、使い分けるのがいいかもしれません。
韓国ビールは今後も新しい商品がどんどん出てきそうな気配、要チェックです!