「外国人向けのメディア・ブログってどんなところがある?」
「外国人をターゲットとしたい企業や自治体に広告は出せるの?」
この記事はこんな疑問に答えます。
外国人向けのサービスって、日本人は普段あまり耳にしないですよね。
実は、日本人には知られていないが、外国人の間では人気のサービスは日本にゴロゴロあるのです。
その領域の1つが、「WEBメディア・ブログ」です。
今回は、そんな日本に関する情報発信をして、在日・訪日外国人ユーザーをガッツリ掴んでいる人気メディア・ブログをご紹介します。
この記事を読めば、外国人マーケットに強いWEBメディア・ブログを知れるだけでなく、自社サービスの販売戦略のヒントが見つかります。
人気の在日・訪日外国人向けメディア・ブログを厳選しました
今回は気合いを入れて、在日外国人&訪日外国人向けメディア・ブログを厳選しました。
まずは、彼らのターゲットである「在日外国人」と「訪日外国人」の定義について。
下図をご覧ください。
字の如く、在日外国人とは、日本に定住している人と定義されています。留学生や中長期出張者を含めた就業者、そして、日本での永住権を持っている外国人です。
在留外国人や在住外国人とも呼ばれることもあります。
一方で、訪日外国人とは、日本に旅行しにきている外国人の方々です。観光目的・商業目的で短期に日本に訪れている人です。
業界用語だと、「インバウンド」「訪日旅行者・観光客」とも呼ばれます。
前座はこれぐらいにして、さっそくこの在日外国人、訪日外国人に向けて発信している人気のWEBメディア・ブログを分けてご紹介していきます!
※在留外国人向けベンチャー・スタートアップを知りたい方はこちらもおすすめ▼
在日外国人向けメディア・ブログ10選
在日外国人の言語レベルは様々です。もちろん日本語が流暢な方いれば、全く話せない人もいます。日本語がわからないと一番困ることは何か?
それは、日々の生活全てです。
なので、自ずとこの領域で強いメディアは外国語で日本の生活情報を発信しているところです。
続いて、職探しとお出かけ情報が人気です。
それでは心を込めて厳選した10サイトを紹介していきます!
YOLO JAPAN
YOLO JAPANは13万人以上の在日外国人を抱える最大級のメディアです。
主に外国人向けの求人サービスポータルサイトです。
その他にアパートの紹介等や生活支援サービスを展開しています。
Gaijin Pot
英語圏では一番有名な在日外国人ブログです。
生活情報や求人紹介、住まい探し方法まで日本に住むために必要な情報を発信しています。
言語は英語のみのため、英語圏のユーザーがメインです。
Time Out Tokyo
Time Out Tokyoは観光メディアで、多くの在日外国人、訪日外国人を抱えています。
ロンドン発の有名メディアのTokyoバージョンで、都内、都内近辺の観光スポットを発信しています。
jobsinjapan
jobsinjapanは国内最大級の外国人向け求人サイトです。英会話の先生の求人だったり、エンジニアの求人だったりとあらゆる仕事が見つかります。
Surviving in Japan
アメリカ出身の日本在住の個人グログです。
自身の実体験から日本での生活Tipsや身の回りの手続き方法まで色んな情報を英語で発信しています。
http://www.survivingnjapan.com/
Guidable
Guidableは合計13言語対応している在留外国人向けの生活情報メディアです。
Visaの取得方法から住まいの探し方まで日本で暮らす上必要な情報を記事で発信しています。
Real Estate Blog
digi-joho Japan
主に英語圏の在日外国人向けの生活Tips、旅行情報を発信しているメディアです。
特に人気なコンテンツは、「日本のおすすめのお店情報」です。自国の食品が買えるスーパーや祖国料理が味わえるレストラン情報の人気が高いです。
Japan Today
訪日外国人向けメディア・ブログ5選
続いては主に訪日外国人をターゲットとした人気なWEBメディア・ブログをご紹介します。
Tsunagu Japan
Tsunagu Japanは合計7言語で外国人向けに日本の観光情報を発信している国内最大級の訪日メディアです。
ゴールデンルートとばれる訪日外国人の鉄板ルート(東京・京都・大阪)から、地方の観光情報まで隈なく日本の魅力を発信しています。
Matcha
Matchaも多言語で発信している有数の訪日外国人向けメディアです。
インスタ映えスポットなど、少し変わった視点でも日本の観光地の情報を発信しています。
最近では在日外国人向けの情報発信に力を入れているため、在日外国人のユーザーからも支持も大きくなりつつあります。
Time Out Tokyo
在日外国人向けメディアにも登場したTime Out Tokyo。
Time Out TokyoはLondon発の観光雑誌の東京バージョンで、欧米圏で絶大な指示を受けています。
名前の通り、TokyoとTokyo近郊のエリアをメインで観光情報を発信しています。
Time Outといえば、”Things to do”シリーズという、”その地でやるべきこと”というリスト形式の記事が有名です。
樂吃購(ラーチーゴー)!
台湾、中国人旅行者向けの国内最大級の訪日専門WEBメディアです。台湾人をターゲットとするなら、このメディアは外せません。
Japan Guide
訪日外国人向けのWEBメディア中でPV数では、間違いなくNo.1を誇るメディアです。
とにかく英語でのSEOが強いです。(英語で地名をGoogle検索するとほぼ上位表示されます)
実は、繁体字(台湾、香港)ページも存在しており、多くの中華圏ユーザーも囲っています。
外国人向けメディアはどうやって集客しているの?
外国人向けメディアの主な集客方法は主に以下2つです。
・検索流入(Google検索から)
・SNS流入(自社SNSアカウントorSNS広告から)
検索流入が9割以上と言われています。なのでSEOで勝てないところはほぼ流入がありません。
そして、メディアの特徴を活かして、SNS上でも活発に発信しているところが大半です。
SNS上で話題となれば、一瞬で凄まじい数のユーザーが訪問するということも少なくないです。
外国人向けメディアが自社マーケティングに効果的な理由
よくWEBメディアやブログいくと、記事内にバナーが貼られていたり、スポンサー記事といって、記事全体が宣伝のための記事になっていたり見かけますよね?
そうです。あれがメディアがもつ広告スペースなのです。
そして、昨今、外国人向けメディアやブログが広告媒体として、ものすごく効果的であると業界から注目されています。
なぜかというと、
特定のターゲットに向けた情報を発信している「特化型サイト」のため、宣伝したいプロダクトとメディア読者の属性がマッチすれば、高い確率で効果の高い結果が得られるというロジック。
もう少し深掘りすると、外国人メディアが企業の広告に効果的な理由は以下2点です。
・メディア読者の属性が明確だから(質の高いオーディエンスにアプローチできる)
・メディア読者は問題解決意識が高いから
メディアの場合、読んでいるユーザーがどんな人か?が明確に把握できます。Google Analyticsなどの(ウェブ分析ツール)から読者の属性をほぼ正確に知ることが可能です。
なので、自社プロダクトのターゲットに応じて、適切なメディア・ブログを選定することができるのです。
もうひとつの理由は、メディア読者は「問題解決意識が高いため」です。
前述した通り、メディアにたどり着くユーザーの大半が「検索流入」です。
何か解決したい疑問をGoogleに問いかけて、たどり着いた人たちです。これは、SNSのタイムラインでたまたま見かけて訪問してきたユーザーと熱量が違います。
だからこそ、メディア広告は、ユーザーの購買行動に繋がりやすい、(=効果が出やすい)と言えます。
外国人向けメディア広告と相性の良い事業者・団体
ほぼ全ての外国人をターゲットとしている事業者や団体と相性が良いです。
いくつか例を上げていきましょう。
訪日外国人を誘致したい地方自治体であれば、インバウンド系のメディアが効果的でしょうし、在日外国人向けにSIMカードを販売したい事業者であれば、在日外国人向けの生活情報メディアでの掲載が相性が良いでしょう。
「相性が良い」のは間違いないですが、
1点注意が必要なのが効果測定方法。
例えば、外国人向けメディアにスポンサー記事を発注したとしましょう。
インフルエンサーマーケティングのように、投稿後に爆発的にアクセスや購買が発生する訳ではありません。
スポンサー記事は、記事として残ることにより、中長期に渡り、多くの人に届くという効果があります。
なので、他のマーケティング施策と同じ効果測定方法を適用し、比較することはできないのです。
まとめ:在日・訪日外国人にとって、外国人向けメディアは有益な情報ソース
日本でしか話されていない「日本語」という独自の言語を使う我々ですが、日本に住んでいる外国人、旅行にくる外国人にとって、自国の言語で日本の情報を得ることが難しいことが現状です。
そこで活躍するのが、多言語で発信しているWEBメディアやブログです。
ユーザーがGoogleで検索したときに、「答え」の役割を担うのがメディアであり、ブログです。
この問題解決方法は、この先、少なくともあと十数年は変わらないとみています。
今後も外国人向けメディアやブログは、在日訪日外国人の最大の情報ソースでい続けること間違いなしです。