「椰樹 天然椰子汁」は、世界三大料理の一つを生み出した「食の大国」中国で、長きに渡り愛されている国民的人気の飲み物です。
実の中に入っている水分(果汁)を飲むココナッツジュースに対してココナッツミルクは、より濃厚なココナッツの風味を感じられるのが特徴です。
完熟したココナッツの果肉から作られるいわゆる「ココナッツミルク」である「椰樹 天然椰子汁」は、「ココナッツジュース」とは違います。
椰樹 天然椰子汁を製造しているのは通称「中国のハワイ」こと「海南省(ハイナン)」にある「椰樹集團有限公司(英語:Coconut Palm Group Co. Ltd.)」という会社です。
海南省は熱帯と亜熱帯に属している土地がら、ココナッツをはじめバナナ・コショウなど熱帯作物の栽培が盛んで、1年中海水浴ができる海岸があるほどです。
80年代からココナッツミルクの製造に取り組み販売を始めた「椰樹集團有限公司」は、中国の人たちから「ココナッツドリンクといえばここ!」という絶対的な信頼を寄せられています。
それは長い歴史だけでなく、味はもちろん、原料にこだわり、香料・防腐剤・着色料無添加という真面目な製品造りをしてきた成果です。
ネット通販で、椰樹 天然椰子汁のレビューを見ると、現地中国の人たちから高評価ばかり。気になっていた椰樹 天然椰子汁を実際に私も飲んでみたので、どんな味の飲み物なのか感想をお伝えしたいと思います。
椰樹 天然椰子汁は、中国ならスーパーで普通に売られているメジャーな商品なのですが、日本ではそうもいきません。置いているお店がほとんどないです。
そこで今回は、椰樹 天然椰子汁はどこに行けば買えるのか、また、お得に買えるおすすめのネット通販サイトも後ほどあわせてご紹介します!
中国で人気の飲料「椰樹 天然椰子汁」(ココナッツミルク)を飲んだ感想
それでは、椰樹 天然椰子汁とはどんな味のドリンクなのか、成分はどうなっているのか、実際飲んでみておすすめ度はどのくらいかを順にお話ししていきます。
椰樹 天然椰子汁の味
ひと口飲むとココナッツの香りが鼻にぬけます。想像以上にトロピカル。美味しい。
ココナッツミルク特有の甘くて優しい香りです。
甘さの中にほんの少しだけ酸味も感じます。しっかり甘いのですが、後に残るようなくどい甘さではありません。245ml缶を飲み干した後でももう1本飲みたくなるくらいのさっぱりした甘さです。
アジア系の食品や飲み物というとクセが強いのではないかと警戒しがちですが、感じるのはココナッツらしいココナッツの香りだけ。もし、この香り自体好きじゃないかたはココナッツの香りがしっかり感じられる椰樹 天然椰子汁は苦手かも。逆にココナッツの香りが好きならぜひ飲んで欲しい商品です。
少しとろみがあります。料理で使うココナッツミルクのようなどろどろした粘度とは全然違い、例えるなら市販のカルピスウォーターくらい。さらっとした中に少しとろみがある飲み心地。ぐびぐび飲める程度です。
中国では健康のために夏でも冷たい飲み物を飲まないそうですが、私はキンキンに冷やして飲むのがより美味しいと思いました。
椰樹 天然椰子汁の味は、食事に合わせてもいいです。想像どおり辛いカレーやエスニック料理には相性抜群ですが、プリンやクッキーなどの甘い物もこのココナッツの風味と一緒に食べると「味変」を楽しむことができます。
椰樹 天然椰子汁の原材料・成分
体の中に入るものはできるだけ安全なものがいいですよね。なので原材料はとても気になります。
日本の食品が全て安全安心というわけではないですが、海外の物は言語が違うので、原材料や成分がぱっと見わかりにくいです。
そこで、椰樹 天然椰子汁の原材料は何が入っているのかを見ていきたいと思います。
【原材料】水、ココナッツ果汁、砂糖、乳化剤(カゼインナトリウム、モノステアリン酸グリセル)
特に変わったものを使っておらず、とてもシンプルです。
ココナッツ系ドリンクは、香料が入っているものをよく見かけますが、椰樹 天然椰子汁は、ココナッツの香りがすごいのに香料が使われていません。また、防腐剤と着色料もなし。
香料・着色料・防腐剤、この3つの無添加は嬉しいですね。
次に栄養成分を見ていきましょう。
気になるのは「これ飲んだら太るんじゃないかしら」ということ。かと言って、甘いものを我慢し続けるのは心の健康にはよくない、これもまた真理。
美味しいものこそ、あらかじめ栄養成分表示をチェックして飲む頻度を決めることも大切ですよね。
「椰樹 天然椰子汁1缶245mll分の栄養成分表示(約)」
エネルギー | 510kcal |
たんぱく質 | 1g |
脂質 | 5g |
炭水化物 | 17g |
ナトリウム | 29mg |
農林水産省のサイトによると1日に必要なエネルギー量は、”活動量の少ない成人女性の場合は、1400~2000kcal・男性は2200 ±200kcal程度が目安です。” とのこと。
椰樹 天然椰子汁1缶(245ml)全部飲むと約510キロカロリー、軽い1食分くらいありますね。100mlあたりで考えると208キロカロリーです。
カロリーとはつまりエネルギー量なので生命維持に必要不可欠ですし、高い低いで良し悪しが判断できるものではありませんが、椰樹 天然椰子汁を飲むときは「おやつを食べてる」という意識をしっかりもっていた方が良さそうです。
また、成分表に糖質の記載はありませんが、お砂糖が入っているので普通に糖質も含まれていると思います。
でも、ココナッツミルク自体には、カリウム・鉄・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれていることなど健康にとてもいい面もあります。
椰樹 天然椰子汁のおすすめ度
椰樹 天然椰子汁のおすすめ度はとても高いです。ココナッツのトロピカルでフルーティな香りがくせになります。ココナッツの香りが好きなかたにはぜひ飲んで欲しいドリンクです。
日本のスーパーではなかなか買えない商品なので、南国好きな人にプレゼントしても喜ばれそうです。
美味しいので毎日でも飲みたくなってしまいますが、それなりにカロリーも甘さもあるので、ほどほどのペースと量がおすすめです。
椰樹 天然椰子汁は、アジア系の食事や辛い食べ物にもよく合う。ピリピリ痛い口の中をリセットしてくれます。暑い日のキャンプやバーベキューにも◎、夏気分が盛り上がりそうです。
ココナッツの香りとさらっとした飲み心地なので、ラムやウォッカと割って南国風カクテルにも。デザート系のお酒が作れます。
私は、椰樹 天然椰子汁に、ミントの葉を製氷器で凍らせた氷を入れて飲むのが好きです。甘さの中にミントの爽やかな香りでさっぱり爽やかになります。
また、タイ料理屋さんで食べたデザートのマネですが、レンジで蒸したサツマイモを適度な大きさに砕いて、椰樹 天然椰子汁の中に入れて食べるとおやつにもなって小腹が空いた時などにおすすめです。
また、香料・着色料・防腐剤が入っていないところも高ポイントだと思います。
椰樹 天然椰子汁の日本でお得に買える場所
椰樹 天然椰子汁の難点は、日本だと「置いているお店ほとんどがないこと」です。
KALDI(カルディ)などの輸入食品を扱うお店などで売っていることがあると聞いたので行ってみたのですが、私は見つけられませんでした。
そこで、実際に私が椰樹 天然椰子汁を入手したお店と、遠方のかた向けにはお得に購入できるおすすめのネット通販サイトをご紹介したいと思います。
椰樹 天然椰子汁がお得に買えるおすすめネット通販サイト「KOKYO」
椰樹 天然椰子汁は、大手通販サイト楽天市場やAmazonでも買うことができますが、お値段的にKOKYOのサイトがおすすめです。
「KOKYO」は、名前のとおり「故郷」の味を日本で、というコンセプトでつくられた在住外国人向けの食品オンラインショップ。それだけに、中華や台湾の食材がかなり充実しています。
ドリンクはもちろん、本場中国のラー油や豆板醤・甜麺醤などの調味料・麺類・スパイス・お菓子など幅広い品揃え。日本のスーパーでは手に入らないものが買えるので、本格中華を作りたいとき心強いサイトです。見たこともないような食材も売られていて楽しいです。
価格が全体的に大手通販サイトと比べて安いところも魅力です。
また、5,000円以上買うと送料が無料になるので、重い飲み物のまとめ買いをする際は特におすすめします。
KOKYOのサイトは台湾市場と中華市場という項目に分かれているのですが、椰樹 天然椰子汁は中国市場のドリンク・お酒のページにありますよ。
ちなみにKOKYOでは、現在、椰樹 天然椰子汁は245ml缶が24本入りで3,390円、1本あたり142円の計算になります。これは実店舗より安いです。おそらく最安の価格だと思います。(2021年8月現在)
椰樹 天然椰子汁が買えるお店「さかもと商店」
「さかもと商店」さんは、横浜中華街の市場通りにある中華食材店です。お店の屋根に「さかもと」と書いてあります。元町中華街駅の出口2からは歩いて5分くらいです。
テレビ東京の「出没!アド街ック天国」で、こちらのお店の極太春雨が紹介されてブームになったことがあるので、ご存知のかたも多いかもしれません。昭和8年創業というのがしっくりくるような落ち着いた佇まいです。店内の冷蔵庫には、冷えた椰樹 天然椰子汁や台湾ビールなどがありました。
このお店の隠れた人気商品は種類豊富なラー油だそうです。
目当ての商品を買って、そのまま山下公園のベンチで海を見ながらのんびり椰樹 天然椰子汁を飲みました。
優しい甘さに疲れが癒されて、トロピカルなココナッツの香りに気分があがりました!
椰樹 天然椰子汁の価格(日本で買った場合)
椰樹 天然椰子汁は、清涼飲料としては少し高価です。
245ml入りの缶が実店舗なら1本150円くらいから買えます。ネット通販だと安くても180円はします、平均的には200円近い感じ。先ほどご紹介したKOKYOの価格は、1本あたり約142円なので、かなりお得ですね。(2021年8月現在)
1本買うなら実店舗の方が安く入手できる可能性が高いのですが、なかなか見つけられない商品なので、かかる交通費・時間・手間のことを考えるとネット通販を利用するのも一案です。
まとめ
今回は、中国で人気の飲料「椰樹 天然椰子汁」をご紹介しました。
実際に飲んでみて長い間中国の人たちに愛されている理由がわかりました。ココナッツのトロピカルな香りと、クドくない甘さで飲み飽きない美味しさ。ココナッツの香りがしっかりするのに香料が入っていなかったり、着色料や防腐剤が無添加というのも高ポイントです。
ただ、余計なお世話なのですが、パッケージデザインがどうにも。。。
ビビットな黄色x水色x黒のきついイメージの外観からは想像できないような優しい味。目立つので見つけやすいけど、もっと爽やかでナチュラルなものにした方がこの美味しさが伝わるのに残念だなぁと思います。でも逆に、友達への手土産にするならこのギャップで盛り上がるかもしれませんね。
ちなみに現地中国のCMではセクシー美女が多数出演しているため『飲めばこうなるらしい』といったあらぬ憶測を呼んだこともあったとか。。。(缶の裏もセクシー)
今のところ、椰樹 天然椰子汁は日本のお店では見つけにくい商品なので、【ネット通販】を利用するのが簡単かもしれません。特にまとめ買いを考えている場合は結構な重さになるので、通販で運んでもらうのが良いと思います。
ココナッツの香りが好きなかたにぜひ一度は飲んでほしいドリンク、おすすめです!