「日本在住外国人インフルエンサーはなぜ近年注目されているのか?」
「そもそも外国人インフルエンサーはどんなひとがいるのか?」
「企業や自治体の活用した成功事例が知りたい」
この記事はこんな疑問に答えます。
筆者は、インバウンド業界に5年以上携わっており、これまでに50名以上のインフルエンサーマーケティング(インフルエンサーを起用して広告や情報発信すること)を実施してきました。
そんな経験から、日本在住外国人インフルエンサーについて深堀りしていきます。
今度こそ「効果が出る」事業をつくるヒントとなるかもしれません。
そもそも日本在住外国人インフルエンサーとはどんなひと?
そもそも「日本在住外国人インフルエンサーとはどんなひとか」を整理していきます。
活躍しているインフルエンサーの大半が日本で就労ビザ、学生ビザ、永住権を持っている外国人です。
そして、彼らは日本から「自国のユーザーに向けて、母国語で発信」しています。
みなさんもYouTubeで海外に住んでいるYoutuberがその地の生活や観光を発信しているチャンネルを見たことがありませんか?
現地に住んでいるひとが母国語で海外の情報を発信すると、かなり理解度と説得力が増しますのよね。
なので、日本在住外国人インフルエンサーも自国のユーザーにかなり影響力と発信力を持っているのです。
では、具体的にどんな人気インフルエンサーがいるのか?紹介していきます。
人気の日本在住外国人インフルエンサー10選
外国人インフルエンサーのタイプは発信しているSNS・ターゲット国・チャンネル特性で分類することができます。
今回は、「SNS別で」人気の日本在住外国人インフルエンサーを紹介していきます!
日本在住外国人トップYoutuber
ONLY in JAPAN * GO
アメリカ出身で、英語圏の日本旅行に興味のある視聴者に対して発信力がある旅行系Youtuberです。
インバウンド系のYoutuberで彼を知らない人はいないぐらい、超有名です。
動画は、ドキュメンタリー番組かと思うぐらいハイクオリティで、一つひとつの動画の内容が非常に濃いです。
Paolo from TOKYO
Paolo from TOKYOも、訪日旅行を外国人ユーザーに発信している人気Youtuberです。
アメリカ育ちで日本人の奥さんがいて、旅行がメインのチャンネルですが、日本のライフスタイルも幅広く発信しています。
企業や自治体とのタイアップも多数実施しており、自然体で発信しているため、企業タイアップ動画でも高いパフォーマンスを誇っています。
街中を歩いていると、訪日外国人に囲まれるぐらい欧米豪の訪日旅行者から絶大な支持を受けています。
※欧米豪市場に強い人気Youtuberをお探しですか?
その他にも欧米豪市場の訪日外国人旅行者に影響力のあるトップYoutuberは多数います。
こちらの記事で人気Youtuberを紹介しているのであわせてチェックしてみてください▼
Ryuuu TV / 學日文看日本
RyuuuTVは、中国系マレーシア人のRyuと中国語が堪能な日本人Yumaのカップルチャンネルです。
2021年1月現在で登録者数177万人と、訪日旅行・文化を中国語で発信するYouTubeチャンネルとしては最大級です。
留学生のRyuが外国人の目線で、日本の食、文化、観光情報を発信する様子は新鮮で、多くの訪日旅行を検討している中国語ユーザーを囲っています。
日本在住の外国人インスタグラマー
続いては、インスタグラムで活躍している在住インスタグラマーを紹介していきます。
stellalee92
Stellaは日本在住のインドネシア出身トップインスタグラマーです。
ご覧の通り「The インスタ映え」という写真で構成されたアカウントです。
日本各地のインスタ映えスポットを巡り、訪日旅行の魅力を世界中に発信しています。
PopJapan 波波日本
「PopJapan 波波日本」は台湾で人気の訪日旅行メディア「PopDaily」が手がける、日本特化の情報発信アカウントです。
Cheeserland
Cheeserlandは、日本在住のマレーシア出身の著名人/トラベル・ライフスタイルブロガー。以前シンガポールに在住し、マレーシアと日本を頻繁に行き来していたため、シンガポールへの影響力も大きいことも特徴です。
NHK Tokyo Kawaii TVやNHK Worldで出演していたタレントでもあり、国内の知名度も高いです。
日本が大好きで47都道府県制覇に向けて日本各地を旅行しながら、日本旅行も魅力を発信しています。
Weiboで人気の日本在住インフルエンサー
ラストは中国本土で利用されているWeiboでの日本在住トップインフルエンサーをご紹介していきます。
中国ともなるとやはりフォロワー数が凄まじいですねww
林萍在日本
長年にわたり、日本の情報を発信してきた、Weiboインフルエンサーの草分け的な存在です。
2021年1月現在では、Weiboでのフォロワー数570万人と国内中国人インフルエンサー堂々のNo.1です。
官公庁系業務も数多く手掛けており、また中継実 績も多く、ファンの支持が高いアカウントの一つ。
企業とタイアップして実施したライブ動画配信では、300万人以上視聴されるという大記録も残しています。
Etsuna悦奈inTokyo
中国出身のEtsunaはWeibo上で日本のファッションに関する発信をしており、ファッション系アカウントとしては国内最大級です。(フォロワー200万人以上)
また、多摩美術大学大学院を卒業しており、プロのファッションコーディネーターでもあります。
なぜ今日本在住外国人インフルエンサーが注目されているのか?
なぜ今となって日本在住外国人インフルエンサーが注目されているのか?
端的にいうと「インバウンド市場(訪日旅行市場)」の急成長です。
菅総理大臣が前日、コロナで落ち込んだインバウンド市場を立て直し、当初計画の「2030年までに年間6000万人」を目指すと提言しました。
そんな期待に期待されている市場であるインバウンドにおいて、外国人インフルエンサーによる情報発信がかなり効果的であるということを各所で認識されるようになりました。
具体的には、インバウンド市場においてこんな効果・成功事例が見られるようになったためです。
・訪日旅行者向け旅行商品を扱う事業者と相性ばっちり
→いままでリーチし辛かった、海外の人々に対して幅広く、深く情報発信ができるようになった
・外国人旅行者を誘致したい地方自治体や国からタイアップの依頼が急増して各所で成功事例が
→PR動画を発信して何百万回再生されたり、効果が明確にみえた
・在住外国人インフルエンサーの紹介するエージェントが増えた
→需要増にともない、国内のPR会社も増えた
日本在住外国人インフルエンサーを起用した広告の成功事例
外国人をターゲットとした事業を展開している企業や誘致したい自治体・行政機関との相性は良いということがおわかりいただけたかと思いますが、
実際に日本在住外国人インフルエンサーを起用した広告で成功した事例はどんなものがあるのでしょうか?
インフルエンサーマーケティングの成功事例はここ数年でかなり増えてきましたが、中でも特に大きな成功を収めた例を2つ程挙げます。
成功事例① アメリカ人Youtuberが広島の「過去」と「現在」を発信し140万回再生
前述した「トップYoutuber」で紹介したONLY in JAPAN * GOの企業タイアップ動画が、凄まじいスピードで拡散され、140万回以上再生されました。
訪日旅行者向けのツアーを販売する事業者とのタイアップ動画で、広島の過去、現在、そして未来についてツアーに参加しながら解説するという動画です。
これによりより多くの日本旅行に関心がある人に広島の街を紹介できただけではなく、歴史ツアーの認知度も大きく向上することができた好例です。
成功事例② 次の日からココイチで外国人の行列が?!
現在は母国に帰国してしまいましたが、去年までは在日外国人トップYoutuberであったSimon and Martina。
一時期日本のテレビで話題になった「ココイチでなぜか外国人で溢れている現象」。。
その理由を探ると彼らが公開したこの動画がきっかけだったようです。
やはりYoutuberの影響力のすごさを再認識しました。
在日外国人インフルエンサーを起用したときの予算は?コンタクト方法は?
一般的にタイアップ動画の相場は、100万フォロワー以上だと1.5-3円/フォロワーと言われています。
なので、仮に100万人フォロワーのYoutuberにお願いするときは動画1本150万円〜300万円が相場です。
100万フォロワー以下のYoutuberの相場はフォロワーあたり1-2円ぐらいです。
50万フォロワーだと、動画1本50万円〜100万円が相場です。
インスタ投稿の場合、レートが若干下がり、フォロワーあたり0.5~2円が相場です。
どうやってインフルエンサーにコンタクトするの?
インフルエンサーにタイアップ投稿をオファーする方法は2つあります。
・自分で直接コンタクトする(YouTubeやインスタプロフィールのコンタクト先から連絡)
・PR会社(エージェント)経由でオファーする
自力で直接インフルエンサーにオファーする方法もありますが、返信率が低いです。
そして、個人との広告契約となるため少々不安もあります。。
ただ、エージェントの手数料が発生しないため、安価に広告契約できるというメリットもあります。
一方で、最も主流なのが「PR会社(エージェント)経由でのオファー」です。
もちろんエージェントに対する手数料は発生してしまいますが、企業間での契約、日本語でのやりとりが可能になるというメリットがあります。
ただ、この外国人インフルエンサーを紹介可能なエージェントを探すのにも結構手間がかかるのは事実です。。
(私の経験からすると5社ぐらいにあたって、希望とマッチするインフルエンサーを紹介してくれるところは1社あるかないかぐらいです、、)
そこで、inbaund では、ターゲット国・商材に応じて効果が期待できるインフルエンサーを紹介してくれる適切なエージェントを無料でご紹介可能です。
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