韓国のお菓子を買おうとして、パッケージのハングルだけでは中身の見当がつかず手が止まった経験はないだろうか。ランキング記事を読んでも、30品も40品も並んでいると結局どれを選べばいいか分からない。
ここでは数を10品に絞った。基準はひとつ。日本にいながら、次もまた買えるかどうか。韓国の現地限定品やコンビニの新作は入れていない。
ランキングの決め方と、味の地図
順位は次の3つで決めた。
- 日本で継続して手に入るか。 ドンキや韓国食材店、通販のどれかで常時見かけるもの
- 発売から年数が経っているか。 韓国で長く売れ続けている商品は外れが少ない
- 最初の1袋にしやすいか。 クセの強いものは同じ部門の中で下に置いた
甘いお菓子としょっぱいお菓子を一列に並べると、上位が好みの問題になってしまう。なので「甘い系」と「しょっぱい・辛い系」の2部門に分けた。
どれがどの方向の味なのか、先に地図で見ておくと選びやすい。
左上の「甘くて軽い」と右上の「しょっぱくて軽い」は、日本のスナックに慣れた人でも入りやすい。下の段に行くほど韓国らしい濃さが出てくる。初めてならまず上の段から1つずつ、というのが失敗しにくい買い方だ。
地図にあるロッテのマランカウ(牛のキャラクターが目印のソフトキャンディ)と、ヘテのマッドンサン(ピーナッツ入りの揚げ菓子に水飴をからめたもの)はランキングの外に置いた。日本で見かける頻度が下の10品より少ないためで、味の位置を比べる目安として載せている。
甘い系ランキングTOP5
1位 オリオン チョコパイ
1974年に韓国で発売された、ビスケットでマシュマロを挟んでチョコでコーティングしたお菓子。パッケージに大きく書かれた「情(ジョン)」の一文字が目印になる。日本のロッテのチョコパイとは別物で、こちらはマシュマロの弾力が強く、ビスケットがやや硬め。冷蔵庫で冷やすとマシュマロが締まって、食感の差がはっきり出る。
日本のチョコパイと並べて食べ比べると、同じ名前でも方向が違うのがよく分かる。
2位 ロッテ ペペロ
細長いプレッツェルにチョコをかけた、日本のポッキーに近い形のお菓子。韓国では11月11日が「ペペロデー」と呼ばれ、友人や恋人同士で贈り合う習慣がある。オリジナルのほか、アーモンド、ヌードペペロ(中にチョコが入ったタイプ)など種類が多い。
3位 農心 バナナキック
1978年から売られているバナナ味のコーンスナック。口に入れると溶けるように崩れる軽い食感で、甘さはバナナ牛乳に近い。子どものおやつの定番として韓国では誰でも知っている。
4位 オリオン コブクチップ チョコチュロス味
生地を4層に重ねて揚げたチップス。「コブク」は亀の意味で、甲羅のような形からこの名前がついた。チョコチュロス味はシナモンシュガーとチョコの組み合わせで、4層ならではのザクザク感が強い。日本のSNSでもよく見かけるようになった一袋だ。
コーンスープ味やシナモン味もあり、甘い系とは別に「しょっぱい側」の選択肢も持っている。
5位 ヤックァ(薬菓)
小麦粉にごま油と蜂蜜を練り込み、揚げてからシロップに漬けた韓国の伝統菓子。花形の型で抜いた見た目が特徴で、しっとりした生地から蜂蜜と生姜の香りが立つ。韓国では若い世代の間で再び流行り、コンビニでも見かけるようになった。
1個が小さいわりに甘さが濃い。緑茶やほうじ茶と一緒に、1つずつ食べるくらいがちょうどいい。
しょっぱい・辛い系ランキングTOP5
1位 ヘテ ハニーバターチップ
2014年の発売直後に韓国で品薄が続き、社会現象にまでなったポテトチップス。はちみつの甘さとバターの塩気が交互に来る「甘じょっぱい」の代表格で、韓国のお菓子に同じ味付けが増えるきっかけになった。
甘い系としょっぱい系の中間にいるので、どちらが好きか分からない人の1袋目にも向いている。
2位 オリオン イェガム
油で揚げずに焼いて作るポテトスナック。表面がさらっとしていて、手が汚れにくい。オリジナルのほかチーズグラタン味が人気で、ポテトチップスより軽く、クラッカーより芋の味が濃い。
3位 農心 セウカン
1971年発売のえびせん。韓国で「セウ」はえびの意味。日本のかっぱえびせんに近いが、えびの香りがより強く、軽く焦がしたような香ばしさがある。ビールのつまみとしても定番。
4位 農心 ヤンパリング
名前は「玉ねぎの輪」。リング状のスナックに玉ねぎの甘みとガーリックが効いている。軽くて食べやすいが、1袋開けると止まらない系統の味。
5位 ヘテ 新堂洞トッポッキスナック
ソウルの新堂洞(シンダンドン)はトッポッキの店が集まる通りとして知られる。そのトッポッキのタレを、細長い餅のような形のスナックにまとわせたもの。甘辛で後から唐辛子が効いてくる。10品の中ではいちばん辛い。
辛さに慣れていない人は、コチュジャン系の甘辛が好きかどうかをこの1袋で確かめるといい。
ほかの韓国お菓子も見たい人は、以前に書いた本場韓国で人気のお菓子・スナックランキングにクラウンのバターワッフルやトローリの地球グミなど、今回と別の10品を載せている。
韓国お菓子と一緒に買いたいドリンク
お菓子だけ揃えると、韓国らしさは半分で止まる。韓国のコンビニでお菓子と一緒にかごに入るのは、日本では見かけない果肉入りジュースやサイダーだ。
KOKYO MARKET では、お菓子と相性のいい韓国ドリンクを扱っている。
ヘテ ぶどうボンボン

ぶどうの果肉がそのまま入ったジュース。噛むように飲むので、甘いお菓子の合間に口の中を切り替えるのに向く。缶の底に果肉が残りやすいので、よく振ってから開ける。
KOKYO MARKET で見る(5,175円) / 楽天市場で「ぶどうボンボン」を探す
ロッテ 七星サイダー

韓国でサイダーといえばこれ、という定番。レモンライム系で甘さは日本のサイダーより控えめ。セウカンやトッポッキスナックのような塩気・辛さのあるお菓子と合わせると後味が軽くなる。
KOKYO MARKET で見る(3,393円) / 楽天市場で「七星サイダー」を探す
他のドリンクは韓国の大人気ドリンク・ジュース8選にまとめている。
韓国お菓子は日本のどこで買える?
実店舗と通販、それぞれ得意なものが違う。
| 買える場所 | 品揃え | 向いている人 |
|---|---|---|
| ドン・キホーテ | 定番品が中心。店舗によって差が大きい | 1袋だけ試したい |
| 新大久保・鶴橋などの韓国食材店 | 種類が多く、新作も入りやすい | 近くに住んでいる、選びながら買いたい |
| カルディ | 扱いは少なめ。店舗と時期で入れ替わる | 他の輸入食品とまとめて買いたい |
| 通販 | 箱買い・まとめ買いが中心 | 気に入った商品をまとめて買いたい |
ドンキと韓国食材店
ドンキは韓国食品の棚を持つ店舗が多く、チョコパイやハニーバターチップのような定番なら見つかりやすい。どの商品があるかはドンキで買える韓国お菓子に書いた。
種類を見比べたいなら、韓国食材店が集まるエリアに行くのが早い。東京なら新大久保で、店ごとの特徴は新大久保で韓国食品が買えるスーパー・専門店で紹介している。
通販で買うなら
近くに店がなければ通販になる。お菓子は軽いぶん、1袋だけだと送料のほうが高くつく。何品かまとめて頼むのが前提と考えておいたほうがいい。
→ 韓国・台湾・中国などアジアの食品とお酒を直輸入で扱う。韓国ドリンクやブルダック炒め麺と一緒に頼める
- 楽天市場
→ 韓国お菓子の取り扱いが多く、セット販売も探しやすい。楽天ポイントが貯まる
韓国食品の通販サイトをもっと比べたい人は、韓国輸入食品が買えるおすすめネット通販も参考になる。
買う前に知っておきたいこと
通販で韓国お菓子を買うとき、気をつけたい点が2つある。
ひとつは賞味期限。 輸入に時間がかかるぶん、国内のお菓子より残りの期限が短い状態で届くことがある。箱買いするなら、食べきれる量かどうかを先に考えておく。
もうひとつはパッケージの違い。 同じ商品でも、韓国国内向けと輸出向けでパッケージや内容量が違う場合がある。写真と届いた物の見た目が少し違っても、中身は同じことが多い。気になるなら商品ページの原産国とメーカー名を確認しておけば安心だ。
まずは味の地図の上の段から2〜3品。そこで好みの方向が分かれば、次に買うものは自然と決まってくる。



