鎮江香酢は、中国の中華料理店には当たり前のように置いてあるメジャーな調味料で、黒酢のように色が黒いのが特徴的です。
読み方は、「ちんこうこうず」と読みますが、「香醋」と表記される場合があり、この場合は「こうさく」と読みます。
- 福建省「永春老醋」
- 山西省「山西老陳醋」
- 江蘇省「鎮江香醋」
これら3つを中国三大名酢と言いい、鎮江香酢もその中のひとつになります。
鎮江は、中国の江蘇省にある都市の名前で、鎮江香酢は300年もの歴史のある鎮江の特産品です。
鎮江香酢は中国ではメジャーで、中華料理店には必ず置いてありますし、スーパーにも当たり前のように置かれています。
しかし、日本で鎮江香酢を購入するには多少のハードルを乗り越える必要がありそうです。
そこで今回は、鎮江香酢はどこで買えるのか？鎮江香酢の効果や飲み方もまとめてみました。
また、お得に買えるおすすめネット通販も紹介します！
Contents
鎮江香酢は偽物がいっぱい？黒酢との違いは何か
鎮江香酢は、ビンに黄色のラベルの装飾を施したものが多く、どれも同じに見えるのですが、良く見ると円の中のマークが違います。
有名メーカーのラベルを模倣してつくるメーカーが続出したため、このような見た目になり、「鎮江香酢＝黄色ラベル」というイメージが出来上がりました。
模倣しているだけで、「偽物」というわけではないそうです。
各メーカーで味が異なるので好みの味を探し出すのも面白いでしょう。
おすすめブランドは「恒順金山牌 鎮江香酢」
とはいえ、せっかく買うのなら人気の鎮江香酢を買いたいですよね。
私がおすすめする鎮江香酢のブランドは、「恒順金山牌」です！
こちらの香酢は、ありふれた酢の中でも25倍ものアミノ酸・クエン酸を含んでおり、香りが豊かで、酸味も柔らかいのが特徴！
昔は皇帝などの一部の上級民しか使用することが許されておらずとても貴重なお酢でした。
それらの特徴から「宝の酢」と言われていたそうです！
そんな貴重なお酢を、今は一般的に購入することができます。
この背景を知っているだけで、贅沢な気分になれますよね。
鎮江香酢と黒酢の違いは？
「鎮江香酢と黒酢は色が黒いし何が違うんだろう？」と、思う方も多いはず。
実は、原料や熟成させる期間が異なるのです。
鎮江香酢と黒酢の違いは以下の通りです。
原料
- 香酢：もち米
- 黒酢：玄米、うるち米、大麦など様々
熟成期間
- 香酢：半年～数年
- 黒酢：1～3か月
となります。
鎮江香酢の効果・効能は？
鎮江香酢は、中国医学大典という辞典に出てくるほど、品質はもちろん、健康によい食材とされています。
アミノ酸が豊富で健康に良く、ダイエット中の不足した栄養素を補うのにもピッタリなんです。
他にも鎮江香酢には、以下のような効果・効能が期待できます。
- 酢酸、クエン酸、オリゴ糖：便秘改善効果・大腸の働きを促進
- 酢酸：血流の改善・高血圧対策
- クエン酸：疲労回復
- アミノ酸：肌の保湿を促進・美肌効果
健康に良い鎮江香酢を効率的に摂取できるように、カプセルタイプのサプリメントも販売されています。
手軽に飲める上に、栄養素を簡単に確保できるのは、忙しい現代人にピッタリな摂取方法ですよね。
鎮江香酢の飲み方は？
鎮江香酢は、料理に使うことができますが、飲むこともできるんです！
しかし、普段の見慣れていない人がいきなり酢を飲むのには抵抗があると思います。
そんな時は「はちみつとお湯」で割って飲んでみてください。
独特な香りや味が薄まり、飲みやすくなりますよ。
本場中国では、コーラで割って飲むこともあるんだそうです！
鎮江香酢の味や使い方は？
鎮江香酢の味は、私たちが普段使い慣れている酢よりも刺激が抑えられており、なおかつ風味が濃厚なんです！
それは、半年から数年かけて熟成させるからだそうで、風味の正体は鎮江香酢に豊富に含まれている「アミノ酸」のおかげ！
日本食にはないような、クセのある味がするので初めて食べるときは驚くと思いますし、好き嫌いが分かれる味でもあります。
鎮江香酢の使い方としては、揚げ物にかける、ドレッシング代わり、つけダレなどがあります。
本場中国では、水餃子、小籠包、皮蛋豆腐、お粥、麺、飲茶、点心のお供に、鎮江香酢をつけて使用することが多いです！
鎮江香酢はどこで売ってるの？
販売店①：中国物産店
中国の食品・食材を販売している物産店なら、鎮江香酢を置いているお店も多いでしょう。
中国では人気で定番の調味料であり、本格的な中華料理屋には欠かせないものなので、日本に住んでいる中国人にも需要があるんです！
横浜の中華街に行けば物産店はたくさんあるので、比較的簡単に手に入れられると思います。
東京ですと、池袋や新宿（新大久保）、上野あたりに中国の物産店が多くあります。
その他の地域ですと、名古屋や大阪にも中国の物産店が多く立ち並んでいるので、機会があれば立ち寄ってみてくださいね。
販売店②：友諠商店
私は中国食材を専門に取り扱うスーパー、「友誼商店」で鎮江香酢をゲットしてきました。
上記の物産店の1つになるとおもうのですが、関東を中心に大阪、福岡にもお店を展開しているので、別枠で紹介しますね。
お店の中は、中国の商品がズラーッと並べられており、見ているだけでも満足感があります。
点心や精肉の冷凍品も売られているので、近くの中華料理屋もこのお店を利用されているみたいです！
店員さんは中国人で、店員さん同士の会話も中国語でしたので、こういう局面になれていない私は若干の緊張感が漂います。
日本語しかしゃべれませんので、レジの際に中国語で話しかけられてうろたえてしまいましたが、日本人だと気づいてくれて日本語で対応してくれました。
物産店や専門店に入るには勇気がいると思いますが、覗くだけでも楽しいと思うので、お近くの友誼商店や中国の物産店をチェックしてみてください！
販売店③：KALDI ／ カルディ
コーヒーと輸入食品を買う多く取り扱うお店です！
店内は外国の珍しい食品・食材で溢れかえっています。
私はカルディに、鎮江香酢が置かれているのを見たことがあります。
カルディのオンラインショップにも置かれています。
販売店④：業務スーパー
業務用の大容量食品が購入できるスーパーです！
大容量なのに価格が安く、品揃えも良いので節約時に助けられます。
業務用スーパーにも、鎮江香酢が置かれているという口コミを発見しましたが、取り扱いは店舗によりけりみたいです！
確実に手に入れたい場合は、事前に店舗へ確認しておきましょう。
販売店⑤：成城石井
輸入食品や自家製総菜が度々話題に上がるスーパーです！
駅の近くに店舗があるのが特徴で、仕事やお買い物のついでに寄れるので助かります。
こちらにも、鎮江香酢が置かれていたという目撃情報がありましたが、確実に手に入れたい方は店舗へお問い合わせをお願いします！
販売店⑥：ネット通販「KOKYO」
日本にいる輸入食品好きの人、在留外国人へ向けて、中国と台湾の商品を販売するオンラインショップです！
もちろん日本人でも利用することができます。
中国や台湾の食品をお取り寄せできるので、日本にいても中国の味を堪能できますよ。
豊富な品揃えと、業界最安値を目指し運営しているそうです！
業務用や大量買いに便利な、大容量のセットが格安で購入できるのも魅力的！
まとめ：鎮江香酢は料理でもOK！飲んでもOK！な栄養満点食材だった
今回は、中国の定番調味料の1つ、「鎮江香酢」をご紹介しました。
サプリメントとして発売されるほど栄養素が豊富に含まれており、美肌効果のある「アミノ酸」は、鎮江香酢の濃厚な風味を感じさせてくれます。
点心などのつけダレとして食べたり、ハチミツとお湯で割って飲んだり、お好きな方法でお召し上がりください。
フライにかけたり、ドレッシングの代用として使用もできるので、意外と幅を利かせることもできますよ。
本場中国では、コーラで割って飲むのが一時期流行したそうなので、概念にとらわれずに自由に飲んでみるのも楽しそうです！
鎮江香酢は、中国の食材の中でも比較的、店舗でも手に入れやすい商品だと思いますが、外に出ずに、確実に入手できるネット通販でのお買い物がおすすめ！
好き嫌いが分かれる味ですが、興味が持てた方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？
