カルディの入口でコーヒーを渡され、そのまま奥へ進むと壁一面がワインになる。値札は880円から6,000円台まで並び、POPには手書きで「渋み控えめ」「魚に合う」と書いてある。親切ではある。ただし棚は季節で入れ替わる。
公式オンラインストアのランキング上位を軸に、赤・白・スパークリングから20本を選んだ。価格は公式オンラインストア掲載の税込価格(2026年9月時点)で、店舗とは違う場合がある。
カルディのワインが安く感じる理由
輸入元を絞らないのが大きい。自社で直輸入する銘柄と、国内の輸入商社から仕入れる銘柄を混ぜて棚を作っている。だから同じ棚に、大手の定番と名前を聞いたことのない生産者が並ぶ。
価格帯の置き方も効いている。ワイン専門店は2,000円以上から本気になるが、カルディの主戦場は1,000〜1,500円だ。この帯に十数種類を用意して、週替わりで回転させている。
品種名が読める銘柄が多いのも初心者向きの理由になる。「カベルネ・ソーヴィニヨン」「シャルドネ」とラベルに大書きしてあれば、産地の知識がなくても味の見当はつく。
カルディのワインおすすめランキング【赤ワイン編】
肉料理を前提にした濃いものから、冷やして飲める軽いものまで揃う。渋みが苦手なら6〜8位のあたりから入るといい。
1位 レッドウッド カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ/880円)
カルディの赤で最初に名前が挙がる1本。カリフォルニア産のカベルネ・ソーヴィニヨンで、黒い果実の甘い香りに、渋みは角が立たない程度に残る。880円なら毎日開けられる。
2位 カステッロ・ディ・チゴニョーラ ドディチドディチ(イタリア/1,716円)
公式ストアの赤ワインランキング上位の常連。色が濃く、熟した果実とスパイスの香りが立つ。1,700円台としては飲みごたえがあり、来客のときに開けても格好がつく。
3位 ファレスコ ウンブリア・メルロー(イタリア/1,276円)
イタリア中部ウンブリア州のメルロー。プラムやブルーベリーを思わせる香りで、渋みは丸い。赤が苦手な人に出しても残らないタイプ。
4位 マノワール・グリニョン カベルネ・シラー(フランス/1,199円)
フランス産の混醸で、カベルネの骨格にシラーの黒胡椒めいた香りが乗る。1,200円を切る価格帯のフランス赤としては味が痩せにくい。同じシリーズにシャルドネもあり、ラベルの色で見分けられる。
5位 シガッラ・グランパッソ(イタリア/1,628円)
濃い。甘さを感じるほど果実味が前に出て、アルコールのボリュームもある。牛肉の煮込みや熟成チーズのような強い相手でないと押し負ける。軽い赤を探しているなら避けたほうがいい。
6位 ハメケン・セラーズ エル・パソ(スペイン/1,342円)
テンプラニーリョとシラーを合わせたスペインの赤。カシスのジャムのような甘い香りに、柔らかいタンニンが続く。スペイン赤の入口としては値段も味も無理がない。
7位 チャオ プリミティーヴォ メルロー(イタリア/1,188円・1,000ml)
750mlではなく1リットル入り。1本で2〜3日引っ張る家庭には、この容量が効く。プリミティーヴォの熟した果実味とメルローの丸さが混ざって、渋みは控えめ。「チャオ」は缶の泡も含むシリーズ名。
8位 クラウス・カイザー ピノ・ノワール ナーエ(ドイツ/1,342円)
ドイツ・ナーエ地方のピノ・ノワール。色は淡く、渋みはほとんど感じない。赤なのに軽く冷やして飲めるので、夏場や、脂の乗った魚に合わせたいときに使える。ドイツの赤は日本の棚では数が少ない。
カルディのワインおすすめランキング【白ワイン編】
辛口が中心だが、ドイツの甘口も定番として置いてある。ワインの酸味が苦手なら12位から試すと印象が変わる。
9位 レッドウッド シャルドネ(アメリカ/880円)
赤と同じシリーズの白。樽由来のバターやトロピカルフルーツの香りがはっきり出るタイプで、880円でこの厚みは珍しい。鶏肉のソテーやクリーム系のパスタと合う。
10位 マノワール・グリニョン シャルドネ(フランス/1,199円)
樽を強く効かせないフランスのシャルドネ。柑橘と白い花の香りで、酸味はまっすぐ。9位のアメリカ産と飲み比べると、同じ品種でも産地で表情が変わるのがよく分かる。
11位 ムーンライト・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド/1,398円)
青草とグレープフルーツの香りが勢いよく立つ。香りが分かりやすいので、ワインの印象を言葉にする練習にちょうどいい。サラダや白身魚のカルパッチョに。
12位 ジョゼフ・ドラーテン ツェラー・シュヴァルツェ・カッツ(ドイツ/1,485円)
やや甘口のドイツ白。桃や柑橘、白い花の香りがあり、アルコール度数も低めに作られている。「ワインは酸っぱくて苦手」という人に出すと評価がひっくり返ることがある。黒猫のラベルが目印。
13位 アンリ・エーラール ゲヴュルツトラミネール レゼルヴ(フランス/2,090円)
アルザスの白。ライチとバラの香りが強烈で、一度嗅ぐと品種名を覚えてしまう。味わいはやや辛口だが、香りの甘さで甘口のように感じる。中華やスパイス料理に合う。
14位 GWF フランケン シルヴァーナー カビネット・トロッケン(ドイツ/1,496円)
ドイツ・フランケン地方のシルヴァーナー。トロッケンは辛口を指す。ドイツ白の甘口のイメージとは逆で、酸味は硬く、余韻に少し苦みが残る。和食に合わせやすい方向の白。
15位 チャオ ピノ・グリージョ(イタリア/1,188円・1,000ml)
7位の赤と同じ1リットルシリーズの白。ピノ・グリージョは香りが穏やかで癖がなく、料理を選ばない。冷蔵庫のドアポケットに常備しておく用途に向いている。
カルディのワインおすすめランキング【スパークリング編】
シャンパンと同じ製法のものから、缶入りの微発泡まで幅が広い。祝いの席に持っていくなら16〜17位、家で軽く開けるなら18〜19位。
16位 アライアンス・ヴァン クルトワジー ブラン・ド・ブラン ブリュット(フランス/1,298円)
公式ストアのスパークリング部門で上位の常連。ブラン・ド・ブランは白ブドウだけで造った泡を指す。柑橘と青りんごの香りで、辛口。
17位 カバ ポエマ ブリュット(スペイン/1,628円)
スペインのカバ。マカベオ、チャレッロ、パレリャーダの3品種を使い、シャンパンと同じく瓶の中で二次発酵させる。泡が細かく、持続する。手土産に向く。
18位 カーサ・ベッラルベロ ランブルスコ・ロッソ・セッコ(イタリア/1,298円)
赤の微発泡。セッコは辛口の意味で、甘いほうが好みなら同じシリーズのドルチェ(1,118円)がある。冷やして飲む赤で、渋みがほとんどないので、赤ワインが苦手な人でも入れる。ピザや揚げ物に強い。
19位 チャオ ロゼ スパークリング缶ワイン(イタリア/305円・200ml)
200ml缶で305円。開けたら飲みきる前提なので、平日の夜に1本だけという飲み方に合う。微発泡でやや甘口。同じ缶シリーズにビアンコとモスカートもある。
20位 アンリ・エーラール クレマン・ダルザス ブリュット(フランス/2,178円)
クレマンはシャンパーニュ地方以外で瓶内二次発酵で造る泡の呼び名。アルザスのものは酸味がきれいに残る。2,000円台前半で本格的な泡を探しているなら候補に入る。
カルディで失敗しない選び方
POPの手書き部分を読む。 印刷されたスペックより、店員が書き足したコメントのほうが情報量が多い。「渋み少なめ」「よく出ています」の一言は、実際に売れている棚から出ている。
迷ったら1,200円前後を1本。 カルディの品揃えはこの帯が最も厚い。880円台は当たり外れの幅があり、2,000円超は本数が絞られる。
同じシリーズで色違いを買う。 レッドウッドやマノワール・グリニョンのように赤と白が揃うシリーズは、造り手が同じぶん比較しやすい。
在庫は季節で動く。 夏はロゼと白、冬は濃い赤と泡に棚が寄る。定番品でも輸入のタイミングで途切れるので、気に入った銘柄は見つけたときにまとめて買うほうがいい。
国別の味の傾向から広く選びたいなら、海外ワインおすすめ30選にフランスからジョージアまでまとめてある。
カルディ以外で輸入ワインを買うなら
店舗は「行ってみないと分からない」のが弱点になる。狙った銘柄を確実に手に入れたいときは通販のほうが早い。
→ スペイン・オーストラリア・ベトナムのワインを直輸入で扱う。カルディの棚では見かけないサングリアや中国の桂花陳酒が揃うのが強み。まとめ買いで1本あたりの送料負担が下がる
- 楽天市場
→ フランス・イタリアの銘柄数が厚く、6本・12本のセット売りが多い。ポイントを乗せられる
- カルディ公式オンラインストア
→ 店舗で売り切れた銘柄や、オンライン限定の飲み比べセットが買える

KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

ソルトブッシュ シャルドネ クオリア・ワインズ 750ml 1,980円
クオリア・ワインズ ソルトブッシュ カベルネ・ソーヴィニヨン 750ml オーストラリアワイン 1,980円
白ワイン サングリア アラリカ 2,000円
赤ワイン サングリア アラリカ 2,000円

送料や品揃えを含めた通販の比較は輸入ワインが買えるネット通販10選にまとめてある。ワイン以外の酒も含めて探すなら輸入酒が買えるネット通販10選のほうが早い。
よくある質問
カルディのワインは店舗と通販で値段が違う?
違うことがある。公式オンラインストアの価格が基準になるが、店舗では期間限定の値引きや、逆にセット販売しかない銘柄も出る。この記事の価格は公式オンラインストア掲載のもの(2026年9月時点)を載せている。
カルディで一番人気のワインは?
公式オンラインストアのランキングでは、赤はドディチドディチとレッドウッド カベルネ・ソーヴィニヨン、白はレッドウッド シャルドネ、泡はクルトワジー ブラン・ド・ブランが上位に入る。順位は入れ替わる。
880円のワインでもおいしい?
安いワインは畑の収穫量を絞らず、樽で寝かせる期間も短い。複雑さは出ないかわりに、果実の香りがまっすぐ出る。料理と合わせて飲むなら、価格差ほどの違いは出ない。
最初の3本をどう選ぶか
20本を順に試す必要はない。方向の違う3本から始めると、自分の好みが言葉になる。渋みの基準としてレッドウッド カベルネ・ソーヴィニヨン、酸味の基準としてムーンライト・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン、甘口のツェラー・シュヴァルツェ・カッツ。合わせて3,200円ほどで3方向の端が押さえられる。
並べて飲めば、次に棚の前に立ったとき「渋みはもう少し弱いほうがいい」と言えるようになる。POPを読む目も変わってくる。
おつまみを一緒に買うならカルディで買えるベトナムお菓子・スナックランキングTOP8も参考になる。



