「韓国ビールってどこに売ってるの」と検索する人の多くは、一度は酒売り場を探して空振りしている。それもそのはずで、韓国ビールは銘柄によって置いてある場所がまるで違う。
TERRA(テラ)はコンビニの棚に普通に並ぶ。一方でCASS(カス)は、同じコンビニをいくら回しても出てこない。韓国では圧倒的に飲まれている銘柄なのに、日本の流通には乗っていないからだ。
つまり「韓国ビールが売っている店」を探しても答えは出ない。探すべきは「その銘柄が売っている店」になる。銘柄ごとの入手ルートと、店頭で見落としがちな棚の位置を整理した。
銘柄で入手ルートが分かれる
日本で流通している韓国ビールは、大きく3層に分かれる。
大手流通に乗っている層。 TERRA と韓国産バドワイザーがここ。コンビニ、スーパー、ドラッグストアの酒コーナーまで届いている。
韓国食材の流通に乗っている層。 CASS、HITE(ハイト)、KLOUD(クラウド)など。日本の一般的なコンビニやスーパーではほぼ扱いがなく、韓国食材店・輸入酒専門店・通販が主なルートになる。
通販でしか現実的に買えない層。 KABREW のようなクラフト系や、フレーバー系の限定銘柄。店頭で偶然出会えたら運がいい、という位置づけだ。
| 銘柄 | 度数 | 主な入手ルート |
|---|---|---|
| TERRA(テラ) | 4.6% | コンビニ・スーパー・酒販店・通販 |
| 韓国産 Budweiser | 5.0% | スーパー・酒販店・通販 |
| CASS(カス) | 4.5% | 韓国食材店・ドン・キホーテ・やまや・通販 |
| HITE(ハイト) | 4.3% | 韓国食材店・通販 |
| KLOUD(クラウド) | 5.0% | 韓国食材店・通販 |
| FILITE(フィライト) | 4.5% | 韓国食材店・通販 |
| クラフト・フレーバー系 | 4.5〜6.3% | 通販が中心 |
銘柄そのものの味や特徴は日本で買える韓国ビールのランキングに7品ぶんまとめてある。飲みたい銘柄が決まっていない段階なら、先にそちらを見てから戻ってくるほうが早い。
探すときのコツを1つ。「韓国ビール」で検索すると輸入食品店の詰め合わせが大量に出てきて、目当ての銘柄に辿り着けない。銘柄名をカタカナとアルファベットの両方で叩くと絞り込める。
「売ってない」の半分は棚を見落としている
店員に聞く前に確認してほしいことがある。韓国ビールは「ビール」の棚に無いことがある。
日本と韓国では、そもそも「ビール」の定義が違う。日本の酒税法では麦芽の使用比率が50%以上でないとビールに分類されず、50%未満は発泡酒になる。韓国では麦芽10%以上でビールと呼べる。
この差のせいで、韓国では堂々とビールとして売られている銘柄が、日本に入ってきた途端に「発泡酒」や「リキュール(発泡性)」の表示に変わる。すると陳列も変わる。ビールの棚ではなく、発泡酒・新ジャンル・輸入酒のコーナーに置かれる。
TERRA はオーストラリア産の麦芽を100%使っているので、日本でもビール表示のままだ。棚も国産ビールの並びに入っていることが多い。ここが銘柄によって置き場所がバラつく理由になっている。
売り場で探すときは、次の3か所を順に見るといい。
- 輸入ビール・海外ビールのコーナー
- 発泡酒・新ジャンルの棚
- アジア食品/韓国食品コーナー(酒売り場から離れた場所にあることがある)
3番目が盲点になりやすい。韓国ラーメンやトッポギと同じ島に、ビールだけ置かれている店は珍しくない。
店舗で買う場合
コンビニ
TERRA は2023年3月にローソンで先行販売され、その後セブン-イレブンをはじめ全国の酒販店・スーパー・コンビニに広がった。緑の缶なので棚で見つけやすい。
ただし酒類を扱わない店舗や、輸入ビールの枠自体を持たない小型店では置いていない。同じチェーンでも駅ナカの小型店と郊外の大型店では棚の構成が違う。1店で無かったからチェーン全体に無い、とは限らない。
CASS や HITE をコンビニで探すのは、現状ほぼ空振りになる。日本の大手コンビニの定番棚には入っていないので、韓国で毎晩飲んでいた銘柄を帰国後にコンビニで探して見つからない、という流れになりやすい。
ドン・キホーテ
韓国食品コーナーを持つ店舗が多く、そこに CASS の缶が並んでいることがある。韓国ラーメン・お菓子・コスメと同じ一角なので、酒売り場だけ見て帰らないほうがいい。
店舗ごとの品揃えの差が大きいのが弱点だ。都市部の大型店ほど韓国コーナーが充実している。ドンキで買える韓国食品の全体像はドンキホーテで買える人気韓国食品ランキングにまとめた。
カルディコーヒーファーム
輸入ビールの棚があり、韓国ビールが入ることもある。ただし常設ではなく、韓国フェアの時期に増えて、終わると消えるという動き方をする。「行けばある」とは考えないほうがいい。
やまや・成城石井などの酒販店
酒の専門店は輸入ビールの棚が広いぶん、韓国銘柄が混ざる確率が上がる。やまやや成城石井で CASS を見かけたという報告はある。ただしこれも定番商品として常に置いているわけではなく、入荷のタイミング次第になる。
確実に欲しいなら、店に電話して銘柄名で在庫を聞くのが早い。
業務スーパー・イオンなどの大型スーパー
イオンやイトーヨーカドーのような大型店は、輸入ビールの棚に韓国銘柄を並べていることがある。売り場面積が広い店ほど当たりやすい、という単純な相関になる。
小型のスーパーではまず期待できない。
新大久保・鶴橋の韓国食材店
店頭で確実に買いたいなら、ここが本命になる。東京の新大久保にある「韓国広場」や「ソウル市場」は、CASS や HITE といった韓国の定番ビールを扱っている。大阪なら鶴橋のコリアタウンが同じ役割を果たす。
韓国広場は職安通りに面した150坪の店で、3,000種類ほどの韓国食材が並ぶ。ソウル市場は新大久保駅から徒歩5分、朝9時から夜23時まで開いている。仕事帰りに寄れる時間帯なのは助かる。
品揃えの幅はコンビニやスーパーとは比較にならない。韓国の食材やお菓子と一緒に買えるので、家で韓国料理を作る流れで揃えるならこの選択肢が合う。チキンとビールで「チメク」をやるなら、鶏肉とヤンニョムを同じ店で買って帰れる。全国の韓国食材店は日本全国の韓国食品・食材が買えるスーパー・専門店に一覧がある。
問題は、韓国食材店が近所にある人のほうが少ないことだ。そこで詰むなら、次の通販の話に進んでほしい。
通販で買う場合
銘柄を指定して、本数を決めて、確実に届かせる。この3つを同時に満たせるのは通販だけになる。

→ 韓国・中国・台湾から欧州まで直輸入。TERRA は2本・6本・24本から選べる。北海道と九州以外は送料無料
- 楽天市場
→ 韓国食品専門店が多数出店。CASS や KLOUD のケース買いはここが探しやすい
- Amazon.co.jp
→ 定番銘柄が中心。届く速さで選ぶならここ
- Qoo10
→ 韓国系のセラーが多く、日本の店頭に並ばない銘柄が出ることがある
TERRA を試すなら、まずは少ない本数から。

オーストラリア産麦芽100%のラガー。苦味が軽く炭酸が強めで、ヤンニョムチキンのような濃い味の韓国料理に合う。2本・6本・24本から選べる。
KOKYO MARKET で見る(1,800円) / 楽天市場で「TERRA(テラ)ビール 瓶 JINRO 韓国ビール 330ML」を探す
本数で1本あたりが大きく変わる
通販は本数の刻みが選べるぶん、単価の振れ幅が店頭より大きい。KOKYO MARKET の TERRA(330ml瓶)で並べるとこうなる。
| 買い方 | 総額(税込) | 1本あたり |
|---|---|---|
| 2本 | 1,800円 | 900円 |
| 6本 | 2,900円 | 約483円 |
| 24本 | 8,900円 | 約371円 |
2本と24本で1本あたりが2倍以上違う。試すだけなら2本、味が分かっているなら24本、というのがはっきり分かれる価格の付き方になっている。迷ったら6本が中間になる。(2026年9月時点)
店頭で買う場合は、CASS の350ml缶がおよそ150〜250円、500ml缶が250〜350円あたりが目安になる。単価だけ見れば店頭のほうが安く見えるが、探し回る手間と空振りの可能性が乗る。1本だけ欲しいのか、常備したいのかで判断が変わってくる。
CASS や KLOUD のように自社で扱いのない銘柄は、楽天市場の韓国食品店を当たることになる。
銘柄を決めずに手を広げたいなら、飲み比べのセットから入るほうが無駄が出ない。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

ヘテ ぶどうボンボン 340ml 韓国人気果肉入りフルーツジュース 5,175円
眞露 チャミスル マスカット 焼酎 13度 360ml JINRO 韓国産チャミスル 2,010円
TERRA(テラ)ビール 瓶 JINRO 韓国ビール 330ML 1,800円
三養 カルボブルダック炒め麺 105g 1,860円
韓国以外の輸入ビールまで含めた通販の比較は輸入ビールが買えるネット通販8選にある。送料の条件を店ごとに並べてあるので、まとめ買いを考えているなら先に見ておくと総額の見積もりがずれない。
目的別、どこから買うか
今日中に1〜2本ほしい。 コンビニかドン・キホーテ。実質 TERRA 一択になるが、思い立った日に飲める。
銘柄にこだわらず安く数を揃えたい。 やまや、業務スーパー、大型スーパーの輸入ビール棚。何が置いてあるかは運次第なので、行ってから決める買い方になる。
CASS や HITE を確実に。 韓国食材店か通販。近くに新大久保・鶴橋クラスの店がなければ、通販のほうが速い。
クラフトや珍しい銘柄を開拓したい。 通販一択。店頭で揃えるのは現実的でない。
注文する前に確認しておくこと
表示が「発泡酒」でも中身は同じ。 日本の酒税法に合わせた分類が変わっているだけで、韓国で売られているものと製品が違うわけではない。表示を見て「偽物では」と不安になる必要はない。
度数を見ておく。 韓国ビールは4.3〜5.0%あたりが中心で、日本の大手ラガーと大きく変わらない。焼酎をビールで割る「ソメク」をやるなら、チャミスルの度数も合わせて確認しておくと配分を決めやすい。
年齢確認がある。 酒類は20歳以上でないと買えない。通販では注文時に生年月日の入力を求められ、受け取り時にも確認が入ることがある。置き配の指定は外しておくほうが確実だ。
送料の条件を確定前に見る。 瓶ビールは重い。330ml瓶24本なら箱ごとで10kg近くになるので、送料の条件次第で総額が数百円から千円単位で動く。KOKYO MARKET は北海道1,320円・九州990円で、それ以外の地域は無料になっている。
賞味期限と飲み切れる本数。 ケース買いは単価が下がるが、24本を1人で飲み切るには時間がかかる。香りが落ちる前に消費できる量かどうかで決めるといい。ホームパーティーの予定があるなら話は別で、そこは一気に減る。
冷やす場所を空けておく。 24本の箱は場所を取る。冷蔵庫に入るぶんだけ移して残りは常温保管、という運用になるので、置き場所を先に決めておくと箱が玄関に居座らない。
最初の1本をどこで買うか
韓国ビールを飲んだことがないなら、TERRA をコンビニで1本買ってみるのが手軽だ。緑の缶で見つけやすく、価格も国産ビールと大きくは変わらない。
そこで韓国のラガーの感じが掴めたら、次は通販に移る。CASS、HITE、KLOUD と飲み進めるルートは、店頭ではまず用意できない。少なくとも日本の一般的なスーパーの棚には並んでいない。
飲み比べのセットで方向を掴んで、当たった銘柄をケースで買う。この2段構えなら、買う場所で迷う時間はほとんど無くなる。韓国のお酒全体まで広げたいなら韓国の美味しいお酒ランキング10選に焼酎とマッコリも入れてある。



