ラクサはマレーシアとシンガポールの麺料理で、ひと口にラクサと言っても中身はかなり違う。ココナッツミルクで濃厚に仕上げたものもあれば、魚だしとタマリンドで酸っぱくしたものもある。
インスタントで探すときに迷うのはここだ。「本場の味」と書かれていても、どのラクサの本場なのかが書かれていない。
ここでは日本で手に入るインスタントのラクサと、その近縁の麺を7品選んだ。並べる前に、まずラクサの系統をざっと押さえておく。これが分かると、通販の商品名だけで中身の見当がつくようになる。
ラクサとは?カレーラクサとアッサムラクサの違い
ラクサは、米粉の麺や中華麺をスパイスの効いたスープで食べる料理の総称だ。中国系移民とマレー系の食文化が混ざって生まれた「ニョニャ料理」の流れをくむ。大きく分けると2つの系統がある。
| 系統 | スープ | 主な地域 |
|---|---|---|
| カレーラクサ | ココナッツミルク+海老だし+チリ。まろやかで、辛さは後から来る | クアラルンプール、シンガポール |
| アッサムラクサ | タマリンドの酸味+サバなどの魚だし。ココナッツは入らない | ペナン |
「アッサム」はマレー語でタマリンドのこと。名前のとおり、アッサムラクサはスープが酸っぱい。カレーラクサを想像して食べると、まったく別の料理に感じるはずだ。
日本の店やインスタント麺で「ラクサ」とだけ書かれていたら、ほぼカレーラクサだと思っていい。シンガポール風ラクサもこちらに入る。アッサムラクサのインスタントは日本ではかなり見つけにくい。
ペナンの屋台料理「ホワイトカレーミー」も、ココナッツと海老だしのスープという点でカレーラクサによく似ている。厳密にはラクサではない。それでもラクサ好きが次に手を伸ばす麺としてよく名前が挙がるので、今回のランキングに入れた。
インスタントラクサの選び方
選ぶときに見るのは2点。スープの系統と、どこまで手間をかけられるかだ。
お湯を注いで3分で済ませたいなら、カップ麺の一択になる。鍋で麺を茹でる袋麺にすると、スープの濃さと麺の食感がぐっと本場寄りになる。ペーストから作る方法は手間がかかるぶん、具を好きに足せる。アッサムラクサを家で食べたいなら、今のところペーストが一番の近道だ。
辛さについては、どの商品もメーカーが辛さの段階を公表していない。チリペーストが別添になっている袋麺は、入れる量で調整できる。辛いものが苦手なら、最初は半分だけ入れて味を見るといい。
インスタントラクサおすすめ7選
1. プリマテイスト ラクサ ラミアン
シンガポールのプリマテイストが作るラクサの袋麺。1袋185gと重く、パウダー状のココナッツミルクと、海老だしの効いたスパイスペーストが入っている。麺は太めで弾力が強い。インスタントのラクサを1袋だけ試すなら、まずここから。
アメリカのインスタント麺レビューサイト「The Ramen Rater」の歴代トップ10で、2016年から3年続けて1位に選ばれた袋麺だ。日本ではカルディの定番商品として知られている。
メーカーはシンガポールの会社だが、スープはココナッツと海老を軸にしたカレーラクサそのもの。マレーシアのラクサを探して最初に買う1袋として、選んで外れにくい。袋が重いのは、スープの素がたっぷり入っているからだ。
作り方は袋の裏の手順どおりでいい。麺を茹でて湯を切り、別に溶いたスープと合わせる。茹で時間を守ると、太麺の弾力が残る。
2. MyKuali ペナン ホワイトカレー麺
マレーシア・ペナン島のブランド MyKuali(マイクアリ)の看板商品。ココナッツクリームとカレーペーストで作る白っぽいスープに、チリペーストが別添になっている。麺は66gと日本の袋麺より少し少なめ。
楽天市場で「MyKuali ペナン ホワイトカレー麺」を探す
ペナンの屋台料理「ホワイトカレーミー」を袋麺にしたもの。The Ramen Rater の歴代トップ10でも上位の常連で、プリマテイストと並んで名前が挙がることが多い。
カレーという名前だが、スープは黄色ではなく白っぽい。ココナッツのまろやかさと海老の旨みが先に来て、辛さは別添のチリペーストで後から足す作りだ。チリを入れる前にひと口飲んでおくと、スープの素の味が分かる。
楽天では1袋のほか、3袋・6袋・12袋のセットでも出ている。
3. カップヌードル シンガポール風ラクサ
日清食品の「世界のカップヌードル」シリーズのひとつ。2023年4月に再発売された。内容量80g(めん60g)。お湯を注ぐだけで、ココナッツと海老の香るスープになる。
鍋も丼もいらない。職場の昼食で、まずラクサがどんな味か確かめたい人にはこれがいちばん早い。
日本のメーカーが作っているので、本場の袋麺に比べると香りは穏やか。そのぶん初めてでも食べやすい。スーパーやコンビニで見かけることもあるが、店によって置いていない時期があるので、確実に手に入れたいなら通販のケース買いになる。
4. 成城石井 シンガポール風ラクサ
成城石井のプライベートブランド。店頭の惣菜コーナーで売っている自家製ラクサがロングセラーで、常温で持ち帰れる「スープ&フォー」シリーズにもシンガポール風ラクサがある。楽天では5食入りで出ている。
成城石井のラクサは2011年に期間限定で出て、そのまま通年の定番になった。ナンプラーや干しえびといった現地の食材をスープに使っている。
店頭の自家製ラクサはチルドで、電子レンジで温めて食べる。通販で買えるのは常温の袋のほうだ。近くに成城石井があるなら、両方食べ比べてみると違いがよく分かる。
5. プリマテイスト カレー ラミアン

ラクサ ラミアンと同じシリーズのシンガポールカレー味。ココナッツ入りのカレースープで、海老だしの主張はラクサより控えめ。1袋178g。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「プリマテイスト カレー ラミアン」を探す
ラクサ ラミアンが気に入った人の2袋目に向く。麺は同じ太麺で、スープだけがシンガポールカレーに変わる。
ラクサとの違いは海老の香りだ。ラクサの海老だしが少し強すぎると感じた人は、こちらのほうが食べやすいかもしれない。The Ramen Rater の歴代トップ10にはこのカレー味も入っている。
6. アヤム ラクサペースト

AYAM(アヤム)ブランドの、マレーシア産ラクサペースト。100g。ココナッツミルクと麺を別に用意して作る。
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ここから先はペーストで作るタイプだ。袋麺より一手間かかるが、ラクサの濃さや具を自分で決められる。
作り方は、鍋でペーストを炒めて香りを出し、ココナッツミルクと水でのばすだけ。そこに茹でた米麺を入れる。海老や厚揚げ、茹で卵、もやしをのせれば、屋台のラクサにかなり近づく。
7. ITP FOODS ペナン アッサムラクサ

ITP FOODS のペナン アッサムラクサのペースト。マレーシア産の60g入りで、ハラル認証がある。タマリンドの酸味と魚だしのスープを家で作れる。
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日本でアッサムラクサを食べようとすると、ほぼこのペーストに行き着く。袋麺やカップ麺ではまず見かけない。
スープは酸っぱくて辛い。ココナッツが入らないぶん、カレーラクサよりずっとさっぱりしている。本場ではミントやパイナップル、生の玉ねぎをのせ、「ハコー」という黒い海老みそを落として食べる。家で作るなら、ミントと玉ねぎだけでも印象が変わる。
楽天では、プラウンミー・カリーミーと組み合わせた3種の詰め合わせも出ている。ペナンの麺料理をまとめて試したい人はそちらが便利だ。
インスタントラクサを本場の味に近づけるコツ
袋麺でもカップ麺でも、具を足すだけでぐっと本場らしくなる。
- 海老:むき海老をスープで軽く煮る。海老だしの香りが強くなる
- 厚揚げ:ラクサの定番の具。スープを吸わせてから食べる
- 茹で卵:半分に切ってのせる
- もやし:さっと湯通しして、麺の下に敷く
- ライム:カレーラクサに少し搾ると、ココナッツの重さが軽くなる
麺を替えるのもひとつの手だ。ペーストから作るときは、太めのライスヌードルかビーフンを使うと食感が屋台に近い。

スープが濃すぎると感じたら、お湯ではなくココナッツミルクを足して調整する。お湯で薄めると香りまで薄まってしまうからだ。
インスタントラクサが日本で買える場所
実店舗
カルディコーヒーファームは、プリマテイストのラクサ ラミアンを定番で置いている。ただ人気商品なので、店によっては品切れしていることもある。
成城石井は自社のシンガポール風ラクサを扱っている。店頭の自家製ラクサはチルド、常温の袋は店によって置き方が違う。
カップヌードルのシンガポール風ラクサは、一般のスーパーやコンビニで見かけることがある。
MyKuali や アッサムラクサのペーストは、実店舗では輸入食品の専門店でないとまず見つからない。東京で探すなら、東京で輸入食品が買えるスーパー・専門店20選にエリア別でまとめている。
通販
種類を選びたいなら、通販がいちばん確実だ。
- 楽天市場(リンクは下)
→ プリマテイスト、MyKuali、ラクサペーストまでひととおりそろう。まとめ買いのセットも多い。楽天ポイントを貯めている人向け
→ ラクサそのものの扱いはないが、ペーストから作るときに要るココナッツミルクやライスヌードル、ビーフンを直輸入で扱う。インドネシアやベトナムのインスタント麺もそろうので、東南アジアの麺を食べ比べたいときにまとめて買える
- Amazon
→ 急ぎのときに。出品者によって価格の差が大きいので、1袋あたりの値段を確認してから買う
KOKYO MARKETでそろうラクサの材料と東南アジアの麺
ペーストからラクサを作るなら、スープのベースになるココナッツミルクが要る。

タイ産のココナッツミルク400ml。ラクサペースト1袋に対して1缶が目安。カレーラクサのスープのベースになる。
KOKYO MARKET で見る(2,100円) / 楽天市場で「Natural Bloom ココナッツミルク」を探す

ベトナム産の乾燥ビーフン300g。ラクサの麺として使える。茹で時間が短く、スープに入れてすぐ食べられる。
KOKYO MARKET で見る(1,500円) / 楽天市場で「Safoco 乾燥ビーフン」を探す

冷凍のエビ団子400g。ラクサの具にすると、海老の風味が足せる。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「鮮蝦丸 エビ団子」を探す
ラクサと同じように、スパイスとスープで食べる東南アジアの即席麺もある。インドネシアのソトミーは、レモングラスの香るチキンスープ。ココナッツは入らないので、ラクサよりずっと軽い。

インドネシアのインドミーが作るチキンスープ味の袋麺。レモングラスの香りがあり、辛さは穏やか。
KOKYO MARKET で見る(5,700円) / 楽天市場で「INDOMIE ソトミー」を探す
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

INDOMIE ミーゴレンプダス 80g – 激辛ガーリックがやみつきのインドネシア焼そば 5,700円
INDOMIE ソトミー 75g – レモングラス香る爽やかチキンスープ味 5,700円
INDOMIE スペシャルチキン 75g – ハーブが香るスパイシーで上品なチキン味 5,700円
INDOMIE ミーゴレン 80g – 本場の甘辛ソースがやみつき!インドネシア風焼きそば 5,700円
東南アジアの即席麺をもっと広げたいなら、人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類8選も参考になる。インドネシアの食材をまとめて買いたい人は、インドネシア食材が買えるネット通販5選で送料の条件を比べている。
まとめ:最初の1袋はプリマテイストかMyKuali
迷ったら、手間で決める。
- お湯を注ぐだけで済ませたいなら カップヌードル シンガポール風ラクサ
- 鍋で作れるなら プリマテイスト ラクサ ラミアン
- ラクサの近縁まで試したいなら MyKuali ペナン ホワイトカレー麺
- 酸っぱいラクサを食べてみたいなら ITP FOODS ペナン アッサムラクサ
プリマテイストでカレーラクサの味をつかんでから、MyKuali やアッサムラクサに広げていくと、系統ごとの違いがはっきり分かる。
マレーシアの味をお土産や差し入れで配りたくなったら、マレーシアのお土産お菓子|ばらまき・個包装のおすすめ10選も見てみてほしい。



