マレーシアのスーパーのお菓子売り場は、思っていたより広い。ビスケットだけで棚が一列埋まり、その多くがマレーシアの会社のものだ。日本ではあまり知られていないが、マレーシアは東南アジアでも指折りのビスケットの産地になっている。
だからばらまき土産の候補は多い。困るのは、1人1つに分けられるかどうかがパッケージの外からは分かりにくいことだ。
ここでは、職場や学校で配ることを前提に10品を選んだ。並びは「小分けになっているか」「マレーシアらしさが伝わるか」「帰国後に日本で買い足せるか」を合わせた編集部のおすすめ順で、売上の順位ではない。
ばらまき用は「小分け」と「暑さ」で選ぶ
大袋のお菓子を配ると、袋を開けて小皿に分ける手間が出る。10人以上に配るなら、袋の中でさらに小袋に分かれているものか、1本ずつ包まれたスティックを選ぶ。マレーシアのビスケットは「2枚×10パック」のように中が小分けになった商品が多く、ここは選びやすい。
気をつけたいのは暑さ。クアラルンプールは一年中30度前後になる。チョコレートは、ホテルの部屋に置いておくだけで柔らかくなることがある。買うのは帰国の前日か空港にして、スーツケースの真ん中に入れる。
もう1つ、甘いものだけでそろえないこと。しょっぱいものを1種類混ぜておくと、甘いものが苦手な人にも行き渡る。
右上と左上に入るものは、そのまま職場に持っていける。右下のドリアンやダイジェスティブは、家族や親しい人に袋ごと渡すほうがいい。
マレーシアのお菓子には、ハラール認証のマークが付いたものが多い。イスラム教徒の多い国なので当然だが、職場にムスリムの同僚がいる場合にも配りやすい。
持ち帰る前に確認したいこと
屋台や市場には、マンゴスチンやランブータンが山積みになっている。けれど植物防疫所のマレーシア向けの一覧では、生のマンゴー、マンゴスチン、ランブータン、パパイヤ、ライチ、バナナは「持ち込めません」とされている。生のドリアン、パインアップル、ココヤシは、マレーシア政府機関の検査証明書と入国時の検査の両方が要る(植物防疫所「マレーシア」)。
肉にも注意がいる。ビーフジャーキーや肉でんぶのような肉製品は、お菓子売り場に並んでいても、輸出国の検査証明書がなければ日本に持ち込めない(動物検疫所)。
紅茶は同じ一覧で「検査なしで持ち込めます」。ビスケットやチョコ、グミのような加工品で止められることはまずない。迷ったら、税関の手前にある植物検疫カウンターで見せればいい。
缶のジュースやソースは液体物なので、機内に持ち込む手荷物には入れずスーツケースへ。お酒も一緒に持ち帰るなら、免税の本数と液体の扱いを海外のお酒をお土産で持ち帰るときのルールにまとめてある。
マレーシアのお土産お菓子おすすめ10選
1. ジュリーズ ピーナッツバターサンド
ジュリーズ(Julie’s)はマレーシアのビスケットメーカー。四角いクラッカーでピーナッツバターのクリームを挟んだこの商品が、いちばんよく知られている。
中は2枚ずつの小袋に分かれていて、1袋ぶんがちょうど1人1つになる。甘さと塩気が半々で、甘いものが得意でない人も手を出しやすい。ばらまき用に迷ったら、まずこれ。
日本では富永貿易が輸入していて、楽天市場で「2枚×10パック」の袋が買える。帰ってから数が足りないと気づいても、取り返しがつく。
2枚ずつの小袋入り。甘さと塩気が半々で、職場のばらまき向き。
同じジュリーズのル・モンドは、チーズやレモンのクリームを挟んだシリーズ。こちらも小袋に分かれている。
2. ベリーズ(Beryl’s)のチョコレート
マレーシアのチョコといえばベリーズ。看板はティラミスアーモンドで、アーモンドをチョコで包み、ココアパウダーをまぶしてある。
土産物店では大きな缶や箱が目立つ。ばらまき用なら、スーパーに並ぶ小箱や小袋のアソートを探すといい。ペトロナスツインタワーの絵が入った箱は、マレーシアに行ったことがひと目で伝わる。
弱点は熱。空港で買うか、買ったらすぐ冷房の効いた場所に置く。
日本の楽天市場で「ベリーズ」と検索すると、同じ名前の製菓用チョコ(日本のブランド)ばかりが出てくる。マレーシアのベリーズはほとんど見つからなかったので、現地で買っておく。
3. LOT100 のグミ
LOT100 はマレーシアのグミのブランド。マンゴー、ぶどう、いちごなど果物の味が多く、酸味の強いサワーのシリーズもある。
果汁感が強く、子どもにも大人にも渡しやすい。個包装かどうかは種類によって違うので、ばらまきに使うなら袋の表示を確かめてから買いたい。
日本の楽天市場でも3袋セットなどが売られている。
マレーシアのグミ。マンゴー味が定番で、酸っぱいサワー系もある。
4. マミー モンスター(Mamee Monster)
ベビースターラーメンに近い、そのまま食べるスナック麺。マレーシアの子どもにとっての駄菓子で、モンスターのキャラクターが描かれた小袋が目印だ。
小袋を何袋かまとめたパックで売られていて、そのまま配れる。しょっぱい枠の1品として入れておきたい。
日本の楽天市場では、同じマミー社の即席麺は見つかったが、このスナック麺は見当たらなかった。現地で買う。
5. ハップセン(Hup Seng)のクリームクラッカー
ピンポン玉のようなロゴが付いた、マレーシアの定番クラッカー。甘くない、素朴な塩味のクラッカーで、マレーシアでは朝食やおやつにコーヒーと合わせて食べられている。
小分けのパックになった商品を選べば、配りやすい。甘いお菓子の横に1つあると、手に取る人は意外と多い。
日本の楽天市場でも扱いがある。
マレーシアの定番クラッカー。甘くない塩味で、コーヒーに合う。
6. OLDTOWN のホワイトコーヒー
お菓子ではないが、ばらまき土産としてはかなり優秀。ホワイトコーヒーは、イポーという町で生まれたマレーシアのコーヒーで、低めの温度で焙煎した豆にミルクを合わせる。苦みが少なく、甘くてまろやか。
OLDTOWN はそのホワイトコーヒーを広めたチェーンで、3in1のスティックがスーパーで大袋入りで売られている。1本ずつ包まれているので、袋を開ければそのまま配れる。粉なので液体の心配もない。
日本の楽天市場でも、マレーシアから輸入された大袋が見つかる。
7. BOH(ボー)の紅茶
BOH は1929年に始まった、キャメロンハイランドの紅茶ブランド。高原の茶畑で育った茶葉で、マレーシアで最もよく見かける紅茶だ。
ティーバッグの箱は軽くて、つぶれてもお菓子ほど困らない。マンゴーやパッションフルーツの香りを付けた箱もある。紅茶は検疫で「検査なし」の扱いなので、持ち帰りで迷うこともない。
日本の楽天市場では、ティーバッグの箱が何種類も扱われている。
8. マレーシア限定の味のキットカット
キットカットはマレーシアでも作られていて、ときどき日本にない味が出る。パンダン(東南アジアで香り付けに使う葉)の味など、東南アジアらしいものが並ぶこともある。
ミニサイズの袋なら1本ずつ包まれていて、配りやすい。限定の味は時期と店で入れ替わるので、見つけたときに買っておく。チョコなので、ベリーズと同じく暑さには注意。
9. フリーズドライのドリアン
生のドリアンは、先に書いたとおり検査証明書がないと持ち帰れない。代わりになるのがフリーズドライで、サクッと軽く、口の中でドリアンの甘さがはっきり出てくる。
においは残る。職場で開けるなら、一言かけてからにしたい。配るより、ドリアンを食べてみたいと言っていた人に渡すほうがいい。
日本でもフリーズドライのドリアンは楽天市場で見つかる。
10. MYBizcuit のダイジェスティブ
全粒粉のダイジェスティブビスケット。オリジナルのほか、チョコやレーズンの味がある。
1袋250gと大きめなので、職場に配るより家族向け。楽天市場では「マレーシア土産」として3袋セットが売られている。
全粒粉のビスケット。袋が大きいので家族向け。
マレーシアで買うなら、どこで買うか
同じお菓子でも、買う場所で値段と品ぞろえが変わる。
- スーパー(AEON、Jaya Grocer、Mydin など):ジュリーズやハップセン、LOT100、ホワイトコーヒーの大袋がそろう。ばらまき用を一度に買うならここ
- コンビニ(セブン-イレブン、KK Mart など):マミー モンスターやキットカットの小袋を少しずつ買い足すのに向く
- セントラルマーケット(クアラルンプール):ベリーズの箱や、バティック柄の雑貨と一緒にお土産を探せる
- クアラルンプール国際空港:ベリーズやBOHの売り場があり、チョコを溶かさずに持ち帰るならここで買うのが確実。値段は町のスーパーより高め
Mydin のような地元向けの大型スーパーは、同じ商品でも観光地の土産物店より安いことが多い。時間があれば1軒寄っておきたい。
日本でマレーシアのお菓子が買える場所
配る数を数え間違えた。マレーシア帰りの人からもらって、自分でも買いたくなった。そういうときに日本でどこまで手に入るのか、10品を楽天市場で探してみた(2026年9月時点)。
| 商品 | 日本の通販 | 備考 |
|---|---|---|
| ジュリーズ ピーナッツバターサンド | 買える | 富永貿易の輸入品 |
| ベリーズ チョコ | ほぼ無い | 同名の日本の製菓用チョコが出てくる |
| LOT100 グミ | 買える | 3袋セットなど |
| マミー モンスター | 見当たらない | 即席麺のみ |
| ハップセン クラッカー | 買える | 缶や大袋が中心 |
| OLDTOWN ホワイトコーヒー | 買える | マレーシアからの輸入品 |
| BOH 紅茶 | 買える | ティーバッグ各種 |
| キットカット限定味 | 見当たらない | 限定味は現地のみ |
| フリーズドライ ドリアン | 買える | 産地は商品ごとに確認 |
| MYBizcuit | 買える | 3袋セット |
ベリーズ、マミー モンスター、限定のキットカットの3つは、日本で探しても手に入りにくい。現地で多めに買っておくならこの3つだ。
通販ごとの違いはこうなる。
→ 東南アジア・中国・台湾・韓国の食品とお酒を直輸入で扱う自社の通販。マレーシアの隣国インドネシアのお菓子や、東南アジアで飲まれている飲み物がそろう
- 楽天市場
→ ジュリーズ、LOT100、ホワイトコーヒー、BOH など、マレーシアの商品名で探すとき
KOKYO MARKET にはマレーシア製のお菓子はまだ少ない。代わりに、ばらまきに使える東南アジアのお菓子がある。
インドネシアの Deka ロールウエハースは、クリームを巻いた細いウエハースが1本ずつ包まれていて、20本入りの袋なら1袋で1部署に回る。ドリアン味は、マレーシア帰りのお土産に添えても話が通じる。

1本ずつ包まれたロールウエハース。ドリアン味は東南アジア土産の話のネタに。
KOKYO MARKET で見る(11,100円) / 楽天市場で「Deka ドリアン味ウエハース 14g×20」を探す

同じDekaのチョコ味。ドリアンに抵抗がある人にはこちら。
KOKYO MARKET で見る(11,100円) / 楽天市場で「Deka ダークチョコ ウェハース 14g×20」を探す
マレーシアで一番よく飲まれている飲み物の1つが、ミロだ。屋台では、冷たいミロの上にミロの粉を山盛りにした「ミロ・ダイナソー」が定番になっている。KOKYO MARKET で扱っているのはベトナムで作られた紙パックのミロで、冷やしてそのまま飲める。

東南アジアで定番のミロ。紙パックで冷やしてそのまま飲める。
KOKYO MARKET で見る(8,000円) / 楽天市場で「ネスレ ミロ 180ml」を探す
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

DEKA 抹茶ウエハース 270g – 本格抹茶とサクサク食感 Deka Matcha Roll / Deka Wafer Roll Can Matcha Greentea 270g(12×2cs) 11,800円
DEKA チョコバナナ ウエハース 300g – サクサク食感で子供にも大人気! / Deka Wafer Roll Can Choco Banana 300g(12×2cs) 11,800円
Deka ドリアン味ウエハース 14g×20 – Deka Wafer Roll Durian / Deka Wafer Roll Jumbo Cheesy Durian 14gx20(12×2cs) 11,100円
Deka ダークチョコ ウェハース 14g×20 – Deka Wafer Roll / Deka Wafer Roll Jumbo Dark Chocolate 14g×20(12×2cs) 11,100円
ほかの国のばらまき土産とまとめて比べたいときは海外土産のばらまきお菓子おすすめ21選を、隣のタイに寄るならタイのお土産お菓子おすすめ10選を見てほしい。
まとめ
- 職場に配るなら、ジュリーズのピーナッツバターサンドがいちばん無難。小袋入りで、日本でも買い足せる
- チョコ(ベリーズ、キットカット)は暑さで溶ける。空港で買うか、帰国前日に買う
- しょっぱい枠にはマミー モンスターかハップセンのクラッカーを
- 生のマンゴスチンやランブータンは持ち帰れない。ドリアンはフリーズドライで
- ベリーズ、マミー モンスター、限定のキットカットは日本で手に入りにくいので、現地で多めに
お菓子のほかに1つ足すなら、ホワイトコーヒーのスティック。軽く、1本ずつ配れて、マレーシアの味がちゃんと伝わる。



