インドミーを買おうとして袋を手に取ると、Mi Goreng、Soto Mie、Rasa Ayam Spesial とインドネシア語の名前が並んでいて手が止まる。どれが焼きそばで、どれがスープなのか。パッケージの写真だけでは判断しにくい。
見分け方そのものは単純だ。「汁なしか、スープか」と「辛いかどうか」。この2つを押さえれば迷わなくなる。インドネシアで出ている主なフレーバーを2つの軸で整理し、日本で継続して買える4種をおすすめ順に並べた。本国でしか見かけない人気の味と、日本での買い方も後半にまとめてある。
インドミーとは|1972年から続くインドネシアの即席麺
インドミー(Indomie)は、インドネシアの食品大手インドフードが製造する即席麺のブランドで、発売は1972年。公式サイトによれば、いまは100か国以上に届けられている。
本国での存在感は大きい。インドネシアは即席麺の消費量で中国(香港を含む)に次ぐ世界2位の国で、その棚の真ん中にあるのがインドミーだ。現地では1袋が日本円で数十円ほどで、学生の夜食にも朝ごはんにもなる。
海外で名前が知られるきっかけのひとつが、2019年に米ロサンゼルス・タイムズ紙が載せた即席麺ランキング「Instant Ramen Power Rankings」だった。トップ10にインドミーから2品が入り、1位はミーゴレンのバーベキューチキン味。評者は、いくつもの小袋に分かれた調味料が合わさったときのまとまりと、スモーキーな鶏の風味が麺の甘さと釣り合っている点を挙げている。
「世界で一番おいしい即席麺」という紹介を見かけたら、出どころはたいていこのランキングだ。1人の評者がつけた順位ではある。それでも、アメリカの大手紙で袋麺が1位になった例として、いまも引き合いに出されている。
インドミーの種類は「汁なし」と「スープ」の2系統
インドミーの商品は、大きく2つに分かれる。
汁なしのミーゴレン(Mi Goreng)。 ミーは麺、ゴレンは炒める・揚げるという意味のインドネシア語。茹でた麺の湯を切り、付属のタレと和えて食べる。日本でいえば汁なしの焼きそばやまぜそばに近い。インドミーの看板はこちらで、フレーバーの数も多い。
スープ麺。 日本の袋麺と同じく、スープごと食べるタイプ。鶏ベースが中心で、レモングラスなどハーブの香りが立つのがインドネシアらしいところになる。
もうひとつの軸が辛さ。袋に「Pedas」(辛い)とあれば辛口だと思っていい。黒いパッケージの「Hype Abis」シリーズはさらに辛い側に振った商品だ。主なフレーバーを辛さとタイプで並べると、次のようになる。
★の付いた4種が、日本の通販で継続して売られているもの。インドネシア本国には地方料理の名前を冠したフレーバーが数十種類あるが、日本で安定して手に入るのはごく一部に限られる。
| フレーバー | タイプ | 味の特徴 | 日本での買いやすさ |
|---|---|---|---|
| ミーゴレン | 汁なし | 甘口醤油とチリソースの甘辛 | ◎ |
| ミーゴレン プダス | 汁なし | ガーリックと唐辛子を効かせた激辛 | ◎ |
| ソトミー | スープ | レモングラスが香るチキンスープ | ◎ |
| スペシャルチキン | スープ | ハーブの辛みが効いたチキン | ◎ |
| バーベキューチキン | 汁なし | 焼いた鶏のスモーキーな風味 | △ |
| サテ | 汁なし | 鶏の串焼きサテのタレ風味 | △ |
| ルンダン | 汁なし | ココナッツミルクとスパイスの煮込み風味 | △ |
| アチェ | 汁なし | 太めの麺にスパイシーなカレー系のタレ | △ |
| サンバル リチャリチャ | 汁なし | 唐辛子ダレの辛口 | △ |
| ハイプアビス アヤムゲプレック | 汁なし | 潰した揚げ鶏と唐辛子の激辛 | × |
| アヤムバワン | スープ | 鶏と玉ねぎのスープ | △ |
| カリーアヤム | スープ | チキンカレー味 | △ |
日本で買えるインドミーおすすめランキング
順位は次の3つで決めた。上にあるほど優先している。
1. 日本で継続して買えるか。 一度気に入っても、次に買えなければ意味がない。
2. 最初の1袋にしやすいか。 辛さとクセが強すぎないものを上に置いた。
3. インドミーらしさが出ているか。 日本の袋麺で代わりが利く味より、インドネシアの味がはっきり分かるものを評価した。
1位 ミーゴレン(オリジナル)

インドミーを1袋だけ買うならこれになる。ブランドの基準になっている味で、ほかのフレーバーはこの甘辛ダレからの派生として作られている。
袋を開けると、調味料の小袋がいくつも出てくる。粉末の調味料、香味油、甘口醤油のケチャップマニス、チリソース、フライドオニオン。これを器に出しておき、湯を切った麺と一気に和える。味の芯はケチャップマニスの甘さだ。チリソースは別袋なので、辛いのが苦手なら半分残せばいい。
2位 ミーゴレン プダス

「Pedas」はインドネシア語で「辛い」。オリジナルのミーゴレンの方向性はそのままに、ガーリックと唐辛子で辛さを一段上げた汁なし麺になる。オリジナルを食べて物足りなかった人の2袋目に向く。目玉焼きを乗せて黄身を崩すと、辛さの角が取れて最後まで食べ進めやすい。
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日本で買えるインドミーの中では、いちばん辛いのがこれ。辛いものが得意でない人は、先にオリジナルで基準をつかんでおいたほうがいい。
3位 ソトミー

インドネシアの黄色いチキンスープ「ソトアヤム」風の味つけをしたスープ麺。レモングラスやライムリーフが香り、ミーゴレンの甘辛さとはまったく違う方向の味になる。もやしや春雨、ゆで卵を足すと、現地のソトアヤムにぐっと近づく。
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汁なしとスープで1袋ずつ試すなら、スープ側はソトミーを選ぶと違いが分かりやすい。ハーブの香りがはっきりしているので、「インドネシアの味」を知る入口としても使いやすい。
4位 スペシャルチキン

現地名は「Rasa Ayam Spesial」。鶏の旨みを軸に、ハーブの辛みを効かせたスープ麺になる。ほんのり辛いものの、辛口と呼ぶほどではない。
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ソトミーのレモングラスの香りが合わなかった人は、こちらのほうが食べやすい。鶏の味が前に出るぶん、野菜や肉を足してもスープが負けにくい。
4種のどれにするか決めきれないときは、次の分岐で選べる。
日本では見つけにくいが、知っておきたいフレーバー
インドミーの評判を海外で押し上げたのは、実は日本にあまり入ってこない味だったりする。輸入品で見かけたら、試す価値があるものを挙げておく。
バーベキューチキン
LA Times の2019年のランキングで1位になった味。ミーゴレンの甘辛ダレに、焼いた鶏のスモーキーな香りが重なる。評者が評価したのもこの甘さと香ばしさの釣り合いだった。海外のアジア食材店では定番の棚に並ぶが、日本では輸入品をたまに見かける程度にとどまる。
ルンダン
肉をココナッツミルクと香辛料でじっくり煮込む西スマトラの料理「ルンダン」を、ミーゴレンのタレに仕立てたもの。ココナッツミルクのコクとレモングラス、ミナンカバウの料理らしいスパイスの香りが前に出る。世界中の即席麺を食べ比べているレビューサイト「The Ramen Rater」では、ミーゴレン ルンダンに5点満点がついている。
麺が手に入らなくても、ルンダンの味そのものは家で作れる。インドフードから料理用の素が出ている。

インドフードの料理用ルンダンの素。肉とココナッツミルクを用意すれば、西スマトラの煮込み料理を自宅で再現できる。
KOKYO MARKET で見る(239円) / 楽天市場で「INDOFOOD ルンダン」を探す
ハイプアビス アヤムゲプレック
「Hype Abis」は2010年代半ばに始まった辛口のシリーズで、基本的にインドネシア国内向けの商品になる。アヤムゲプレックは、揚げた鶏を唐辛子のサンバルと一緒に潰して食べるジャワの料理。2019年にこの味が加わった。
プダスで平気だった人が次に探すのがこのシリーズだが、日本の通販に出てくることはまれだ。
ほかにも、鶏の串焼きサテのタレ風味で甘めのサテ、太めの麺にスパイシーなカレー系のタレを絡めるアチェ、スープ麺ならチキンカレー味のカリーアヤムや鶏と玉ねぎのアヤムバワンがある。インドネシア旅行に行く人がいたら、スーパーで買ってきてもらうのがいちばん早い。
インドミーはどこで買えるか
一般的なスーパーの袋麺売り場には、まず並んでいない。探す先は3つある。
→ ミーゴレン・プダス・ソトミー・スペシャルチキンの4種を40袋入りで取り扱い。2026年9月時点で1箱4,342円、1袋あたり約109円。ケチャップマニスやルンダン・ソトアヤムの素などインドネシアの調味料も同じ店で揃うので、麺と一緒にまとめて買える
- 楽天市場
→ 10袋や20袋の小分け、日本では珍しいフレーバーの輸入品も探せる。楽天ポイントを貯めている人向け
- カルディコーヒーファーム
→ ミーゴレンを店頭で1袋から買える。まず1袋だけ味見したいときに便利。品揃えは店舗によって違う
40袋と聞くと多く感じる。ただ、1袋あたりに直すと日本の袋麺と大きく変わらない。気に入った味が決まっているなら、箱で持っておくほうが結局は手間が少ない。
KOKYO MARKET で扱っているインドミーは次の4種。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

INDOMIE ミーゴレンプダス 80g – 激辛ガーリックがやみつきのインドネシア焼そば 4,342円
INDOMIE ソトミー 75g – レモングラス香る爽やかチキンスープ味 4,342円
INDOMIE スペシャルチキン 75g – ハーブが香るスパイシーで上品なチキン味 4,342円
INDOMIE ミーゴレン 80g – 本場の甘辛ソースがやみつき!インドネシア風焼きそば 4,342円
輸入食品の通販をほかにも比べたいならおすすめ輸入食品通販・オンラインサイト9選、店舗で探したいなら日本で輸入食品が買えるおすすめスーパー・専門店10選にまとめてある。ドン・キホーテの輸入食品の棚はドンキホーテで買えるおすすめ海外食品ランキングで扱っている。
ミーゴレンをおいしく作るコツ
汁なしのミーゴレンは、ちょっとした手順で仕上がりが変わる。
- 麺を茹でているあいだに、小袋の調味料を器に全部出しておく
- 湯はしっかり切る。水気が残るとタレが薄まり、甘辛さがぼやける
- 麺が熱いうちにタレと一気に和え、最後にフライドオニオンを散らす
トッピングの定番は目玉焼き。黄身を崩して麺に絡めると、甘辛いタレがまろやかになる。
甘さが足りなければ、ケチャップマニスを少し足す。タレに入っている甘口醤油と同じものなので、味の方向がずれない。
スープ麺は日本の袋麺と同じ作り方でかまわない。ソトミーなら、もやしと春雨を一緒に煮るとソトアヤムらしくなる。
東南アジアの即席麺をもっと試したいなら、人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類8選がある。タイの食材まで広げるなら日本で買えるタイ食品・食材おすすめランキングも合わせてどうぞ。
よくある質問
インドミーで辛くないのはどれですか
日本で買える4種なら、汁なしのミーゴレン(オリジナル)とスープのソトミーが辛さの低い側になる。ミーゴレンはチリソースが別の小袋に分かれているので、入れる量で辛さを調整できる。
ミーゴレンとナシゴレンの違いは何ですか
どちらもインドネシア料理で、「ゴレン」は炒める・揚げるの意味。ミーが麺、ナシがご飯なので、ミーゴレンは焼きそば、ナシゴレンはチャーハンにあたる。ナシゴレンを家で作るなら、インドフードの素を使うのが手軽だ。

エビペースト(テラシ)とケチャップマニスで味つけする、インドネシア風チャーハンの素。ご飯と卵があれば作れる。
KOKYO MARKET で見る(597円) / 楽天市場で「INDOFOOD ナシゴレン」を探す
インドミーは1袋いくらくらいですか
KOKYO MARKET の40袋入りで、1袋あたり約109円(2026年9月時点)。店頭で1袋ずつ買う場合は、100円台が目安になる。
LA Times で1位になったのはどの味ですか
2019年のランキングで1位だったのは、ミーゴレンのバーベキューチキン味。日本でよく売られているオリジナルのミーゴレンとは別のフレーバーになる。



