インドネシアのお菓子を調べると、出てくるのはほとんどが現地で買うお土産の話だ。バリのパイスス、ジョグジャカルタのチョコレート。読んでいて楽しいが、日本にいる人にはその先がない。
ここでは順番を逆にした。まず日本の通販で実際に買えるものを探し、そこから選んでいる。だから現地の名物でも、日本で手に入らないものは入れていない。
食べたことがある人が「あれをもう一度」と探すときにも、初めての人が1つ試すときにも使えるように、味の方向で3つに分けた。
インドネシアのお菓子は3つに分けると選びやすい
インドネシアのスーパーの菓子売り場は、日本とだいぶ景色が違う。ウエハースとビスケットの棚がとにかく長い。チョコレートでくるんだものより、クリームを挟んだもの、巻いたものが主流だ。
しょっぱい側では、大豆を発酵させた「テンペ」のチップスや、揚げせんべいの「クルプック」が並ぶ。クルプックは乾いた生地のまま売られていることが多く、家で油に落として膨らませる。日本のスナック菓子の感覚で買うと、ここで戸惑う。
日本で買える商品を、甘いかしょっぱいか、袋を開けてすぐ食べられるか揚げる必要があるかで並べるとこうなる。
左上がコーヒーや紅茶と合わせるおやつ。右上がビールのつまみ。右下のクルプックは、お菓子というより食卓の付け合わせに近い。左下に入る商品は、日本で買える範囲では見つからなかった。
甘いお菓子のおすすめ(1〜4位)
1位 Deka(デカ)のロールウエハース

細く巻いたウエハースの中にチョコクリームを詰めたもの。1本ずつ包まれている。
KOKYO MARKET で見る(6,500円) / 楽天市場で「Deka チョコウェハース 14g×10」を探す
インドネシアのお菓子を1つだけ試すなら、これにする。
細い筒状に巻いたウエハースの中に、チョコクリームが端までぎっしり入っている。作っているのは、ピーナッツ菓子で知られるインドネシアのメーカー、ドゥア・クリンチ(Dua Kelinci)。
噛むと軽く割れて、すぐにクリームの甘さが来る。甘さははっきりしているが、ウエハースが薄いので重たくはない。
1本ずつ包装されているので、職場の机に置いておく、子どものおやつに1本ずつ出す、といった使い方がしやすい。
味の種類が多いのも楽しい。抹茶味は日本の抹茶菓子より甘く、ミルクの存在感が強い。ドリアン味は、袋を開けた瞬間にちゃんとドリアンの匂いがする。

同じDekaの抹茶味。抹茶の苦みより、ミルクの甘さが前に出る。
KOKYO MARKET で見る(11,800円) / 楽天市場で「DEKA 抹茶ウエハース 270g」を探す

ドリアン味。匂いまでドリアンなので、話のネタにも。
KOKYO MARKET で見る(11,100円) / 楽天市場で「Deka ドリアン味ウエハース 14g×20」を探す
2位 Khong Guan(コングアン)のチョコウエハース

何層にも重ねたウエハースに、チョコクリームを挟んだ定番のウエハース。
KOKYO MARKET で見る(14,400円) / 楽天市場で「Khong Guan クラシック チョコウェハース 350g」を探す
Khong Guanは、インドネシアで「赤い缶のビスケット」として知られるブランドだ。
断食明けの大祭(レバラン)になると、親戚が集まる家のテーブルにはこの缶が置いてある。食べ終わった缶を捨てずに、手作りのお菓子入れや裁縫箱として使い回す家も多い。缶を開けたらビスケットではなく揚げ菓子が入っていた、というのは、インドネシアの人なら誰でも笑う定番のネタになっている。
日本で手に入りやすいのは、このチョコウエハースのほうだ。ウエハースとクリームが交互に重なった、いわゆる昔ながらの形をしている。Dekaよりクリームの層が厚く、1枚の満足感が大きい。
紅茶やミルクの多いコーヒーと合わせたい。
3位 Khong Guan のマルキスト チョコ

塩気のあるクラッカーの表面に、チョコ味の甘い衣をかけたもの。
KOKYO MARKET で見る(4,600円) / 楽天市場で「Khong Guan チョコ味クラッカー 120g」を探す
甘いお菓子とスナックの、ちょうど間にいる一品。
塩味の効いた軽いクラッカーの片面に、チョコ味の甘い衣がかかっている。最初に甘さが来て、噛んでいるうちにクラッカーの塩気が追いかけてくる。
甘いものばかりだと飽きるが、しょっぱいスナックほどお腹にたまらない。仕事の合間に数枚つまむのに向いている。
4位 BE CHIPS(ビーチップス)のバナナクランチー

バナナを揚げずに仕上げたサクサクのスナック。バナナの甘さがそのまま残っている。
KOKYO MARKET で見る(11,200円) / 楽天市場で「BE CHIPS バナナクランチー 100g」を探す
インドネシアはバナナの種類が多い国で、屋台では揚げバナナが普通に売られている。バナナのチップスも、スーパーでよく見かける。
この商品は油で揚げずに作られていて、日本でよく見る甘いバナナチップスより軽い。砂糖の甘さではなく、バナナそのものの甘さに近い。
チョコやクリームのお菓子が続いたときの、口直しにちょうどいい。
しょっぱいスナックのおすすめ(5〜8位)
5位 BE CHIPS のテンペチップス

大豆を発酵させたテンペを薄く切って、チップスにしたもの。大豆の香ばしさがある。
KOKYO MARKET で見る(13,700円) / 楽天市場で「Be Chips プレミアム テンペチップス オリジナル 75g」を探す
テンペはジャワ島で生まれた発酵大豆の食品だ。煮た大豆に菌を付けて固め、板状にする。納豆と違って糸を引かず、匂いもほとんどない。インドネシアでは、揚げたり炒めたりして毎日のように食べている。
それを薄く切ってチップスにしたのが、テンペチップス。
ポテトチップスより香ばしく、大豆の風味がはっきりある。日本人には「きな粉っぽい」「豆菓子っぽい」と感じる人が多いはずだ。見た目の印象より、ずっと食べやすい。
味は3種類ある。サンバル(唐辛子の調味料)で甘辛く仕上げた「バラード」は、ビールと合わせるならこちら。トリュフ味は、少し変わったものを出したいときに。

唐辛子の甘辛い味付けをしたテンペチップス。ビールに合う。
KOKYO MARKET で見る(13,700円) / 楽天市場で「Be Chips プレミアム テンペチップス バラード 75g」を探す

トリュフの香りを付けたテンペチップス。
KOKYO MARKET で見る(13,700円) / 楽天市場で「Be Chips Premium Tempe Chips Truffle 75g」を探す
6位 Sariraya(サリラヤ)のテンペチップス スパイシー

辛味を効かせたテンペチップス。160gと袋が大きく、家飲み向き。
KOKYO MARKET で見る(2,600円) / 楽天市場で「Sariraya テンペチップス スパイシー 160g」を探す
同じテンペチップスでも、こちらは辛さで選ぶ一袋。
BE CHIPSより袋が大きいので、何人かで飲むときや、週末にまとめてつまみたいときに向いている。辛さは唐辛子がしっかり効くタイプなので、辛いものが苦手な人は5位のオリジナルから始めたほうがいい。
7位 Khong Guan のソルトチーズ

塩気とチーズの風味が強い、薄焼きのクラッカービスケット。
KOKYO MARKET で見る(10,100円) / 楽天市場で「Khong Guan ソルトチーズ 200g」を探す
2位と同じKhong Guanの、しょっぱい側の定番。
薄いクラッカーに塩とチーズの味がしっかり付いていて、チーズ味のスナック菓子に近い感覚で食べられる。甘くないビスケットとして朝食代わりにする人もいる。
バーベキュー味もあり、こちらはビールのつまみ寄りだ。

バーベキュー風味のクラッカービスケット。
KOKYO MARKET で見る(10,100円) / 楽天市場で「Khong Guan ソルトチーズ BBQ 200g」を探す
8位 クルプック(揚げせんべい)

にんにくと小麦粉で作る揚げせんべいの生地。油で揚げると膨らむ。
KOKYO MARKET で見る(7,800円) / 楽天市場で「Waroeng クルプック パレンバン 250g」を探す
インドネシアの食堂では、テーブルの上に大きな缶が置いてあり、中にクルプックが詰まっている。食事と一緒に好きなだけ取って、カレーやスープに浸したり、そのままかじったりする。
日本で買えるのは、揚げる前の乾いた生地だ。170度前後の油に落とすと、数秒で何倍にも膨らむ。最初は少量で試すと、膨らみ方の感覚がつかめる。
にんにく風味の「パレンバン」のほかに、エビの発酵ペースト(トラシ)で味を付けたものもある。エビの香りが強く、こちらは好みが分かれる。

エビの発酵ペーストで味を付けたクルプック。エビの香りがはっきりしている。
KOKYO MARKET で見る(7,800円) / 楽天市場で「ワルン えびせんエビペースト味 250g」を探す
ナシゴレンやミーゴレンを作るなら、横に添えるだけで一気に現地の皿に近づく。麺や調味料をどの通販でそろえるかはインドネシア食品が買えるネット通販で比べている。
楽天で探すと見つかるお菓子(9〜11位)
ここからの3品は、KOKYO MARKETでは扱いがない。インドネシアでは知らない人がいない定番だが、日本では取扱店が限られるので、楽天で商品名を入れて探すことになる。
9位 コピコ(Kopiko)のコーヒーキャンディ
インドネシアの製菓大手マヨラ(Mayora)のコーヒーキャンディ。苦みのはっきりした味で、1粒ずつ包まれている。
インドネシアの人に「国のお菓子といえば」と聞くと、かなりの確率で名前が挙がる。
コーヒーをそのまま固めたような味で、苦みが強い。甘いものが得意でない人にも渡しやすいキャンディだ。ミルクの入ったカプチーノ味もある。
10位 タンゴ(Tango)のウエハース

インドネシアの定番ウエハース。何層にも重ねた生地の間に、厚めのクリームが挟まっている。
KOKYO MARKET で見る(11,800円) / 楽天市場で「Tango ウエハース」を探す
インドネシアの子どものおやつの定番で、作っているのはオラン・トゥア(Orang Tua)という食品グループ。
2位のKhong Guanと同じ重ねるタイプのウエハースで、クリームの甘さはTangoのほうが強め。チョコ、バニラ、ストロベリーなど味が多い。
11位 ベンベン(Beng-Beng)

ウエハースとキャラメル、ライスパフを重ね、チョコで包んだ小さなチョコバー。
KOKYO MARKET で見る(11,800円) / 楽天市場で「Beng-Beng チョコウエハース」を探す
インドネシアのコンビニで、レジ横に必ずと言っていいほど並んでいる小さなチョコバー。これもマヨラの商品だ。
ウエハースの上にキャラメルとライスパフを重ね、全体をチョコでくるんでいる。小さいわりに食べごたえがある。チョコでくるんであるので、夏場に通販で頼むときは届いたらすぐ冷暗所へ。
インドネシアのお菓子が日本で買える場所
日本でインドネシアのお菓子を探せる場所は、大きく3つある。
通販。 品ぞろえと確実さでいえばこれが一番になる。実店舗だと、行ってみたら置いていなかった、が起きやすい。
→ インドネシアをはじめ、東南アジア・中国・台湾・韓国の食品とお酒を直輸入で扱う通販。このランキングの1〜8位はすべてここで買える。お菓子と一緒に、インスタント麺や調味料もまとめて頼める
- 楽天市場
→ コピコ、タンゴ、ベンベンなど、KOKYO MARKETにない銘柄を商品名で探すとき
アジア食材店。 東京の新大久保や大塚、群馬の大泉町、茨城の大洗町など、インドネシアの人が多く暮らす地域にはハラール食材の店がある。お菓子の棚もあるが、置いている銘柄は店ごとにかなり違う。お店の探し方はインドネシア食材が買えるスーパー・専門店まとめにまとめた。
輸入食品のチェーン店。 カルディや業務スーパーにも、インドネシアのお菓子が並ぶことがある。ただし入れ替わりが早く、いつ行っても同じものがあるとは限らない。
迷ったら、まずKOKYO MARKETでDekaのウエハースとテンペチップスを1つずつ頼んでみてほしい。甘い側としょっぱい側、インドネシアのお菓子の両端がこれで分かる。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

DEKA 抹茶ウエハース 270g – 本格抹茶とサクサク食感 Deka Matcha Roll / Deka Wafer Roll Can Matcha Greentea 270g(12×2cs) 11,800円
DEKA チョコバナナ ウエハース 300g – サクサク食感で子供にも大人気! / Deka Wafer Roll Can Choco Banana 300g(12×2cs) 11,800円
Deka ドリアン味ウエハース 14g×20 – Deka Wafer Roll Durian / Deka Wafer Roll Jumbo Cheesy Durian 14gx20(12×2cs) 11,100円
Deka ダークチョコ ウェハース 14g×20 – Deka Wafer Roll / Deka Wafer Roll Jumbo Dark Chocolate 14g×20(12×2cs) 11,100円
飲み物も一緒にそろえるなら、インドネシアでは食事にもお菓子にも甘いジャスミンティーを合わせる。瓶入りの「テボトル」は、屋台でもコンビニでも見かける定番だ。

甘いジャスミンティー。インドネシアでは屋台の食事と一緒に飲まれている。
KOKYO MARKET で見る(3,000円) / 楽天市場で「Sosro Teh Botol 350ml」を探す
インドネシアのお菓子を気に入ったら、近い国も試してみると面白い。タイのお菓子はタイのお菓子おすすめに、フィリピンのお菓子はフィリピンのお菓子ランキングにまとめている。
まとめ
- 最初の1つはDekaのロールウエハース。1本ずつ包まれていて、味の種類も多い
- 甘いお菓子はウエハースが主流。Khong Guanのチョコウエハースは、レバランの缶で知られる定番ブランド
- しょっぱい側ではテンペチップスを。大豆の香ばしさがあり、日本人にも食べやすい。辛いのが好きならSarirayaのスパイシー
- クルプックは揚げる前の生地で届く。ナシゴレンの横に添えると現地の食卓に近づく
- コピコ、タンゴ、ベンベンは楽天で商品名を入れて探す
- 1〜8位はKOKYO MARKETでまとめて買える



