ナシゴレンを家で作りたい。レシピには「ケチャップマニス」と書いてある。ケチャップの仲間かと思ったら、甘い醤油だった。
インドネシアの調味料は、近所のスーパーではまず見かけない。インドミーのミーゴレンならカルディにある。ところがサンバルの種類を選びたい、テンペを買いたい、となると急に探す場所が分からなくなる。
買える場所はある。インドネシアの人が通う食材店が東京・大阪・茨城・名古屋にあり、調味料の多くは通販でも届く。店ごとに何が買えるのかと合わせて並べた。
インドネシア食材を買える場所は4種類
品揃えが深いのはインドネシア食材店だ。インドネシア語で「店」を意味する「トコ(Toko)」を店名に付けているところが多い。調味料、即席麺、飲み物、冷凍のハーブまで一通り並ぶ。
弱みは数。首都圏でも数えるほどしかない。
2つめは多国籍のアジア食材店。上野のアメ横には、タイやベトナムと並んでインドネシアの調味料を置く店がある。専門店ほど深くはない。けれど、東南アジアの料理をいくつも作る人には一度で済んで都合がいい。
3つめがカルディ。店の数では圧倒的で、インドミーのミーゴレンはたいてい見つかる。テンペや冷凍品は扱っていない。
残る通販は、専門店の近くに住んでいない人にとっての本命になる。
インドネシア食材店
TOKO INDONESIA OKUBO(東京・大久保)
新宿区百人町1-19-18。JR大久保駅の北口を出てすぐの路地にあり、新大久保駅からも歩ける。紹介記事によると、営業は11:00〜19:00で月曜が定休。
ビルの1階で、入口は路地の看板が目印になる。
訪問記に写っている棚を見ると、品揃えの方向がよく分かる。インスタントコーヒーのGood DayとKapal Api、紅茶のSariWangi。即席麺はインドミーに加えて、ライバル銘柄のMi Sedaap。調味料はBANGOのケチャップマニスとDua Belibisのチリソース。柔軟剤まで置いてあって、インドネシアで暮らす人の日用品店に近い。
同じ大久保には、東南アジア各国の食材を扱うアジアスーパーストアもある。2軒をはしごすれば、たいていの調味料は揃う。
新大久保まで来るなら、タイ食材の店とも近い。東京でタイ食材が買えるスーパー・専門店も合わせて見ておくと回りやすい。
SALAM(大阪・難波)
大阪でインドネシア食材を探すなら、まず名前が挙がる店。2001年の開店で、難波の中で2度移転している。
2023年の訪問記では、所在地は浪速区難波中1-11-11 マルエスビル3F。店主が午前中は別の仕事をしているため、開くのは14:00からだ。
扱うのは、ケチャップマニス、テンペ、レトルト、冷凍の唐辛子やレモングラス。ハラル食材やアフリカの食材も置いている。インドネシアの石臼まで売っているという。
電話番号の検索サイトには千日前の住所が載っているなど、情報が揃っていない。 移転を重ねている店なので、出かける前に確かめておきたい。
UEDA BASE CAMP(茨城・鉾田)
鉾田市沢尻595-2。営業は9:00〜21:00で、朝から夜まで開いている。
茨城の沿岸部には、1990年代から水産加工の仕事でインドネシアの人が暮らしてきた。大洗町にはインドネシア人のコミュニティがある。この店はそうした地域の暮らしを支える側にいて、中国・ベトナム・インドネシア・タイ・フィリピンの食材とハラルフードを約1万2千点そろえる。
行方市には系列の玉造 BASE CAMPがあり、こちらは16:00〜20:00。通販は公式サイトで「開設予定」となっている。
HALAL KOMBINI PLUS+(名古屋・鶴舞)
地下鉄鶴舞線の鶴舞駅から歩いて5分ほど。ハラルの食品と雑貨を扱う店で、インドネシアの米粉、お茶、麺、コーヒー、菓子が並ぶ。
サンバルなどのソース類、冷凍のフィッシュボール、SARIRAYAのガーリッククラッカーもある。店内で食事ができ、配達にも対応している。
アジア食材店とカルディ
野澤屋(東京・上野アメ横)
アメ横センタービルの地下1階。食品街の中でいちばん広い売り場を持つ店だ。営業は10:00〜20:00。
アジア各国の食材と調味料をおよそ2,000種、スパイスだけで約200種扱っている。インドネシアの調味料にも棚があり、ABCのサンバルが並ぶ。
大久保と違って、上野は東京の東側や北関東から出やすい。インドネシアの調味料を数本と、タイのナンプラーを一緒に買う。そういう買い物ならここが早い。
カルディ
オンラインストアに「インドミー ミーゴレン 80g」と「インドミー 激辛ミーゴレン 80g」がある。近所で買えるインドネシア食品としては、これがいちばん確実だ。

インドネシアの汁なし即席麺。付属の甘辛ソースとフライドオニオンを絡めて食べる。
KOKYO MARKET で見る(5,700円) / 楽天市場で「INDOMIE ミーゴレン 甘辛ソース」を探す
店舗によっては、ケチャップマニスやナシゴレンの素も置いている。ただし棚は小さく、サンバルの種類を選ぶほどは並ばない。テンペ、冷凍のハーブ、テボトルのような飲み物は、専門店か通販に行くことになる。
近くに店が無いなら通販
KOKYO MARKET
アジア各国の食品とお酒を扱うオンラインストアで、インドネシア食品の売り場を独立して設けている。
並んでいるのは約100品。インドミーの即席麺、INDOFOODの料理の素、BANGO・ABC・Sedaapの3銘柄のケチャップマニス、テボトルとテプチュックのジャスミンティー。SARIRAYAの冷凍テンペや冷凍の唐辛子、レモングラスまである。
大久保の食材店で最初に手に取る顔ぶれが、そのまま家から頼める。
注文金額の条件なしで全品送料無料。冷凍食品も送料がかからない。ケチャップマニスを1本だけ欲しい日でも頼みやすい。

KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

INDOFOOD ルンダン 57g – ココナッツとスパイス香るインドネシア伝統の味 1,300円
INDOMIE ミーゴレンプダス 80g – 激辛ガーリックがやみつきのインドネシア焼そば 5,700円
SARIRAYA 冷凍赤唐辛子 500g – 本場インドネシア産!豊かな香りと本格的な辛さ 29,900円
BANGO ケチャップマニス 385g – 本場インドネシアで一番人気の甘口醤油 Bango Sweet Soy Sauce 1,500円
楽天市場
サンバルの銘柄違い、ナシゴレン用の乾物、インドネシアのスナック菓子。KOKYO MARKETで扱っていないものはここで探すことになる。
インドネシア食材を扱う店が複数出店しているので、同じ商品の価格と送料を並べて比べられる。
マルキタ商店(宮城・気仙沼)
気仙沼にあるインドネシア食品店のオンラインストア。Mie Sedaap、Bamboe、Bon Cabe、Sosro、Kopikoなど、インドネシアで日常的に買われている銘柄を扱う。
輸入食品の通販サイトを国をまたいで比べたいなら、おすすめ輸入食品通販にまとめてある。
インドネシア料理を作るなら揃えたい食材
インドミーはどこでも手に入る。差が出るのはテボトル、テンペ、冷凍のハーブから下で、ここはカルディではまず見つからない。
調味料
ナシゴレンもミーゴレンも、味の芯はケチャップマニスだ。大豆と椰子砂糖で作る、とろりと甘い醤油。日本の醤油に砂糖を足しても、この照りとコクは出ない。

黒大豆を使ったとろみの強い甘口醤油。ナシゴレンの仕上げや、焼き鳥サテのたれに使う。
KOKYO MARKET で見る(1,500円) / 楽天市場で「BANGO ケチャップマニス 385g」を探す

BANGOと並ぶ定番の銘柄。量が多いので、ミーゴレンを何度も作る家に向く。
KOKYO MARKET で見る(1,600円) / 楽天市場で「ABCケチャップマニス 600ml」を探す
料理の素は、スパイスを一から揃えなくて済む。

ナシゴレンの素。ご飯と具を炒めて絡めるだけで、エビペーストの香りまで出る。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「INDOFOOD ナシゴレン」を探す

牛肉をココナッツミルクとスパイスで長く煮込むスマトラの料理「ルンダン」の素。
KOKYO MARKET で見る(1,300円) / 楽天市場で「INDOFOOD ルンダン」を探す

ターメリックで黄色く仕上げる鶏のスープ「ソトアヤム」の素。
KOKYO MARKET で見る(1,300円) / 楽天市場で「INDOFOOD ソトアヤム」を探す
辛さを足す係はこの2つ。

甘みのあるチリソース。揚げ物やクルプックにつけて食べる。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「ドゥアブリビス チリソース」を探す

鶏のうま味をまとめた顆粒調味料。炒め物やスープの下味に、インドネシアの家庭でよく使われる。
KOKYO MARKET で見る(1,500円) / 楽天市場で「Masako Ayam」を探す
麺・スナック・飲み物
ミーゴレンは、同じインドミーでもスープ麺のほうを試すと印象が変わる。

ソトアヤムの味を即席麺にしたもの。レモングラスの香りがするスープ麺。
KOKYO MARKET で見る(5,700円) / 楽天市場で「INDOMIE ソトミー」を探す

油で揚げて膨らませるインドネシアの揚げせんべい。ナシゴレンの皿に添える。
KOKYO MARKET で見る(7,800円) / 楽天市場で「Waroeng クルプック パレンバン」を探す

インドネシアで広く飲まれている甘いジャスミンティー。屋台の食事によく合わせる。
KOKYO MARKET で見る(3,000円) / 楽天市場で「Sosro Teh Botol」を探す

砂糖とミルク入りのインスタントコーヒー。1袋ずつお湯で溶かして飲む。
KOKYO MARKET で見る(10,100円) / 楽天市場で「GOOD DAY 3in1 オリジナル」を探す
テンペ・冷凍のハーブ
テンペは、大豆をテンペ菌で固めたジャワの発酵食品。薄く切って揚げると、香ばしくて歯切れがいい。

衣をつけて揚げたテンペの冷凍品。揚げ直すだけで食べられる。
KOKYO MARKET で見る(10,700円) / 楽天市場で「SARIRAYA テンペクリスピー」を探す

薄切りのテンペをチップスにしたもの。常温で保存できる。
KOKYO MARKET で見る(2,600円) / 楽天市場で「Sariraya テンペチップス オリジナル」を探す
生のハーブが手に入らない地域では、冷凍品が頼りになる。

赤唐辛子の冷凍品。すりつぶして自家製のサンバルを作れる。
KOKYO MARKET で見る(1,750円) / 楽天市場で「SARIRAYA 冷凍赤唐辛子」を探す

冷凍のレモングラス。ソトアヤムやルンダンの香りづけに使う。
KOKYO MARKET で見る(9,600円) / 楽天市場で「SARIRAYA レモングラス」を探す
買いに行く前に確かめておきたいこと
営業時間は変わりやすい。 ここに書いた時間は、各店の告知や紹介記事に基づいている。個人で営む店が多く、SALAMのように移転を重ねた店もある。遠くから行く日は直前に確かめたい。
冷凍品を買うなら保冷バッグを持っていく。 テンペや冷凍の唐辛子は、帰りが1時間を超えると柔らかくなりはじめる。保冷剤もあると安心だ。
ハラルを気にするなら表示を見る。 ハラル専門の店でなくても、インドネシア製の加工食品にはハラル認証のマークが付いているものが多い。
支払いは現金を少し持っていくと困らない。 小さな店では、キャッシュレスに対応していないこともある。
住んでいる場所で、どこから始めるか
東京の西側なら大久保のTOKO INDONESIA OKUBO。東側や北関東から出てくるなら、上野アメ横の野澤屋が近い。
茨城の沿岸部なら鉾田のUEDA BASE CAMP。名古屋なら鶴舞のHALAL KOMBINI PLUS+。大阪なら難波のSALAMだが、昼過ぎまで開かないので午後に行く。
どこも遠い。そういう人は通販で調味料から揃えるのが早い。KOKYO MARKETならケチャップマニスも冷凍のテンペも送料無料で届くので、届いた日にナシゴレンが作れる。
ほかの東南アジアの食材店も気になるなら、フィリピン食材が買えるスーパー・専門店まとめが近い。国を決めずに探すなら、日本で輸入食品が買えるスーパー・専門店から当たるといい。



