今回は、輸入食品の人気ランキングをお届けします。
輸入食品と言えば、お菓子とかドリンクとか人気の商品はたくさんあると思います、が、
お家ごはんが大注目の今、満を持してご紹介したいのは、ずばり「輸入調味料」です!
この数年YouTube(ユーチューブ)では、プロの料理人がレシピを紹介してくれるありがたい料理動画が増えました。
以前ならお店の厨房に入らないと知り得なかった情報が簡単に手に入るようになったのはすごいことですよね。
そして、それにともなって増えたといわれるのが、いわゆる「料理ガチ勢」です。
何を隠そう私も料理ガチ勢のひとりです。
気軽に外食へ行けない今、家でも本格的な美味しい料理が食べたい、そう、「それなら自分で作ってしまえばいいじゃないか!」と。
でも、料理マスターでもない人間が本格的なレシピを再現しようとしたら・・・
材料を揃えることは重要です。
なかでも調味料は、本格的な味や香りを出すためには欠かせないアイテムであることに気付きました。
そこで今回は、人気の「中国」「台湾」「韓国」の料理にスポットを当てて、レシピを本格的な味に仕上げるためにそれぞれ必要となる人気の輸入調味料をご紹介したいと思います。
キモは、人気の調味料と言っても単に売れている商品を選抜したのではなく、現地の人たちに愛される本場のもの・プロの料理人も使う「ガチな調味料」を選んだことです。
ただ、そんな輸入食品ってまだまだ買えるスーパーが少ないのも事実、そんなとき頼りになるのがネット通販です。
複数のサイトを比較して、2021年9月現在、最安だと思われるお得なネット通販サイトも調べましたので、よかったら参考にしてください!
【中国・台湾・韓国の輸入食品】調味料人気ランキング!お得に買えるネット通販サイトも紹介
さっそく、中国・台湾・韓国それぞれの国で、「現地の人たちから愛される」「プロの料理人も愛用する」そんな本格派輸入調味料を各国5つずつランキング形式でご紹介します。
【中国の輸入食品】調味料の人気ランキング
まずは世界三大料理のひとつ「中国」の料理を本格的な味にする人気輸入調味料5つを発表します!
また、価格も調べましたので、最安で買えるお得なネット通販サイトも載せておきます(2021年9月15日現在)。よかったら参考にしてください。
ちなみに、最安価格だと単品販売していない場合も多いので、その場合は、まず試してみたいかた向けに最安ではないものの、単品で買える中では最安というサイトも載せておきます。
なお今回は、現地中国の人たちやプロの料理人が愛用する商品に絞っているため、日本で人気の「Cook Do」・「YOUKI」・「李錦記」の調味料は使いやすい物も多いのですが、あえて外しました。
日本人好みに寄せていない本場の調味料は、少しクセが強かったり、使いやすくないパッケージだったりする物もありますが、本場ならではの香りや味があり、料理が本格的な仕上がりになりますよ!
「中国の輸入調味料人気ランキング」
商品名・原材料 | 特徴・用途 | 最安でお得 /単品で最安 通販サイト | |
1位 | 脾県(ピーシェン)の豆板醤(トウバンジャン) 「中国丹丹脾県豆板醤」 唐辛子・そら豆・食塩・小麦粉・菜種油 | 辛味・旨味。 四川料理の定番、発酵調味料。豆板醤の本場、脾県(ピーシェン)の商品。 油と一緒に加熱することで香りとうま味が増すため、炒め料理に欠かせない。 | 「KOKYO」 1kg×8個 5,270円 (1個あたり 約659円) 「Amazon」 1kg×1個 679円 |
2位 | 豆豉(トウチ) 「中国 陽江豆鼓」 黒豆・食塩・醤油・保存料(安息香酸)(に大豆・小麦を含む) | 塩味・旨味。 粒状の発酵調味料で、うまみ成分を多く含む。 代表的な料理は「麻婆豆腐」。広東料理、四川料理、湖南料理など幅広く使われる。 料理にコクと香りをプラス、味に奥行きがでる。 | 「KOKYO」 250g×1個 161円 |
3位 | オイスターソース 「 冠益 香港産オイスターソース」 カキエキス(中国香港)・砂糖・食塩・コーンスターチ/調味料(アミノ酸)・カラメル色素 | 旨味・甘辛・コク。 カキのゆで汁を濃縮調味した濃厚な旨味が特徴の調味料。 炒め物、煮物、料理の下味付けなど中華料理全般に使われる。 このメーカーを扱っている通販サイトが少ない。 | 「KOKYO」 624g×12本 7,340円 (1本あたり 約612円) グラム0.9円 |
4位 | 具だくさんラー油 「老干媽(ラオガンマー)風味豆豉油辣椒」 菜種油・唐辛子・大豆・食塩・砂糖・調味料(アミノ酸) | 旨味・辛味・酸味。 発酵させた黒豆を使って作るラー油、中国家庭では必須の調味料。 辛さは強くなく単体で食べられるが、炒め物に加えると本格的な味に。 | 「KOKYO」 280g×24個 7,260円 (1個あたり 約303円) 「本味主義」 280g×1個 368円 |
5位 | 香酢(コウズ) 「恒順金山 鎮江香酢」 もち米・麦ふすま・食塩・砂糖 | 酸味・香り・旨味。 もち米を発酵・熟成させて作るお酢で、まろやかな酸味と濃厚な風味、香りが特徴の酢。 小籠包や餃子のつけだれにそのまま使われる他、加熱しても香りが抜けないため、炒め物・煮物に使うと風味豊かに仕上がる。 | 「KOKYO」 550ml×24本 5,420円 (1本あたり 約226円) 「PayPayモール」 550ml ×1本 298円 |
(2021年9月15日現在)
脾県(ピーシェン)の豆板醤(トウバンジャン)「中国丹丹脾県豆板醤」
豆板醤は、そら豆に油と唐辛子の塩漬けなどを加え発酵・熟成させて作る調味料です。
特に四川料理には欠かせません、食材に中華ならではの辛味と旨味を加えてくれます。
「脾県(ピーシェン)」は長江(揚子江)の支流・岷江(みんこう)沿いにある都市で、古くから豆板醤作りが盛んです。現在も豆板醤の工場が200ほど建ち並び、「ピーシェンのでなければ豆板醤ではない」と言う人もいるくらい中国の人たちからは厚い信頼を寄せられています。
「中国丹丹脾県豆板醤」は、そんなピーシェンで作られた正統派の豆板醤です。
辛さはありますがそれほど強くなく、旨味と塩気を強く感じます。豆板醤は、熟成させるほど辛味より旨味が強くなるそうです。
刺激的な辛さを求めているかたには物足りないかもしれないので、料理に唐辛子をプラスするか、こちらとは別の黒っぽくなく赤い豆板醤を選んだ方が辛味は強いといわれています。
ちなみに「中国丹丹脾県豆板醤」の色はこのくらいです。
豆板醤を使うときのコツは、油を加えて加熱することで香りと旨味が増すという特性を利用して、はじめに豆板醤自体をよく炒めることです。それから具材を投入していくことで料理全体の風味が数段アップしますよ!
豆豉(トウチ)「中国 陽江豆鼓」
「豆豉」というとスーパーでも見かける「豆豉醬(トウチジャン)」のこと?と思うかもしれません。でも、この2つは違う調味料です。
豆豉は黒豆を発酵させた粒状の調味料ですが、豆豉醬はペースト状にした豆豉にニンニクや唐辛子などを加えて味付けしたものになりますので、味も香りも全く違います。
豆豉は食材そのものがもつ旨味を引き出すのが得意で、少量で深いコクと風味が生まれるプロの中華料理人必須の調味料です。
「中国 陽江豆鼓」は、広東省の陽江で作られた豆豉で、豊潤な香りと塩気が特徴の王道豆豉といえます。
麻婆豆腐にもよく使われ、四川料理には欠かせない調味料です。炒め物・蒸し物など幅広く使えて、料理に複雑な旨味と奥行きを与えてくれます。
まとめ買いをされるかたなら「KOKYO」のネット通販サイトだと250g×40個 6,780円(1個あたり約170円)で、送料が無料になるのでおすすめです。(2021年9月15日現在)
オイスターソース「 冠益 香港産オイスターソース」
「 冠益 香港産オイスターソース」をお得な通販サイトで購入する
オイスターソースは、カキ(貝)のゆで汁を濃縮・調味して作るので、別名「牡蠣油」とも呼ばれます。濃厚なカキの旨味が最大の特徴で、香港や中国広東省の代表的な調味料です。
とろみがあり、甘辛く、カキ独特の旨味が料理にコクと香りを加えてくれます。
「 冠益 香港産オイスターソース」は、オイスターソースの本場「香港」で1965年に設立された老舗調味料専門会社が作る本格派です。
中国・香港・台湾の料理から和食の隠し味に用いられることもあり、用途は様々です。炒め物・煮物・スープ・料理の下味などに使うことで旨味とコクがアップして味に複雑な奥行きが生まれます。
ご紹介した「 冠益」のオイスターソースは、日本で扱っているスーパーや通販サイトが少ないのが残念なところ、なぜか希少品です。
日本では、香港のメーカー「李錦記(リキンキ)」のオイスターソースが有名で、入手もしやすいと思います。李錦記(リキンキ)は、オイスターソースを最初に作ったメーカーなので不動の人気がありますよ。
具だくさんラー油「老干媽(ラオガンマー)風味豆豉油辣椒」
「老干媽(ラオガンマー)風味豆豉油辣椒」をお得な通販で購入する
「老干媽(ラオガンマー)」は、使う具材によっていくつかのバリエーションがある「具だくさんラー油(辛味調味料)」のブランド名です。ちなみに、「老干媽」は「おふくろさん」という感じの意味になります。
中国ではかなり知名度が高く国民的調味料となっているのですが、その人気の理由は、そのまま食べても美味しく作られていること、料理に使うと手軽に味と香りをランクアップできることにあります。
幅広い料理に使うことができるので、老干媽の日本公式サイトには参考になるレシピも掲載されていますよ。
「老干媽(ラオガンマー)風味豆豉油辣椒」は、発酵した豆のコクと旨味が特徴で、柔らかい辛さの中に少し酸味を感じます。ご飯のお供にそのまま乗せて食べることもできますが、炒め物に加えると隠し味的な深みが加わります。
個人的にはラオガンマーの「ピーナッツ入りラー油」もおすすめなんです!
花山椒(ホアジャオ)の香りとピリピリした辛さにピーナッツの甘味と食感と香ばしさが最高です。ドロドロの見た目と違って辛くもしつこくもなく、爽やかな味がします。
ラーメンのトッピングにも合います!
のせるだけ・あえるだけで手軽なのに本格的な中華レストランの味になりますよ、おいしい〜。
香酢(コウズ)「恒順金山 鎮江香酢」
「香酢」は、醸造元によって様々な原料がブレンドし、じっくり熟成・発酵させて作る香り高いお酢です。
「恒順金山 鎮江香酢」は、それほど酸味は強くなく、豊潤な香りが特徴です。
旨味と栄養が豊富で、作るのに時間がかかるため貴重品として扱われていたその昔は、皇帝をはじめとした一部の人しか飲むことを許されていなかったそうですよ。
小籠包や餃子のつけだれとして使うならそのままこれだけで完成された味なので、醤油やラー油は必要ないと思います。また、加熱をしても香りがぬけないという特徴があるので、中国では炒め物にもよく使われます。特に酢豚に使うと酸味がよりまろやかになってコクと香りはまさに「本場の味」です。
【台湾の輸入食品】調味料の人気ランキング
「夜市」と呼ばれる屋台グルメが有名で、食を大切にすることでも知られる国、「台湾」の料理を本格的な味にする人気輸入調味料5つをご紹介します!
また、価格も調べましたので、最安で買えるお得なネット通販サイトも載せておきます(2021年9月15日現在)。よかったら参考にしてください。
ちなみに、最安価格だと単品販売していない場合も多いので、その場合は、まず試してみたいかた向けに最安ではないものの、単品で買える中では最安というサイトも載せておきます。
なお、今回は中国のランキング同様、現地台湾の人たちやプロの料理人が愛用する商品に絞っているため、日本で人気の「Cook Do」・「YOUKI」・「李錦記」の調味料は使いやすい物も多いのですが、あえて外しています。
日本人好みに寄せていない本場の調味料は、少しクセが強かったり、使いやすくないパッケージだったりする物もありますが、本場ならではの香りや味があり、料理が本格的な仕上がりになりますよ!
「台湾の輸入調味料人気ランキング」
商品名・原材料 | 用途・特徴 | 最安でお得 /単品最安 通販サイト | |
1位 | 甜麺醤(テンメンジャン) 「TOEI 甜麺醤 」 砂糖(台湾製造)・大豆(カナダ産)・黒豆・食塩・ゴマ油/加工でん粉・カラメル・乳酸Na・(一部に大豆・ごまを含む) | 甘味・旨味。 「北京ダック」「回鍋肉」に欠かせないとろみのある甘口味噌。 豆を発酵させて作られる独特の旨味がある、料理にコクと甘味を加えてくれる。 | 「KOKYO」 290g×24個 10,840円 (1個あたり 約452円) |
2位 | 芝麻醤(チーマージャン) 「TOEI 芝麻醤(白)」 白ゴマ | 香り・コク・甘味。 「担々麺」「棒棒鶏」には欠かせない「練りごま」。 ごまと油を練って作るのが一般的だが、この商品は白ごま100%のため、香りと味がパワフル。 | 「KOKYO」 290g×24個 12,870円 (1個あたり 約537円) 「Yahooショッピング」 290g×1個 540円 |
3位 | 沙茶醤 (サーチャージャン) 「牛頭牌 沙茶醤 (小)」 大豆油(台湾製造)、カレイ、にんにく、しょうが、エシャロット、ごま、ココナッツパウダー、干しえび、唐辛子粉、食塩、コショウ、(一部に大豆・ごま・えびを含む) | 香り・旨味・辛味。 ココナッツの香りとカレイ(魚)・干しエビの旨味が特徴の日本にはないエスニックな風味。 台湾シェアNo.1。炒め物によく使われるがそのままでも食べられるので鍋のタレにも。 | 「KOKYO」 250g×24個 13,550円 (1個あたり 約565円) 「Amazon」 250g×1個 640円 |
4位 | たまり醤油 「台湾金蘭甘露油膏 」 醤油(台湾製造)・転化糖・砂糖/増粘剤(加工デンブン・キサンタンガム)・キャベツエキス・酵母エキス・酸味料(DL-リンゴ酸)・甘味料(甘草エキス・ステビア抽出物)。(一部に小麦・大豆を含む) | 甘味・塩味。 「ルーローハン」にも使われる甘じょっぱくとろみのある醤油。 濃厚なコクがあり、現地料理人にも愛用者が多い。 | 「KOKYO」 550g×12本 7,340円 (1個あたり 約612円 |
5位 | 酒 「金蘭雪花醸」 もち米、水、米麹 | 甘味・酸味。 アルコール度数5%、もち米に麹を加え発酵させて作る。 米粒が大きく、そのまま飲むよりデザートの甘味付けや、汁物の隠し味として利用される。上品な甘さと独特の香りが料理に複雑な旨味を出す。 | 「KOKYO」 500g×12個 12,540円 (1個あたり 約1,045円) 「宝島 台湾中華・世界グルメの店」 500g×1個 1,429円 |
(2021年9月15日現在)
甜麺醤(テンメンジャン)「TOEI 甜麺醤 」
「甜麺醤」は豆を発酵させて作る甘口の味噌で、「北京ダック」には必ずと言っていいほどつけダレとして付いてくるプロの中華料理人必須の調味料です。
他にも「回鍋肉」「ジャージャー麺」「麻婆豆腐」の甘味とコク出しに使われ、中華系の料理全般に使われます。
台湾産の「TOEI 甜麺醤 」は、大豆と黒豆を発酵させて、ごま油で風味豊かに作られています。
これで「回鍋肉」を作ると本場の味になりますよ!
コツは、回鍋肉に限らず、甜麺醤は炒めるとき最後に加えることです。
最初に加えてじっくり炒めることで香りを出す「豆豉醬」とは違い、甘味の強い甜麺醤は焦げやすいので、他の調味料の香りがたってきた頃に投入するのが本格的な味に仕上げるポイントといえます。
芝麻醤(チーマージャン)「TOEI 芝麻醤(白)」
「芝麻醤」は、一般的には煎ったごまをペースト状にしたものに油を加えて作られた調味料です。「担々麺」や「棒々鶏」によく使われています。
ごま独特の柔らかい甘味や香り・風味は、替えが効かないので料理人には必須の調味料です。
「TOEI 芝麻醤(白)」の人気ポイントは、何と言っても「ごま100%」で作られていることです。
油が添加されていないのでヘルシーで、他と比べてごまの香りと味が力強く、料理のアクセントになってくれます。
また、ごま以外の香りがついていないので、和食にも使えるところもポイントです。
そもそもごまは、成分の50%が油分と言われているので、こちらの商品にもたっぷりごまの油が入っています。使うときは、瓶の下からよく混ぜること、酢やダシなどの液体と合わせて滑らかな硬さにすることが美味しくて喉ごし良く仕上げるコツです。
ごまは栄養成分が豊富で、古代から美容と健康にいいとわかっていたため、かの「クレオパトラ」も好んで日常に取り入れていました。
料理を本場の味に仕上げることはもちろん、身体にも嬉しい調味料なのでぜひ常備しておきたいですね!
個人的にはよりパンチの強い「TOEI 芝麻醤(黒)」もおすすめなんです!
白同様に、混ぜ物なしの黒ごま100%で作られています。
白より香りが強く主張が強いので、風味の強い食材と合わせると美味しいです。
わずかに黒ごま独特の苦味も感じます。
黒ごまはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれているので、抗酸化作用にも期待大です。
沙茶醤 (サーチャージャン)「牛頭牌 沙茶醤 (小)」
台湾の人気調味料No.1の呼び声も高い「沙茶醤」です。日本にはない風味が独特で本格的な味になります。
魚介のダシにフルーティーな香りが加わるので、日本人には好き嫌いが分かれる調味料かもしれません。
「牛頭牌 沙茶醤 (小)」は、カレイや干しエビの魚介に香味野菜とコナッツパウダー、唐辛子・塩などを加えて作られています。
試しにそのままひと口食べてみると、まずココナッツの香りが鼻を抜け、その後、干しエビと魚の香りを感じました。辛みと塩味は強くなく、カレイらしき魚の旨味がしっかりある中にココナッツの香りがずっと残っている、そんな印象です。
肉の炒め物・火鍋のつけダレ・魚介の煮込みなどによく使われ、英語では「バーベキューソース」と呼ばれていたりします。
この風味は苦手な人もいると思うのですが、新しい味に出会える本格派調味料です。
たまり醤油「台湾金蘭甘露油膏 」
台湾のローカルグルメを代表する「魯肉飯(ルーローハン)」は、甘じょっぱいタレがかかった豚肉とご飯の相性が最高のメニューです。お店それぞれに秘伝のタレがあり、スパイスの配合・醤油ベースのコクがある甘さ・旨味のある塩気が美味しさのキモとなります。
そんなタレを作るのにプロの料理人も使う調味料が台湾の甘いお醤油です。
「台湾金蘭甘露油膏 」は、台湾の老舗醤油メーカー「金蘭」の人気商品です。創業1936年という長い歴史があり、台湾の人たちからは厚い信頼を寄せられています。
濃厚で少しとろみがあり、コクのある甘さと旨味は、一般の醤油に砂糖やみりんを加えて煮詰めただけではとても出せない味です。
酒「金蘭雪花醸(シュエファニェン)」
「金蘭雪花醸(シュエファニェン)」は、先程ご紹介した「台湾金蘭甘露油膏 」と同じ台湾の老舗メーカーである「金蘭」の商品です。
これ、台湾では知名度・人気どちらも高いのですが、日本ではあまり知られていない物ですよね。
横浜中華街の食材店に行くと高確率で置いてあるのですが、一般のスーパーで置いているところがほぼないので、必要なとき手に入れにくい商品です。
もち米に麹を加え発酵させて作るいわゆるお酒なのですが、米粒が大きく残っていて喉ごしがいいとは言えないので、現地でもそのままお酒として飲むより調味料として使われることがほとんどだそうです。
発酵したお米の優しい甘さと酸味が特徴で、デザートの甘味付けに使うといくらでも食べちゃうようなクドくないスウィーツになります。汁物や鍋物の隠し味として加えると、上品な甘さと独特の香りで高級感ある風味になるのでおすすめです。
日本でも、甘酒を砂糖の代わりに様々な料理に使うプロの料理人がけっこういらっしゃるとか。こちらの商品もそれと同じ感覚で幅広く使える調味料だと思います。
【韓国の輸入食品】調味料の人気ランキング
美容大国「韓国」は、日々食べる食品も美容に良いとされるものが多いです。そんな韓国料理に必須の人気輸入調味料5つをご紹介します。
また、価格も調べましたので、最安で買えるお得なネット通販サイトも載せておきます(2021年9月15日現在)。よかったら参考にしてください。
なお、商品の選出は、中国・台湾のランキング同様、現地韓国の人たちに人気のある商品に絞っています。
日本人好みに寄せていない本場の調味料は、少しクセが強かったり、使いやすくないパッケージだったりする物もありますが、本場ならではの香りや味があり、料理が本格的な仕上がりになりますよ!
「韓国の輸入調味料人気ランキング」
商品名 | 用途・特徴 | 最安でお得な通販サイト | |
1位 | 唐辛子粉 「韓国産唐辛子粉」 韓国産100%唐辛子 | 辛味・甘味・香り。 「自家製キムチ」「チゲ」の他、炒め物など幅広く使われる。 韓国の唐辛子は、辛さが少なく甘味と香りがあるのが特徴。 この商品は韓国原産の唐辛子を100%使っているため、辛味と甘味のバランスがいい。 | 「Amazon」 80g×1個 599円 |
2位 | コチュジャン 「bibigo (ビビゴ) コチュジャン」 水飴、米、唐辛子粉、食塩、もち米、酒精、たまねぎ、にんにく、大豆、米粉、麹 | 甘味・辛味・コク。 「ビビンバ」に欠かせない、唐辛子を発酵させて作る韓国の伝統的な調味料。 さっぱりした辛さと甘味が特徴。 | 「楽天市場」 500g ×1個 398円 |
3位 | テンジャン 「スンチャンデンジャン」 大豆、小麦粉、食塩、味噌、麹、大豆粉、だしベース、酒精、調味料(アミノ酸等) | 塩味・旨味。 「テンジャンチゲ(味噌鍋)」に必須の韓国味噌。 煮込むことで風味が増すので汁物に使われる。 | 「楽天市場」 500g×1個 248円 |
4位 | ダシ粉末 「いりこ / いわしダシダ」 食塩、煮干しいわし粉末、煮干しいわしエキス、煮干しいわしエキス粉末、その他。ブドウ糖、でん粉、植物油脂、にんにく粉末、たまねぎ粉末、かつお粉末、水飴、しょう油、調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料、(原材料の一部に大豆含む) | 旨味・香り。 韓国の家庭料理に欠かせない、粉末のダシの素。 魚介鍋をはじめ幅広く使われる、手軽に旨味と香りをプラスしてくれる。 ダシダ は、いりこの他、「牛肉」と「あさり」も人気。 | 「韓国市場」 100g×1個 180 円 |
5位 | サムジャン 「スンチャン サムジャン」 味噌、水飴、精製水、唐辛子ヤンニョム、炒め大豆粉、砂糖、酒精、シーズ二ングパウダー、野菜濃縮液、炒りごま、スパイシミックスパウダー、にんにく、酵母粉末、ごま油、甘草抽出物 | 甘味・塩味・旨味。 「サムギョプサル」についてくる。辛さはほとんどなく甘味の強い調味料で、加熱せずそのまま使う。 デンジャン(韓国味噌)にニンニク、唐辛子粉などを加えて作った豊かな風味。 | 「韓国市場」 500g×1個 定価350円 |
(2021年9月15日現在)
唐辛子粉「韓国産唐辛子粉」
韓国料理に欠かせないのが粉唐辛子ですが、韓国料理を日本の一味唐辛子などで代用しようとすると全然違うものになってしまいます。それは、韓国の唐辛子が日本や中国のものと違って、辛みが少なく、甘味と香りがある品種だからです。
特にキムチやチゲだと韓国産の唐辛子粉かどうかではっきり料理の味に違いがでると言われています。
そもそも唐辛子は中国産のものが多く、韓国メーカーであっても原材料は中国の唐辛子を使っている商品も多いです。
「韓国産唐辛子粉」のように原産国だけでなく原材料まではっきり「韓国産唐辛子」と謳っているものはかなり少ないので本場の韓国料理を作る人たちに支持されているのだと思います。
自家製キムチ作りに欠かせない唐辛子粉ですが、そのまま和える・炒める・煮る・など幅広い韓国料理に使うことができるので常備しておくと便利ですよ。
コチュジャン「bibigo (ビビゴ) コチュジャン」
「bibigo (ビビゴ)コチュジャン」をお得な通販サイトで購入する
唐辛子を発酵させて作るコチュジャンは、韓国の伝統的な食品で、韓国料理に欠かせない調味料のひとつです。
「ビビンバ」には必須のコチュジャンですが、加熱すると香りや風味が増すので、炒め物にもよく使われます。
「bibigo (ビビゴ)」は、韓国では知名度が高くいちばん人気とも言われる「ヘチャンドル」のリニューアルブランドです。
「bibigo (ビビゴ)コチュジャン」は、韓国産のお米と高品質な唐辛子を使って作られ、さっぱりした辛さが特徴で、食材の旨味を引き出してくれます。
テンジャン「スンチャンデンジャン」
日本ではあまり馴染みのない「テンジャン」とは味噌のことで、韓国家庭では一般的な調味料です。
日本の味噌との違いは材料もそうなのですが、「煮込むほどに風味が増して美味しくなる」といわれる点、日本のお味噌汁は味噌入れてから煮込んだら風味が飛んでしまいます…
「スンチャンデンジャン」は、韓国の伝統的なレシピで作られた正統派です。
この「スンチャン」も、先程の「bibigo (ビビゴ)」同様、韓国で人気の高いブランド名です。
韓国の代表的な鍋である「テンジャンチゲ」を作るときはもちろん、汁物全般に広く使われます。
ダシ粉末「いりこ / いわしダシダ」
画像引用元:「Amazon」
日本の「だしの素」と似たような粉末状のダシが韓国の「ダシダ」です。
韓国料理には欠かせない味の決め手となるダシが手軽にとれるので、人気があります。
「いりこ / いわしダシダ」は、魚介ダシベースで、あっさりした味と魚の旨味が特徴です。
テンジャンチゲ(韓国風味噌汁)や魚介スープにも使われています。
「ダシダ」は、こちらのいりこダシの他に2種類人気の味があり、どちらも炒め物・揚げ物・鍋物など幅広く使われる韓国の常備調味料です。
あさりの旨味が詰まった「貝ダシダ」。
じっくり煮込んだ牛骨エキスに香味野菜を配合した「牛肉ダシダ」も有名です。
サムジャン「スンチャン サムジャン」
画像引用元:「Amazon」
「サムジャン」は、韓国の焼肉店で「サムギョプサル」を注文すると付いてくる味噌です。
唐辛子も入っていますが辛さはほとんどなく、甘味が際立ちます。コチュジャンと違って、加熱せず使うのが一般的です。
「スンチャン サムジャン」は、デンジャン(韓国味噌)にニンニク・唐辛子粉などのヤンニョム(韓国風合わせ調味料)を加えて作られ、パンチのある味わいです。生のきゅうりや人参につけて食べるのがおすすめで、冷蔵庫に常備していると便利に使えますよ。
まとめ
今回は「中国」・「台湾」・「韓国」3国の輸入食品の中でも調味料にスポットを当てて、現地の人たちやプロの料理人が愛用する本格派の人気輸入調味料をランキング形式でご紹介しました。
簡単にまとめるとこちらになります。
中国料理の人気輸入調味料:
「中国丹丹 脾県豆板醤」「中国 陽江豆鼓」「 冠益 香港産オイスターソース」「老干媽 風味豆豉油辣椒」「恒順金山 鎮江香酢」
台湾料理の人気輸入調味料:
「TOEI 甜麺醤 」「TOEI 芝麻醤(白)」「牛頭牌 沙茶醤 (小)」「台湾金蘭 甘露油膏 」「金蘭 雪花醸」
韓国料理の人気輸入調味料:
「韓国産唐辛子粉」「bibigo コチュジャン」「スンチャン デンジャン」「いりこ / いわしダシダ」「スンチャン サムジャン」
以上です。
人気の調味料と言っても今回は、単に売れている商品を選抜したのではなく、現地の人たちに愛される本場の物・プロの料理人も使う本格派の物に絞ってご紹介しました。
日本人好みに寄せていない本場の調味料は、少しクセが強かったり、使いやすくないパッケージだったりする物もありますが、本場ならではの味や香りがあり、料理を本格的な仕上がりにしてくれますよ。
「料理ガチ勢」仲間のみんなに試してもらえたらうれしいです!