今回はベトナムの「インスタントラーメン」と「麺類」の人気商品をご紹介します!
ベトナムの麺といえば、とにもかくにも「フォー!」ですよね。
ここ数年、輸入食品店にはベトナムのインスタントフォーがよく並ぶようになりました。
でも、ベトナムのインスタント麺って、おいしいのはフォーだけじゃないんですよ。
まず、
フォーと同じくお米で作られた麺なら「ブン」を忘れるわけにはいきません。
ベトナムではフォーよりも多く食べられていると言われるほどです。
そのほか、モチモチ食感の麺がクセになると評判のインスタントラーメン「 Omachi (オマチ)」も昨年日本に初上陸しました。
日本では長きにわたり、ベトナム麺=フォーでした。
でも今「ベトナム料理好きのあなたにはぜひ試してほしい、
美味しいベトナムのインスタントラーメン・麺類があるんです」
ということで、今回はベトナム産の人気インスタントラーメンと、フォー以外の麺類のおすすめ商品をご紹介します!
人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類8選
さっそく、ベトナム産インスタントラーメンと、フォー以外の麺類の人気商品を表にまとめましたのでご覧ください。
食べてみたい商品はありますか?
【人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類】
ブランド | 商品 | 商品の特徴 |
VIFON | バン ダ クア | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・茶色の玄米麺(バンダ)・クセのない幅広麺・蟹の旨味が強いピリ辛スープ・蟹の強い香り |
VIFON | ブン ボー フエ | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・米麺(ブン)・細麺で喉越しが良い・ピリ辛で酸味のあるスープ・香味野菜とスパイスの爽やかな香り |
VIFON | フーティウ ナムヴァン | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・馬鈴薯澱粉の麺(フーティウ)・豚骨を思わせるスープ・肉の旨味と風味・エスニック感は強くない |
Omachi | トム チュアカイ | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・小麦粉とジャガイモでん粉の麺・モチモチ食感の麺・ピリ辛で酸味のあるスープ・エビの旨味 |
Omachi | ボー | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・小麦粉とジャガイモでん粉の麺・モチモチ食感の麺・ピリ辛スープ・牛肉の旨味と香菜の香り |
Hao Hao | トム チュアカイ | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・小麦粉とタピオカ粉の麺・ピリ辛で酸味のあるスープ・ナンプラーのコク・魚介の旨味と香り |
Safoco | ブン トゥオイ | ・乾麺(味付けなし)・麺の太さ2mm・米麺(ブン)・コシのある麺 ・生春巻きの具に最適 |
Safoco | ブン ガオ | ・乾麺(味付けなし)・麺の太さ1mm・米麺(ブン)・喉越しの良い麺 ・炒め料理に最適 |
人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類はどんな味?
現在、ベトナムにおいてインスタントラーメンブランドの3強といえるのが「VIFON(ヴィフォン」「Omachi(オマチ)」「Hao Hao(ハオハオ)」です。
前項でご紹介した人気商品8選にも、3つがVIFON・2つがOmachi・1つにHao Haoが入っています。
ここからは、前項でご紹介した8品がどんな味なのか。
また、おいしい食べ方などをブランドごとに詳しくお話ししていきます。
【VIFON(ヴィフォン)】ベトナムインスタント麺で世界的知名度
VIFON(ヴィフォン)は「世界のフォー」とよばれるほど、インスタントフォーで有名なベトナムのブランドです。
そのVIFONのローカル人気商品が「Bun(ブン)」。
フォーと同じく米が主原料の麺なので、VIFONのブンが美味しいのは納得です。
作り方は、どんぶりに麺と調味料を入れ、熱湯を注ぎフタをしたら3分ほど待って完成!
鍋で煮込まなくていいので手軽に作れます。
VIFONのインスタント麺は様々な味のものが発売されていますが、どれもスパイスの香りを生かしたクドさのない優しい味付けです。
とにかく飽きのこないインスタント麺だと思います。
麺は、質の高さを感じさせる喉越しの良さが特徴ですよ。
【BANH DA CUA(バン ダ クア)】ベトナム北部の名物料理をインスタントで
「バン ダ クア」は、ベトナム北部の港町ハイフォンの名物料理です。
CUA(クア)はベトナムの言葉で蟹、BANH DA(バン ダ)はお米が主原料の麺の名前。
つまり、蟹スープのバン ダ麺のことを言います。
ベトナムでも食べられる場所が限られているバン ダ クアは、観光客には馴染みがなく知るひとぞ知るという料理ですが、濃厚な蟹の旨味がスープに溶け込みクセになる味です。
VIFON のバン ダ クアは、袋を開けた途端にふわっと立ち上る香りが蟹そのもの。
麺には玄米を使っています。見た目はバン ダならではの茶色をしていますが、味も香りもフォーとほとんど変わりません。
スープはちょっとピリ辛で、蟹の旨味がしっかり感じられます。
具材が付いていない分、トッピングの楽しさがあります。
ぜひ、カニカマをトッピングしてください!(日本のカニカマは世界レベルです…)
風味が増して、蟹好きにはたまらない一杯になりますよ。
また、ミントをのせると清涼感のある香りが鼻を抜け、濃厚な蟹味にぴったりです。
画像ではその他、プチトマト・レタス・ニラ・ネギ・酢に漬けた青唐辛子をのせています。
めちゃくちゃおいしいのでお試しあれ。
【BUN BO HUE(ブン ボー フエ)】ベトナムのフエ地方名物・牛肉スープのブン
「ブン ボー フエ」は、ベトナム中部フエ地方の名物料理です。
フエにはこれだけを売る屋台がいくつもあり、地元の人たちで朝から賑わいます。
BUN(ブン)は、フォーと同じく米から作られる麺ですが、製造方法による形状の違いが特徴です。
フォーはどちらかと言うと平麺で、ブンは断面が丸い。
そのためブンは喉越しがよく、「ちゅるるっ」とすすることができますよ。
BO(ボー)はフォー ボーでもおなじみ、ベトナムでは牛肉のことです。
VIFON のブン ボー フエは、牛肉の旨味、香味野菜の爽やかな香り、酸味と辛味が美味しいと評判です。
また、ブンが細めなところがスープとのバランスが良く、味を引き立てていると思います。
具材がついていないので、牛肉や豚肉をトッピングするとさらに満足感のある一杯になりますよ。
ちなみに、VIFON のBUN BO HUEには具材入りの「Hoang Gia(ホアン ザー)」シリーズもあります。
具を用意するのが面倒くさいときはこちらもおすすめですよ!
【HU TIEU NAM VANG(フーティウ ナムヴァン)Hoang Gia 】ベトナム南部の名物麺・豚肉スープのフーティウ
HU TIEU(フーティウ)は、ベトナム南部の名物麺です。
NAM VANG(ナムヴァン)はカンボジアの首都プノンペンのことで、フーティウを使った料理はカンボジアからベトナムに伝えられたと言われています。
VIFON フーティウ ナムヴァンのHoang Gia(ホアン ザー)シリーズは、フーティウの食感に近い馬鈴薯でん粉を使用していて、豚肉の旨味を感じるスープは日本人にもなじみのある味です。
パウチに入った具材がついているのでボリュームがあります。
お好みの野菜やハーブをトッピングすれば、現地のフーティウ ナムヴァンを思わせる満足感ある一杯になります。
▶︎ VIFONの 【Hu tieu Nam vang Hoang Gia 】を購入する
【 Omachi(オマチ) 】昨年日本に初上陸のベトナムラーメンブランド
Omachi(オマチ)は2021年、初めて日本に輸入されたベトナムのインスタントラーメンブランドです。
「日本でもオマチ買えるようになるかもよ」という噂を聞いて心待ちにしていたベトナム食品ファンは私だけではないはず。そんな期待の大新星です。
Omachiと聞いてピンとこない人でも、ベトナムチリソースの「CHIN-SU(チンス)」を作っている食品メーカーだと言えば「あ〜!」ってなるかもしれません。
そう、Omachiは味に定評のある「MASAN CONSUMER社」が製造しているインスタントラーメンブランドなんです。
Omachiの最大の特徴はなんと言っても麺!
他のブランドとはちょっと違ったモチモチ食感の麺がベトナムでも人気となっています。
作り方は、どんぶりに麺と調味料を入れ、熱湯を注ぎフタをして3〜4分ほど待ったら完成!鍋で煮込まなくていいので手軽に作れますよ。
【Tom Chua Cay(トム チュア カイ)】酸味と辛味・エビスープのモチモチ麺
Tom(トム)はエビ、ChuaCay(チュアカイ)は酸味のある辛さを意味します。
ベトナムではエビを使った料理がたくさんあり、エビの旨味をきかせた料理は大得意。
酸味があるピリ辛味というのもベトナムらしい味付けです。
Omachiのトム チュア カイは日本に上陸して間もないインスタント麺ですが、ベトナムではすでに人気商品となっています。
発売以来不動の人気を誇るHao Haoのトム チュア カイと比較すると、スープの味はどちらもクドさがなく爽やかなピリ辛。
そして、決定的な違いはモチモチ食感の麺です。
モチモチ食感がお好みの方はぜひ、omatiをお試しください!
【Bo(ボー)】牛肉スープのモチモチ麺
BO(ボー)は牛肉を意味します。
Omachiのボーは、ベトナム定番の牛肉麺をラーメンで作った商品です。
Omachiは2021年に日本へ初輸入されたブランドなので、日本での知名度は高くありません。
でも現地ベトナムではOmachiのインスタントラーメンの美味しさが口コミで広まり、大人気となっています。
牛肉の旨味とすっきりしたスープと、モチモチ食感の麺がクセになると評判です。
モチモチ食感がお好みの方には特におすすめのインスタントラーメンです!
【Hao Hao (ハオハオ)】エースコックのベトナム工場から誕生
Hao Hao(ハオハオ)は、日本の即席麺メーカーとして有名なAcecook(エースコック)のベトナム工場が手掛けるブランドです。
「ベトナムのインスタントラーメンといえば、Hao Hao」というくらい、現地の人たちから長きにわたり愛されています。
インスタントらしい値段の手軽さと、ベトナムならではの飽きのこない味付けが人気の理由だと思います。
スープはヌクマムのコクが効いていておいしいです。不動の人気を誇るのも納得。
作り方は、どんぶりに麺と調味料を入れ、熱湯を注ぎフタをしたら3分ほど待って完成!
鍋で煮込まなくていいので手軽に作れます。
【Tom Chua Cay(トム チュア カイ)】ベトナムで最も売れた記録をもつラーメン
Tom(トム)はエビ、ChuaCay(チュアカイ)は酸味のある辛さのことです。
ベトナムではエビを使った料理がたくさんあり、エビの旨味をきかせた料理は大得意。
すっぱくてピリ辛味というのもベトナムらしい味付けです。
Hao Haoのトム チュア カイは、ベトナムでは発売以来不動の人気で、
“2000〜2018年にかけてベトナムで最も売れた即席袋麺として2018年9月にベトナム記録会が認定した”
という記録をもっています。
たしかに、エビとヌクマムの旨味がピリ辛スープに溶け込んで「これぞベトナム!」という味です。
辛さは韓国の「辛ラーメン」のような刺激的なものではなく、ピリ辛程度。爽やかな酸味も効いていてエスニック感があります。
▶︎ Hao Haoの【Tom Chua Cay】を購入する
【Safoco(サフォーコ)】ベトナムで愛用者多数の食品メーカー
ここからはインスタント麺ではなく、ベトナムの乾麺をご紹介します。
Safoco(サフォーコ)はベトナム南部にある国営企業のブランドです。
Safocoといえば「ブン」というくらい現地でもおいしいと定評があります。
ベトナムではフォーは北部、ブンは南部でより多く食べられているそうです。
どちらも米の麺ですが、フォーが平麺なのに対してブンは断面が丸くなっています。
Safocoのブンは、太さが選べるので料理によって使い分けるのが一般的です。
コシのある麺は細くても存在感がありますよ。
【Bun Tuoi (ブン トゥオイ)】生春巻きに欠かせない・細さ2mmの米麺
ブン トゥオイは生春巻きの具材に欠かせません。
私はブンを知るまで、生春巻きに入っている麺は春雨だと思っていました。。。
それがブンだとわかってからは、家で生春巻きを作るときには必ずブンを入れています。
麺にコシがあるのでエビや豚肉などの具材とも消されることなく調和して相性抜群です。
やっぱりブンは食感と香りが春雨とは違います。原料が違うので当たり前といえばそうなのですが。
「お家で生春巻きするけどブン入れたことのない」という方は、ぜひ試してみてくださいね。
【Bun Gao(ブン ガオ)】炒めものに最適・細さ1mmの米麺
ブン ガオは炒め物におすすめです。
ブンならではの丸い断面と1mmという細さがあいまって、喉越しの良さをさらに感じられますよ。
焼きビーフンのように使うのが現地流です。
味付けはベトナム風でなくても中華や和風でも合うので、手軽に使っていただける商品だと思います。
グルテンフリー生活の方もぜひ、ベトナムのブンをお試しくださいね!
人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類のまとめ
今回はベトナムの「インスタントラーメン」と「麺類」の人気商品をご紹介しました。
最後にご紹介した8商品をまとめておきたいと思います。
【人気のベトナム産インスタントラーメン・麺類】
ブランド | 商品 | 商品の特徴 |
VIFON | バン ダ クア | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・茶色の玄米麺(バンダ)・クセのない幅広麺・蟹の旨味が強いピリ辛スープ・蟹の強い香り |
VIFON | ブン ボー フエ | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・米麺(ブン)・細麺で喉越しが良い・ピリ辛で酸味のあるスープ・香味野菜とスパイスの爽やかな香り |
VIFON | フーティウ ナムヴァン | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・馬鈴薯澱粉の麺(フーティウ)・豚骨を思わせるスープ・肉の旨味と風味・エスニック感は強くない |
Omachi | トム チュアカイ | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・小麦粉とジャガイモでん粉の麺・モチモチ食感の麺・ピリ辛で酸味のあるスープ・エビの旨味 |
Omachi | ボー | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・小麦粉とジャガイモでん粉の麺・モチモチ食感の麺・ピリ辛スープ・牛肉の旨味と香菜の香り |
Hao Hao | トム チュアカイ | ・インスタント・熱湯を注ぐだけの簡単調理・小麦粉とタピオカ粉の麺・ピリ辛で酸味のあるスープ・ナンプラーのコク・魚介の旨味と香り |
Safoco | ブン トゥオイ | ・乾麺(味付けなし)・麺の太さ2mm・米麺(ブン)・コシのある麺 ・生春巻きの具に最適 |
Safoco | ブン ガオ | ・乾麺(味付けなし)・麺の太さ1mm・米麺(ブン)・喉越しの良い麺 ・炒め料理に最適 |
以上8品です。
振り返ってみて思うのですが、
インスタントラーメンと言ってもベトナムの商品は少し違うような気がします。
今回ご紹介したどの商品も、ハーブとスパイスの香り・酸味と辛味のバランス・クドさのない上品なスープ。
それに、個性豊かな麺が加わることで食べ飽きない商品になってる。。。
それって、素材の味を大切にする食文化が根付くベトナムだから作れる味なのかもしれませんね。
ベトナム料理好きのあなたには、フォー以外のベトナムインスタントラーメンと麺類もぜひ試していただけたらうれしいです!