輸入食品の棚の前で、緑の瓶と赤いラベルと漢字だらけの壺を見比べて動けなくなる。海外のお酒を選ぶときによくある光景だ。銘柄の数が多いうえに、度数が5%なのか56%なのかも一目では分からない。
国とジャンルで整理した30本を並べた。度数と、日本のどこで買えるかも添えてある。
海外のお酒は度数で3つに分けると迷わない
種類は無数にあるように見えて、アルコール度数で切ると3つしかない。5%前後のビール、12〜17%のワインや紹興酒、そして40%を超える蒸留酒。この3層のどこを飲みたいかが決まれば、選択肢は一気に絞れる。
| ジャンル | 度数の目安 | 代表的な国 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| ビール | 4.5〜5.5% | オランダ・ドイツ・ベルギー・台湾 | 食事と一緒に、量を飲む |
| ワイン | 12〜14% | スペイン・オーストラリア・ベトナム | 肉料理や魚料理に合わせる |
| 紹興酒・黄酒 | 16〜17% | 中国・台湾 | 中華料理、燗にして |
| 韓国焼酎・リキュール | 13〜25% | 韓国・ドイツ | そのまま、または割って |
| 蒸留酒(スピリッツ) | 33〜56% | メキシコ・アイルランド・中国 | 少量をゆっくり、カクテルに |
白酒の56%は日本の焼酎の倍以上ある。おちょこ1杯で終わる酒だと思ったほうがいい。
【ビール】海外のお酒おすすめ12選
最初の1本にするならビールが早い。度数は日本の主要銘柄とほぼ同じで、価格も1本数百円から。国ごとの味の違いがいちばん分かりやすい。
1. ハイネケン(オランダ/5.0%)

どこの空港でも見かける緑の瓶。麦芽の甘みが軽く、冷やすと苦味がほとんど残らない。迷ったらこれで外さない。
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2. コロナ・エキストラ(メキシコ/4.6%)

瓶の口にライムを挿して飲むのが定番。炭酸が強めで後味が短いので、脂っこい料理を挟みながら飲むのに向く。
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3. ギネス エクストラスタウト(アイルランド/5.0%)

焦がした大麦の香ばしさが立つ黒ビール。見た目は重いが、飲むとコーヒーのように軽く流れていく。
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4. ヒューガルデン ホワイト(ベルギー/4.9%)

コリアンダーとオレンジピールを使った白ビール。苦味が薄く柑橘の香りが前に出るので、ビールが苦手な人の避難先になる。
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5. イェヴァー ピルスナー(ドイツ/4.9%)

北ドイツのピルスナー。ホップの苦味がはっきり出て、後味は乾いている。ソーセージやザワークラウトと合う。
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6. モレッティ(イタリア/4.6%)

帽子の男性が描かれたラベルでおなじみ。クセがなく軽いので、ピザやトマト系のパスタの横に置きやすい。
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7. エストレージャダム(スペイン/4.6%)

バルセロナ生まれのラガー。原料に米を一部使っていて口当たりが軽く、パエリアや魚介の料理に寄り添う。
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8. カールスバーグ(デンマーク/5.0%)

北欧を代表するピルスナー。麦の香りは穏やかで、味の主張が強くないぶん食事の邪魔をしない。
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9. ブルームーン(アメリカ/5.4%)

オレンジを添えて飲むアメリカの白ビール。小麦とオート麦による、とろりとした舌触り。
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10. 青島ビール(中国/4.7%)

中国本土の定番。ドイツ人が持ち込んだ製法が原型で、すっきりした後味が餃子や麻婆豆腐に合う。
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中国のビールは青島以外にも銘柄がある。詳しくは中国産ビールがお得に買えるネット通販5選にまとめてある。
11. 金牌台湾ビール(台湾/5.0%)

麦芽とホップに蓬莱米を加えて造る台湾の定番。苦味が少なく甘い香りが残るので、ビール入門にも向く。
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台湾にはマンゴーやライチのフルーツビールもある。味の違いは台湾ビールの飲み比べレビューで書いた。
12. シンハー(タイ/5.0%)

タイ料理店でおなじみのピルスナー。しっかりした苦味と炭酸があり、辛い料理を食べた口をリセットしてくれる。
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国別の詰め合わせもある。
【ワイン】海外のお酒おすすめ6選
ワインの度数はおおむね12〜14%。銘柄によって上下するが、ビールの倍以上あると考えておけばいい。産地の気候が味に直結するジャンルなので、国から入ると選びやすい。
13. ティエラインペリアル クリアンサ(スペイン/赤)

樽で熟成させたスペインの赤。渋みが角の取れた状態まで落ち着いていて、肉料理はもちろん中華の炒め物にも合う。
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14. フェルナンドカストロ セニョリオ デ マレステ ブリュット(スペイン/スパークリング)

辛口のスパークリング白。泡が細かく、乾杯用に開けても食事の最初から最後まで通しても使える。
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15. ソルトブッシュ カベルネ・ソーヴィニヨン(オーストラリア/赤)

果実味がはっきり出るオーストラリアの赤。渋みより甘い香りが前に来るので、赤ワインに慣れていない人でも飲みやすい。
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16. ソルトブッシュ シャルドネ(オーストラリア/白)

同じ造り手の白。柑橘と樽の香りのバランスが取れていて、鶏肉や白身魚と合わせるとちょうどいい。
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17. ダラットワイン 白(ベトナム/辛口白)

ベトナム中部の高原ダラットで造られる白。現地のレストランで必ず置いてある1本で、日本ではまず見かけない産地。
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ベトナムワインの背景は日本で買えるベトナム産ワインで掘り下げている。
18. サングリア アラリカ 赤(スペイン)

果実と香辛料を漬け込んだスペインの定番。ワインより口当たりが軽く、氷を入れてそのまま飲める。
KOKYO MARKET で見る(2,000円) / 楽天市場で「サングリア 赤」を探す
【蒸留酒】海外のお酒おすすめ7選
ここから度数が跳ね上がる。33〜56%なので、ビールと同じ感覚で飲む酒ではない。ロックか水割り、カクテルのベースとして量を調整する。
19. バカルディ スペリオール(プエルトリコ/ラム/40%)

世界のバーで最も見かけるホワイトラムのひとつ。無色で香りが軽く、モヒートやダイキリの土台になる。
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20. クエルボ エスペシャル ゴールド(メキシコ/テキーラ/40%)

樽で寝かせた黄金色のテキーラ。ストレートでも、ライムとソーダで割ってもいい。
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21. バスカー アイリッシュウイスキー(アイルランド/40%)

3回蒸溜のアイリッシュらしく口当たりが丸い。スモーキーな香りが苦手な人向け。
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22. ハノイウォッカ・プレミアム(ベトナム/33%)

ベトナムを代表するウォッカ。度数は控えめで、雑味が少なく冷凍庫でとろりとさせて飲む人が多い。
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23. ネプモイ(ベトナム/40%)

もち米を原料にしたベトナムの蒸留酒。米の甘い香りが残り、日本の米焼酎に近い感覚で飲める。
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ベトナムの酒はこの2本以外にも種類が多い。ベトナム産の美味しいお酒8選で地酒まで扱っている。
24. 北京紅星二鍋頭(中国/白酒/56%)

北京の食堂で最もよく飲まれている白酒。56度あるので、おちょこで少しずつ。羊肉や火鍋と一緒にどうぞ。
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白酒は香りのタイプで大きく分かれる。飲み方も含めて白酒(バイジュウ)とは?おすすめ8選で解説した。
25. 玉山 茅台酒(台湾/54%)

磁器の瓶に入った台湾の高級白酒。醤香と呼ばれる独特の芳香があり、贈り物にも選ばれる。
KOKYO MARKET で見る(3,800円) / 楽天市場で「玉山磁瓶茅台酒」を探す
【アジアの醸造酒・リキュール】海外のお酒おすすめ5選
ビールでもワインでもスピリッツでもない層が、アジアには厚い。日本の食卓に馴染みやすいのもここ。
26. チャミスル マスカット(韓国/13%)

韓国焼酎のフレーバー版。13度と低めで、マスカットの甘い香りが強い。焼肉のあとの締めに開ける人が多い。
KOKYO MARKET で見る(2,010円) / 楽天市場で「チャミスル マスカット」を探す
種類ごとの度数の違いはチャミスルの度数は?種類ごとの違いで比較している。
27. 双塔 花彫陳年紹興酒(中国/16度前後)

もち米と麦麹で仕込む中国の黄酒。常温でも燗でも飲め、料理酒としても使える汎用性の高い1本。
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28. TTL 台湾陳年紹興酒8年 玉泉(台湾/16.5%)

台湾の公営酒造が8年寝かせたもの。中国産よりまろやかで甘みが出ると言われ、初めての紹興酒に選ばれやすい。
KOKYO MARKET で見る(2,200円) / 楽天市場で「玉泉陳年紹興酒」を探す
中国産と台湾産の違いは紹興酒とは?初心者におすすめ8選にまとめてある。
29. 桂花陳酒(中国/16度)

白ワインに金木犀の花を漬け込んだ果実酒。香りが華やかで甘口。ロックか、ソーダで割って食後に。
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30. クライナーファイグリング ワイルドベリートニック(ドイツ/15%)

小瓶で売られているドイツのリキュール。ベリーの甘さがはっきりしていて、そのまま一口で飲み切る形が定番。
KOKYO MARKET で見る(4,980円) / 楽天市場で「クライナーファイグリング」を探す
度数と価格で並べ直すと、買う順番が見えてくる
30本を価格と度数の2軸に置くと傾向が出る。ビールは1本1,000円以下に集まり、蒸留酒は度数が上がるほど価格も上がる。紹興酒とワインはその中間、1,300〜2,200円の帯に固まる。
味の好みから絞るなら、度数と甘さの2軸が早い。甘い×低い度数のフルーツビールやチャミスルは失敗しにくく、辛口×高い度数は飲み慣れた人向け。
初めてならビール2〜3本と、気になったジャンルを1本。まとめ買いで送料を1回に寄せると1本あたりが安く収まる。
日本で海外のお酒が買える場所
ネット通販
品揃えと送料で見ると通販が現実的だ。
- KOKYO MARKET → 中国・台湾・ベトナムの紹興酒や白酒から、ヨーロッパのビールまで直輸入で扱っている。スーパーに並ばない銘柄が多く、まとめ買いの送料が安い
- 楽天市場 → ポイントが貯まる。飲み比べセットの品揃えが厚い
- Amazon → 到着が早い。ただし定番銘柄に寄る
KOKYO MARKET で動いている輸入酒はこのあたり。
海外の食品・お酒をまとめて探すなら、輸入食品専門の通販サイト KOKYO MARKET が便利です。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、スーパーでは扱いの少ない商品を直輸入で揃えています。
台湾のフルーツビールなら6缶セットが手軽だ。

マンゴー・パイナップル・ライチの3種を2缶ずつ。度数は5%前後で、ビールが得意でない人にも配れる。
KOKYO MARKET で見る(2,700円) / 楽天市場で「台湾フルーツビール」を探す
実店舗
- 輸入食品店(カルディなど) → ワインとビールは強い。アジアの酒は店舗差が大きい
- 業務スーパー → 価格が安い。チリやスペインの安価なワインが中心
- 中華食材店・アジア食材店 → 紹興酒や白酒はここが早い。都市部に多い
- 大型スーパーの酒売り場 → 定番のビールとワインは揃うが、銘柄数は限られる
よくある質問
海外のお酒は日本の酒より度数が高い?
ジャンル次第。ビールは日本とほぼ同じ4.5〜5.5%で、ワインも12〜14%と国産と変わらない。差が出るのは白酒やウォッカのような蒸留酒で、40〜56%になる。
度数の高いお酒はどう飲めばいい?
割るか、量を減らすか。白酒やテキーラはおちょこ1杯を時間をかけて飲むのが現地の作法に近い。ウォッカはソーダやトニックで割ると度数が3分の1程度まで下がる。
開けたあとはどれくらい持つ?
蒸留酒は度数が高く、常温で年単位で置ける。ワインは開栓後2〜3日、ビールは開けたその日に飲み切るのが基本。紹興酒は冷暗所で1か月ほどを目安にしたい。
海外のお酒はお土産で持ち帰れる?
免税範囲は1人3本まで(1本760mlに換算)。機内持ち込みは容量の制限があるため、預け荷物に入れて包むのが確実。
30本から1本を選ぶなら
ビールから入って、気に入った国のワインや蒸留酒へ手を伸ばす。度数が5%から56%まで並ぶジャンルなので、飛び級すると1本まるごと持て余す。まずは緑の瓶を1本。そこから中国の白酒まで行き着く人は、案外多い。



