ハワイのホテルで飲んだコーヒーがおいしくて、帰国してから同じものを探す人は多い。ところが日本の通販で「コナコーヒー」と検索すると、200gで数千円する袋と、その何分の1かの値段の袋が並んで出てくる。
値段の差はほぼ、袋の中にコナ産の豆がどれだけ入っているかの差だ。ラベルの読み方さえわかれば、予算に合わせて選べる。
ここでは、コナコーヒーとは何か、ラベルと等級の見方、日本で買えるおすすめの7銘柄、買える場所の順にまとめた。価格や店舗の情報は2026年10月時点のもの。
コナコーヒーとは
コナコーヒーは、ハワイ島の西側、コナ地区で育てたアラビカ種のコーヒーだ。畑はフアラライ山とマウナロア山の斜面、標高およそ150〜980mの帯状の地域に集まっている。

コナにコーヒーの木が持ち込まれたのは1828年。宣教師のサミュエル・ラグルズが植えたのが始まりとされる。19世紀にイギリス人商人のヘンリー・ニコラス・グリーンウェルが売り込み、「コナ」の名前が産地ブランドとして知られるようになった。
日本との縁も深い。UCC上島珈琲は1989年にコナに直営農園を開き、いまも自社の農園の豆を日本で売っている。
値段が高い理由
高い。まずそこに驚く。理由は畑の小ささと手間にある。
コナのコーヒー農園はおよそ800軒あり、1軒あたりの広さは平均で2ヘクタールに満たない。2月から3月に花が咲き、実が赤く熟すのは8月の終わりごろ。そこから翌年1月まで、熟した実だけを選んで何度も手で摘んでいく。
木1本から取れる実は約15ポンド(約6.8kg)で、焙煎すると約2ポンド(約0.9kg)にしかならない。人件費の高いアメリカで、これだけ手をかけて少量しか作れないのだから、値段が上がるのは避けられない。
「100%コナ」と「コナブレンド」は別物
通販で値段の差が大きいのはここだ。袋の表に書かれた言葉を見る。
| ラベルの表記 | 中身 | 値段の目安 |
|---|---|---|
| 100% Kona / 100%コナ | すべてコナ産の豆 | 高い |
| Kona Blend / コナブレンド | コナ産の豆を一部に使ったブレンド | 100%コナの数分の1 |
| Kona Style / Kona Roast など | コナ産の豆が入っているとは限らない | 安い |
ハワイ州の法律では、「コナブレンド」と名乗ってハワイ州内で売るには、コナ産の豆が10%以上入っていればいい。残りの90%はほかの産地の豆だ。しかもこの決まりはハワイ州の外には及ばない。
2019年にはコナの農家が、コナ産と表示しながら中身がほとんど違う豆だとして、大手の小売や通販会社を訴えた。2021年3月までに、合計1,310万ドルを超える和解金が支払われている。
コナブレンドが悪いわけではない。毎朝気軽に飲むなら、ブレンドのほうが財布に合う。ただ、「コナの味を確かめたい」なら、100%の袋を選ぶ。
等級(グレード)の見方
100%コナの袋には、等級が書かれていることが多い。等級はハワイ州の基準で、豆の大きさと欠点豆の少なさで決まる。

いちばん上がエクストラファンシー。その下にファンシー、ナンバー1、セレクト、プライムと続く。通販の商品名に「Extra Fancy」「No. 1」と入っていれば、この等級のことだ。
ピーベリーは別枠だ。1つの実に丸い豆が1粒だけ入ったもので、取れる量が少ない。ピーベリーにもナンバー1とプライムの2段階がある。
等級が上だから自分の好みに合う、とは限らない。焙煎の度合いのほうが味への影響は大きい。それでも、等級が書いてある袋は中身が100%コナである目印にはなる。
日本で買えるコナコーヒーおすすめ7選
選び方の軸は2つ。自分で飲むか、人にあげるか。予算をかけるか、抑えるか。
1. UCC ハワイコナ(直営農園の100%コナ)
日本で100%コナを探すなら、最初に見ておきたいブランド。UCCは1989年からコナで自社の農園を営んでいて、農園で育てて焙煎までした豆を扱っている。
公式オンラインストアでは、数量限定の商品が出ることもある。ハワイコナを使ったアイスコーヒーなどを、系列の上島珈琲店で期間限定で出すこともあるので、店で飲んでから豆を買う手もある。
UCCの直営農園で育てた100%コナ。農園から焙煎まで1社で手がけている。
2. ヒロコーヒー ハワイアンクイーン農園
大阪のコーヒー専門店ヒロコーヒーの豆。商品名に農園の名前まで入っていて、どこで育った豆かがはっきりしている。
日本のロースターが焙煎しているので、焙煎してから手元に届くまでが短い。袋を開けたときの香りを楽しみたい人に向く。
農園名まで表示された100%コナ。日本で焙煎して届く。
3. 珈琲問屋 ハワイコナ(等級ナンバー1)
商品名に等級の「ナンバー1」が入っている。等級を見て選びたい人にわかりやすい。
挽き方を選べる場合は、ハンドドリップ向けの中挽きにしておけば迷わない。
商品名に等級ナンバー1と書かれた100%コナ。等級で選びたい人向け。
4. ライオンコーヒー 100%コナ
ハワイのスーパーやABCストアで、黄色いライオンの袋を見た人は多いはず。1864年にアメリカのオハイオ州で生まれ、1979年にハワイへ拠点を移したコーヒー会社だ。
バニラマカダミアなどのフレーバーコーヒーが有名だが、100%コナの袋も出している。ハワイ旅行の記憶と結びつきやすい銘柄なので、お土産の代わりに配る人もいる。
ハワイの定番ブランドの100%コナ。黄色いライオンの袋が目印。
5. ロイヤルコナ 10%コナブレンド
予算を抑えるならブレンド。ロイヤルコナはハワイで売られている定番のブランドで、コナ産の豆を10%使ったブレンドを出している。
1袋を使い切るタイプの小分けパックもあり、毎朝の1杯に気軽に使える。100%コナと飲み比べると、ブレンドとの違いがよくわかる。
コナ産の豆を10%使ったブレンド。100%コナより手頃で、普段飲みに向く。
6. アイランドヴィンテージコーヒー
ワイキキ生まれのコーヒー店で、日本には表参道、横浜ベイクォーター、お台場の3店舗がある。店でコナコーヒーを1杯頼めるので、高い豆を袋で買う前に味を確かめられる。
公式のオンラインショップもある。ドリップバッグは1杯ずつ包まれていて、配る用に便利だ。
ワイキキのコーヒー店。日本の店舗とオンラインショップでコナコーヒーを買える。
7. ハワイコナ ピーベリー
1つの実に1粒だけできる丸い豆を集めたもの。取れる量が少ないので、同じ100%コナの中でも高めの値段がつく。
決まったブランドより、ロースターごとに少しずつ出ていることが多い。楽天市場で「ハワイコナ ピーベリー」と探すと、焙煎店ごとの商品を見比べられる。
1つの実に1粒だけできる丸い豆。100%コナの中でも量が少ない。
コナコーヒーが買える場所
決まった銘柄が欲しいのか、まず味を試したいのかで、向く買い方が変わる。
| 買い方 | 向いているとき | 気をつけること |
|---|---|---|
| 楽天市場などの通販 | 銘柄が決まっている。ピーベリーなど種類を見比べたい | 「100% Kona」の表記を商品名と説明の両方で確かめる |
| ブランドの公式ストア | UCCやアイランドヴィンテージなど、そのブランドで選びたい | 数量限定の商品はすぐ売り切れる |
| 店舗で飲んでから買う | 高い豆を買う前に味を確かめたい | アイランドヴィンテージの店舗は東京と横浜だけ |
| カルディなどの輸入食品店 | ついでに少量を買いたい | 時期によって置いていないことがある |
通販で探すと、同じ「コナ」の商品でも100%とブレンドが混ざって出てくる。商品名に「100%」と入っているかを先に見ると、絞り込みが早い。
コナのビールも一緒に頼むなら KOKYO MARKET
コーヒーと同じハワイ島コナの町で生まれたのが、コナビールだ。KOKYO MARKET では、コナビールのビッグウェーブを1本から送料無料で買える。アジアの食品や世界のビール・お酒も扱っていて、ハワイの味をコーヒー以外でもそろえたいときに便利だ。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。
→ コナビール ビッグウェーブを直輸入で。海外のビール・お酒・食品をまとめて頼める
- 楽天市場
→ 100%コナ、ブレンド、ピーベリーまで種類が多い。ポイントも貯まる
- ブランドの公式ストア
→ UCCやアイランドヴィンテージの限定品はこちら
コナビールの種類と味の違いは、ハワイのビールおすすめ7選|コナビールの種類と日本で買える場所で紹介している。
よくある質問
コナコーヒーの味の特徴は?
酸味の角が立ちにくく、苦味も重すぎないものが多い。ただ、浅煎りか深煎りかで味はかなり変わる。初めてなら中煎りの100%コナから試すと、比べる基準ができる。
ハワイで買うのと日本で買うのはどちらが安い?
ハワイのスーパーのほうが選べる種類は多い。日本の通販は輸入の費用や送料が乗った値段なので、単純には比べにくい。旅行の予定があるなら、現地で100%コナを1袋買って帰り、日本で買える銘柄と飲み比べると好みがはっきりする。
コナブレンドに等級はある?
等級はハワイ州が100%コナの豆に対して決めたものだ。ブレンドの袋で等級らしい言葉を見かけたら、まず「100%」の表記があるかを確かめる。
お土産に配るならどれがいい?
個包装のドリップバッグが配りやすい。予算をかけたいなら100%コナ、たくさん配るならコナブレンドのドリップバッグを選ぶ。
ハワイの味を日本でそろえるなら
コナコーヒー以外のハワイの食べ物も、日本で買える場所はけっこうある。マカダミアナッツチョコやパンケーキミックスの買える場所は日本で買えるハワイ食品まとめ|通販・専門店を紹介に商品ごとに並べた。
これからハワイに行くなら、ハワイのお土産で買うべき食べ物20選|日本で買える代替品もも読んでおくと、現地で何を持ち帰るか決めやすい。お菓子を安く買いたいならハワイのお土産お菓子で安いのは?ABCストア・コストコほか5店の値段をくらべたが役に立つ。




