ハワイの食品は日本に持ち込める?お土産の持ち込みルールを品目別に解説

コナビール ビッグウェーブ ゴールデンエール 瓶 355ml ハワイビール ハワイ食品・ドリンク

マカダミアナッツチョコとコナコーヒーは、何も気にせずスーツケースに入れていい。止められるのは、ビーフジャーキーのような肉製品と、生の果物だ。

ハワイのお土産で迷う食品は、だいたいこの2つの間に収まる。ただ、空港で関わってくる窓口は3つある。果物やナッツを見る植物検疫、肉や卵を見る動物検疫、お酒の本数と金額を見る税関だ。管轄が別なので、1つだけ調べても抜けが出る。

ここでは、農林水産省の植物防疫所と動物検疫所、税関が公表している内容をもとに、ハワイ土産の定番を品目ごとに分けた(2026年10月時点で確認)。

まず結論|ハワイ土産の食品は4段に分かれる

ハワイ土産の食品を日本に持ち込むときの扱い 上から下へ、持ち込みの扱いが緩い順に四つの帯で分類。そのまま持ち込める食品、植物検疫カウンターで見せる食品、検査証明書がないと持ち込めない食品、持ち込めない生の食品を示す。 そのまま 持ち込める マカダミアナッツチョコ クッキー・ショートブレッド 焙煎済みのコーヒー豆 紅茶・ティーバッグ ジャム・リリコイバター ドライマンゴー・ドライパイン チーズ(手荷物として) 植物検疫カウンターで 見せる 乾燥マカダミアナッツ(生・殻付き) 検査証明書がないと 持ち込めない ビーフジャーキー ソーセージ・ハム 生のパイナップル 生のココナッツ 乾燥豆 持ち込めない マンゴー パパイヤ グアバ バナナ かんきつ類 トマト (すべて生のもの) 出典: 植物防疫所「ハワイ」、動物検疫所、農林水産省の公表資料 (2026年10月確認)
ハワイ土産の食品を、日本に持ち込むときの扱いで4段に分けた図
扱い主な品目空港でやること
そのまま持ち込めるマカダミアナッツチョコ、クッキー、焙煎済みのコーヒー豆、紅茶、ジャム、袋入りのドライマンゴー何もしなくていい
検疫カウンターで見せる乾燥マカダミアナッツ(生・殻付きのもの)植物検疫カウンターで検査を受ける
証明書がないと持ち込めないビーフジャーキー、ソーセージ、生のパイナップル、生のココナッツ米国政府機関の検査証明書が要る
持ち込めない生のマンゴー、パパイヤ、グアバ、バナナ、かんきつ類現地で食べきる

ABCストアやワイキキの土産物店で箱に入って売られているお菓子は、ほぼ上の段に入る。困るのはスーパーの棚にある物のほうだ。ジャーキー、スパム、カットフルーツ。安くてつい手が伸びる物ほど下の段にある。

植物検疫|果物とナッツのルール

植物防疫所は、国・地域ごとに持ち込めるかどうかの一覧を出している。ハワイは米国本土とは別のページになっている点に注意したい(植物防疫所「ハワイ」)。

生の果物はほとんど持ち込めない

一覧で「持ち込めません」とされているのは、オレンジなどのかんきつ類、キウイフルーツ、さくらんぼ、バナナ、パパイヤ、グアバ、マンゴー、りんご。野菜ではかぼちゃとトマトも入る。

ハワイで見かける南国の果物は、ほぼ全滅と考えていい。ホテルの朝食で余ったバナナを機内で食べるつもりで持っていても、着陸までに食べきれなければ空港の回収箱に入れることになる。

パイナップルとココヤシ(ココナッツ)は、扱いが一段違う。米国の検査証明書と、日本に着いたときの検査の両方がそろえば持ち込める。旅行者が自分で証明書を取るのは現実的ではないので、生のまま持ち帰るのはあきらめたほうが早い。

ドライフルーツとジャムは対象外

加工の度合いで扱いが変わる。

植物防疫所は、砂糖や塩、アルコールに漬けた植物を検疫の対象外としている。ジャムやリリコイバター、砂糖漬けのフルーツはここに入る。マンゴーやパインアップル、パパイヤ、バナナの乾果も、対象外の一覧に名前がある(輸入植物検疫の対象とならない植物)。

生のマンゴーは持ち込めないのに、ドライマンゴーは持ち込める。袋入りで売られている市販品なら、スーツケースに入れて問題ない。

マカダミアナッツは「生か、加工済みか」で分かれる

ハワイの一覧には「マカダミアナッツ(乾燥)」が入っていて、扱いは「入国時の検査が必要」。証明書は要らないが、空港の植物検疫カウンターで見せる必要がある。

一方で農林水産省は、ローストナッツを検疫を受けなくてよい物の例に挙げている(農林水産省「旅先のお土産も注意!」)。マウナロアの缶や袋に入った、ローストして塩をふったナッツはこちらの扱いだ。チョコでコーティングした物も、加工品として気にしなくていい。

検査の対象になるのは、ファーマーズマーケットなどで売られている殻付きや生のナッツだと考えておけばいい。判断がつかなければ、袋のままカウンターで見せる。数分で終わる。

マカダミアナッツチョコの銘柄ごとの違いや値段は、ハワイのマカダミアナッツチョコおすすめ7選にまとめた。

ハワイ土産の定番。チョコで包んだ加工品なので、検疫を気にせず持ち帰れる。

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ローストして塩をふったナッツ。生のナッツと違い、検疫カウンターに寄らなくていい。

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コーヒーと紅茶はそのまま持ち込める

焙煎済みのコーヒーは、検疫を受けなくてよい物として農林水産省が名前を挙げている。コナコーヒーの豆も粉も、焙煎してあれば問題ない。紅茶はハワイの一覧に「検査なしで持ち込めます」と書かれている。

気をつけるのは、コーヒー農園のツアーでもらえることがある焙煎前の生豆だけだ。生豆は植物の種子に近い扱いになる。自分で焙煎するつもりでなければ、焙煎済みの袋を選べば迷わない。

100%コナとブレンドの見分け方は、コナコーヒーとは?おすすめ7選と日本で買える場所に詳しく書いた。

ハワイのスーパーやABCストアに並ぶ焙煎済みのコーヒー。豆でも粉でも検疫は不要。

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動物検疫|肉製品は小さな物でも止まる

植物よりずっと厳しいのがこちら。

動物検疫所によると、牛・豚・鶏などの肉を使った製品は、輸出国の政府機関が発行した検査証明書がなければ日本に持ち込めない。お土産でも、自分で食べる分でも同じだ。加工品の例には、ジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコンが挙がっている(動物検疫所「肉製品などのおみやげについて」)。

違反すると、300万円以下の罰金か3年以下の拘禁刑になる。逮捕された人もいると動物検疫所は書いている。

ビーフジャーキーは持ち帰れない

ハワイのスーパーで量り売りされているジャーキーも、ABCストアの袋入りも、証明書は付いていない。持ち帰れない、で覚えておけばいい。真空パックでも冷凍でも扱いは変わらない。

スパムやコンビーフの缶詰は自己判断しない

缶詰には少しややこしい仕組みがある。密封したあと中心まで加圧加熱殺菌した缶詰やレトルトは、基準を満たせば検疫の対象から外れる(動物検疫所「指定外の基準」)。

ただ、基準を満たすかどうかは成分表や製造工程の資料で判断される。売り場で確かめる方法はない。持ち帰るなら、到着時に動物検疫カウンターで申告して判断を仰ぐことになる。

スパムは日本でも普通に買える。ハワイ限定の味もあるが、通販で手に入る物が多い。種類ごとの違いはハワイのスパムおすすめ8選で比べている。

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定番のポークランチョンミート。ハワイから缶を運ばなくても、日本の通販で買える。

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チーズは手荷物なら持ち込める

乳製品は扱いが逆になる。チーズやバターは、手荷物や預け荷物として自分で持ち帰る分なら動物検疫の対象ではない。

卵は対象。肉まんやハムサンド、機内食の残りのように、少しでも肉が入っていれば対象になる。機内で配られたサンドイッチを、空港に着いてから食べようと持って降りるのはやめておく。

税関|お酒の本数と20万円の枠

食べ物の検疫とは別に、税関の免税範囲がある。

  • お酒:20歳以上1人あたり、760mlを1本と換算して3本まで
  • その他の品物:海外での購入価格の合計が20万円まで。同じ品目の合計が1万円以下なら、20万円の計算に入れない

マカダミアナッツチョコを箱で10個買っても、合計が1万円以下なら枠を使わない。お土産のお菓子で税関に引っかかることはまずない。

お酒は容量で数える。コナビールの瓶は355mlなので、6本で2,130ml。3本ぶんの枠(2,280ml)に収まる。これを超えた分も、申告して税金を払えば持ち込める。没収はされない。

コナビールのビッグウェーブ ゴールデンエール 355ml瓶
コナビール ビッグウェーブ ゴールデンエール 瓶 355ml ハワイビール(KOKYO MARKET)

ハワイからの帰りの便でも、機内に持ち込める液体は100ml以下の容器だけ。ビールやワインの瓶は、スーツケースに入れて預ける。度数ごとの上限や梱包のコツは、海外のお酒はお土産で持ち帰れる?飛行機の持ち込み・免税ルールにまとめた。

空港でやること|申告と検疫カウンターの順番

日本の空港に着いてからの流れは、荷物を受け取ったあと次の順になる。

  1. 植物検疫カウンター(果物・ナッツ・種など)
  2. 動物検疫カウンター(肉製品・卵など)
  3. 税関検査

どのカウンターも、ターンテーブルから税関までの間にある。持ち込める物しか持っていなければ素通りでいい。

税関には、入国者全員が「携帯品・別送品申告書」を出す。紙に書くか、Visit Japan Web で事前に登録して、空港の端末でQRコードを読ませる。申告書には、肉製品や果物などを持っているかを答える欄がある。迷う物があれば「はい」にして、検疫カウンターで見てもらえばいい。隠して持ち込もうとするより、ずっと早く終わる。

本土経由で帰る人は、もう1つ関門がある。ホノルルから米国本土へ向かう便は、出発前にアメリカ農務省の農産物検査を受ける。生の果物はここでも止められる。

郵便や宅配で日本に送る場合も、ルールは手荷物と同じ。送れば通る、ということはない。

持ち帰れない物は日本で買う

ハワイで食べて気に入った物のうち、持ち帰れない物の多くは日本でも手に入る。

ココナッツは、生の実を運ぶのが難しい。果汁の味が恋しくなったら、果肉入りの缶で十分に近い。

TASCO ヤングココナッツジュース果肉入り 310ml
TASCO ヤングココナッツジュース果肉入り 310ml(KOKYO MARKET)

若いココナッツの果汁に果肉を入れたタイの缶ジュース。冷やして飲む。

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コナビールは、何本も買うと免税枠とスーツケースの重さの両方を圧迫する。日本で買えば、帰りの荷物は軽いままだ。

コナビール ビッグウェーブ
コナビール ビッグウェーブ ゴールデンエール 瓶 355ml ハワイビール(KOKYO MARKET)

ハワイ島コナの醸造所のゴールデンエール。軽い苦味とトロピカルな香り。

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ジャーキーは、日本国内で作られた物を買うしかない。ハワイ風の味付けを探すなら、楽天で絞り込める。

楽天市場でハワイ風のジャーキーを探す

通販で探すなら、ショップごとに強いジャンルが違う。

→ コナビールなどの海外のお酒と、アジア・南国の輸入食品を直輸入で扱う。ココナッツジュースやトロピカルフルーツの飲料もここでそろう

→ ハワイアンホーストやライオンコーヒーなど、ハワイの定番菓子・コーヒーの品数が多い

ハワイ土産の食べ物を全体から選び直したいときは、ハワイのお土産で買うべき食べ物20選が役に立つ。現地で買う物と、日本で買い足せる物を分けて紹介している。

よくある質問

マカダミアナッツチョコは何箱まで持ち込める?

検疫上の上限はない。税関では、同じ品目の合計が1万円以下なら免税の計算に入らず、超えても20万円の枠に入っていれば税金はかからない。個人で使う量を大きく超える数(販売目的と見られる量)でなければ問題にならない。

機内食のパンや果物は持って降りていい?

パンは問題ない。果物は、ハワイ便で出るバナナやかんきつ類なら持ち込めない。肉の入ったサンドイッチも動物検疫の対象になる。機内で食べきるか、置いていく。

免税店で買ったお酒も3本に数える?

数える。免税店で買ったかどうかは、日本の税関の免税範囲とは関係がない。現地の空港の免税店で買ったお酒も、ワイキキのスーパーで買ったお酒も、合わせて760ml換算で3本までになる。

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