札幌で中国の食材を探している人は、まず店の少なさに戸惑うと思う。
東京なら池袋、横浜なら中華街と「ここに行けば揃う」場所があるが、札幌にはそれがない。中国物産の店は市内に数えるほどしかなく、しかも地下鉄の駅から少し歩いた住宅街や、ビルの上の階に入っている。
ただ、店の数が少ないぶん、どこに何があるかは整理しやすい。札幌の中国食材店は北大の周辺から北24条にかけて、二十四軒、澄川の3か所にほぼ収まる。
以下、その3エリアの店を、住所・最寄り駅・営業時間と「何を買いに行く店か」で整理した。営業時間は2026年10月時点で各店の公式サイトを優先して確かめ、公式の情報が見つからなかった店はそう書いている。
韓国食品や東南アジア、ハラールの店まで含めて探したいなら、札幌で輸入食品が買えるスーパー・専門店のほうが合っている。ここでは中国の食材に絞る。
札幌の中国食材店は3つのエリアにある
いちばん店が固まっているのは、地下鉄南北線の北12条駅から北24条駅のあいだだ。北大の東側にあたり、留学生や研究者が多く住む。中国の食材店が3軒あり、歩いて回れる。
二十四軒は東西線の駅から10分ほど歩いた住宅地。ここには中華食材の輸入会社が自分で開いている店があり、冷凍の点心や中国酒の品揃えは市内で頭ひとつ抜けている。
澄川は南区。南北線の終点に近く、市の南側に住んでいる人にとっての選択肢になる。
車がなくても回れるのは北大周辺。二十四軒の店は営業時間が短いので、行く日を決めてから向かう店になる。
北大〜北24条で中国食材が買える店
アジア食品楽市
北区北15条西4丁目2-20 花豊ビル1階。地下鉄南北線の北18条駅から歩いて5分ほど。
公式サイトに載っている営業時間は10:00〜20:00、定休日は水曜。ただし「水曜でも営業する場合がある」とも書かれていて、確かめたいときは電話かLINEで聞くよう案内されている。電話は011-299-2618。専用の駐車場はない。
中国だけの店ではなく、台湾、韓国、タイ、ベトナム、インドネシアなどアジア各国の食材を扱う。中国の食材で目立つのは四川の麻辣(マーラー)系で、公式サイトでは花椒入りの麻辣ピーナッツ、麻辣湯の素、カップ麻辣湯、カップ酸辣湯が並ぶ「しびれ王」シリーズを紹介している。中秋節の時期には月餅も入荷する。
古い紹介記事では「中央店(南7条西9丁目)」と「北区店(北15条西4丁目2-16)」の2店が載っているが、2026年10月時点で公式サイトに出ているのは北区の花豊ビルの1店だけになっている。古い情報を頼りに中央区へ行くと空振りするので気をつけたい。
北華中国物産店 北大前
北区北13条西4丁目2-20。南北線の北12条駅から歩いて5分ほど。楽市からも歩いて行ける。
中国食材の物産店で、地図サービスの口コミには「本場の中国食材がある」という声がついている。公式サイトが見当たらず、営業時間は確認できなかった。行く前に地図アプリで最新の情報を見ておきたい。
東雲中華物産
北区北23条西5丁目2-41の3階。南北線の北24条駅から歩いて2分ほど。
2021年の中華食材店のまとめに載っていた店で、駅からいちばん近い。ただし今回、営業していることを公式の情報では確かめられなかった。ビルの3階にあるので、通りから看板が見えなくても迷わないよう、地図アプリで場所と最新の口コミを見てから向かってほしい。
二十四軒で中国食材が買える店
中華市場 マンダリン・マーケット
中央区北7条西25丁目3-1。地下鉄東西線の二十四軒駅から歩いて10分ほど。西28丁目駅からも10分くらいで着く。店の前に車が4台ほど停められる。
中華食材の輸入卸の晋南貿易が運営している店で、中華食材だけで500種類以上を扱うと紹介されている。公式サイトに挙がっているのは、塩くらげ、フカヒレの姿煮、冷凍餃子、ピータン、豆板醤、ラー油、八角・花椒・五香粉といった香辛料、紹興酒、青島ビール、烏龍茶やジャスミン茶。紹介記事では冷凍の小籠包、中華ちまき、葱を練り込んだパンケーキ、北京ダックまで並んでいる。
札幌で中国の食材をひととおり揃えたいなら、まずこの店になる。
気をつけたいのは営業時間だ。紹介記事で案内されているのは12:00〜16:00の4時間だけで、公式サイトにも「都合により予告なく営業を変更する場合がある」と書かれている。休みもお盆と年末年始のほかに臨時休業がある。電話は011-643-1218。遠くから行く日は、電話で開いているかを聞いてから出たほうがいい。
澄川で中国食材が買える店
北華中国物産店(澄川)
南区澄川4条2丁目3-18。南北線の澄川駅から歩いて2分ほど。
北大前の店と同じ名前の物産店で、南区や豊平区に住んでいる人が中国の食材を買える数少ない場所になる。こちらも公式サイトがなく、営業時間は確かめられなかった。
買いたいもので店を選ぶ
同じ「中国食材」でも、店によって強いものが違う。
| 買いたいもの | まず行く店 | エリア |
|---|---|---|
| 冷凍の点心・小籠包・ちまき | マンダリン・マーケット | 二十四軒 |
| 八角・花椒・五香粉などの香辛料 | マンダリン・マーケット | 二十四軒 |
| 紹興酒・中国茶 | マンダリン・マーケット | 二十四軒 |
| 麻辣湯の素・四川のピリ辛菓子 | アジア食品楽市 | 北18条 |
| 中国以外のアジア食材も一緒に | アジア食品楽市 | 北18条 |
| 仕事帰りに寄りたい | アジア食品楽市(20時まで) | 北18条 |
マンダリン・マーケットは16時に閉まる。平日に会社勤めをしている人が寄れるのは、実質的に楽市だけだ。
冷凍の点心は店で買ってすぐ帰る。紹興酒の瓶や青島ビールのケースは、雪の積もった歩道を持って帰るより通販のほうが楽になる。
チェーン店で買える中国食品
専門店まで行けない日は、近所のチェーン店でも定番の一部は手に入る。
業務スーパーは札幌市内に十数店あり、冷凍の水餃子や中華まん、豆板醤などの調味料が安く手に入る。中国からの輸入品も混ざっているので、裏の原産国表示を見て選ぶといい。
カルディコーヒーファームは、イオンモールなどショッピングモールの中に入っている。中華の調味料が少しずつ置いてあり、初めての調味料を試しに1つ買ってみるには向く。
MEGAドン・キホーテ札幌狸小路本店は24時間営業。専門店が全部閉まった夜中に、アジアのインスタント麺やお菓子を探せる。
ただ、どの店も中国の食材は「置いてある」程度で、本場の調味料を何種類も比べられるわけではない。
行く前に知っておくと困らないこと
営業時間は出かける前に確認する。 札幌の中国物産店は個人経営が多く、公式サイトがない店もある。マンダリン・マーケットのように時間を短くして営業している店もあるので、電話か地図アプリで確かめてから動いてほしい。
冬は移動に時間がかかる。 二十四軒や澄川の店は駅から歩く。雪道で冷凍品を持ち歩くのは楽ではないし、夏とは逆に溶ける心配は少ないものの、重さは変わらない。
現金を用意しておく。 キャッシュレス決済に対応していない店もある。
札幌の店まで行けないときは通販で揃える
近くに店がない、営業時間に間に合わない、重い瓶を運びたくない。札幌ではこの3つが重なりやすい。そういうときは通販でまとめて頼んだほうが早い。
→ 中国・台湾・韓国の食品とお酒を直輸入で扱っている。老干媽のラー油、鎮江香酢、豆板醤、海底撈の火鍋の素、紹興酒、青島ビールなど、マンダリン・マーケットの棚に並ぶ定番が自宅に届く。冷凍の水餃子や小籠包もある。まとめ買いの送料が安い
- 楽天市場
→ 中国食材の専門店が多く出店している。楽天ポイントが貯まる
札幌の中国食材店でよく見かける定番を、ジャンルごとに挙げておく。
調味料

中国食材店で必ずと言っていいほど見かける食べるラー油。ピーナッツの食感があり、ご飯や麺に乗せるだけで味が決まる。
KOKYO MARKET で見る(1,400円) / 楽天市場で「【ピーナッツ入りラー油】老干媽 油辣椒(ユラージャオ)275g ローカンマ・ラウガンマ」を探す

江蘇省鎮江の黒酢。酸味がまろやかで、水餃子のつけだれや酢豚に使う。
KOKYO MARKET で見る(1,300円) / 楽天市場で「【中国三大名酢】恒順金山 鎮江香酢・中国黒酢(ちんこうず)550ml」を探す

四川省ピー県の豆板醤。麻婆豆腐や回鍋肉の土台になる。1kgの業務用サイズ。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「中国丹丹 脾県豆板醤 ピーシェン トウバンジャン 1kg」を探す

豆腐を発酵させた紅い腐乳。お粥に添えたり、炒め物の味付けに溶かして使う。
KOKYO MARKET で見る(1,400円) / 楽天市場で「王致和 大塊紅腐乳 340g」を探す
調味料の種類をもっと比べたいなら中国で人気の調味料14選にまとめてある。
冷凍食品と麺

皮が厚めでもちもちした水餃子。茹でて黒酢をかけるだけで食べられる。
KOKYO MARKET で見る(1,600円) / 楽天市場で「【豚肉&白菜水餃子】龍泉日日餃子★もちもち冷凍水餃子 600g」を探す

蒸すだけの冷凍小籠包。20個入りなので、点心を何回かに分けて楽しめる。
KOKYO MARKET で見る(1,800円) / 楽天市場で「【もちもち皮★豚肉たっぷり】冷凍小籠包 20個入り 小笼包 600g」を探す

火鍋チェーン海底撈の麻辣スープの素。3〜5人前で、冬の札幌で鍋を囲む日に向く。
KOKYO MARKET で見る(1,800円) / 楽天市場で「【海底撈】 麻辣火鍋の素 マーラースープ 清油火鍋調料 火鍋底料 (3−5人前)」を探す

麻辣湯をカップ麺の手軽さで。花椒のしびれがはっきりしたスープ春雨。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「海底撈 鬼から麻辣湯 マーラータン スープ春雨 102g」を探す
冷凍食品は中国産人気冷凍食品が買えるネット通販10選、火鍋の素は中国産の火鍋の素10選で詳しく比べている。
お酒と飲み物

5年熟成の紹興酒。クセが少なく、中華料理に合わせる最初の1本に向いている。
KOKYO MARKET で見る(2,100円) / 楽天市場で「女児紅 5年 紹興酒 16度 500ml」を探す

中国本土の定番ビール。軽めのラガーで、油の多い料理と合う。
KOKYO MARKET で見る(1,600円) / 楽天市場で「【中国本土の定番ビール】チンタオ 青島ビール 瓶 330ml」を探す

中国の火鍋店でよく見かける涼茶。ハーブの風味で、甘さは控えめ。
KOKYO MARKET で見る(2,400円) / 楽天市場で「王老吉(涼茶)ワンラオジー310ml 缶 リャンチャ 中国大人気健康茶」を探す
紹興酒の選び方は日本で紹興酒が買えるスーパー・ネット通販に書いた。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

女児紅 5年 紹興酒 16度 500ml 2,100円
15年以上熟成 貯蔵した紹興酒 特撰紹興酒 塔牌 陳十五年 壷 紹興酒 500ml 5,000円
福建老酒(ラオチュウ)鼓山 【紹興酒】黄酒 485ml 1,500円
宝酒造 「塔牌」花彫紹興酒5年 600ML 2,100円
月餅や青果は自社では扱っていないので、季節の品は楽天の専門店で探すことになる。
札幌以外の街も含めて店を探すなら日本で中国食品・食材が買えるおすすめスーパー・中国物産店10選、通販サイトを比べるなら中国輸入食品・食材が買える通販サイト10選が近い。
最初に行くなら北18条の楽市から
札幌で中国の食材を買うなら、まずは北18条のアジア食品楽市に行ってみるのがいい。20時まで開いていて、北大前の北華中国物産店も歩いて回れる距離にある。
点心や香辛料、紹興酒をじっくり選びたくなったら、平日の昼にマンダリン・マーケットへ。南区に住んでいるなら澄川の北華中国物産店が近い。
重い瓶やお酒、冬のまとめ買いは通販に回す。店と通販をこう分けておけば、札幌でも家で食べる中華の材料はだいたい揃う。



