日本のプロテインバーは、コンビニで買える1本40g前後のものが中心だ。アメリカのバーを手に取ると、まず大きさが違う。60g前後が標準で、1本でたんぱく質20gを超える商品が普通に並んでいる。
もうひとつの違いは甘さの作り方。砂糖をほとんど使わず、食物繊維や糖アルコールで甘さと食感を出したバーが主流になっている。逆に、デーツやナッツをそのまま固めた「材料が見える」バーもある。同じプロテインバーでも、方向がまるで違う。
ここでは、日本から買えるアメリカのプロテインバーを8本選んだ。数字は米国版パッケージの表示値で、フレーバーによって多少変わる。順位は「たんぱく質の量」と「日本での買いやすさ」を合わせた編集部の並びで、売上の順位ではない。
アメリカのプロテインバーは何が違うのか
日本の商品と並べたときの差は、ほぼ3つにまとまる。
1本が大きい。 50〜68gあり、日本の定番バーの1.5倍ほどの重さがある。間食というより、軽い食事の代わりに近い量だ。
たんぱく質20gが基準になっている。 パッケージの正面に「20g PROTEIN」と大きく書くのが売り方の定番で、ここを下回る商品は「ナッツ系」や「素材系」として別の棚に置かれる。
糖類が少ないものと多いものの差が大きい。 糖類1g以下の商品と、15g以上の商品が同じ「プロテインバー」として売られている。低糖のバーの多くは、エリスリトールやマルチトールといった糖アルコールで甘さを足している。糖アルコールは一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなる人がいるので、初めてなら1日1本から試したほうがいい。
8本を「たんぱく質の効率」と「甘さ」で分けると
たんぱく質の量だけ見ると、上位6本はほとんど横並びになる。差が出るのはカロリーと糖類だ。100kcalあたりのたんぱく質と、1本あたりの糖類で並べると、8本は2つのグループにはっきり分かれる。
左上の4本(クエストバー、ピュアプロテイン、ONE、think!)は、たんぱく質を摂るために作られたバー。右下の3本(クリフ ビルダーズ、RXBAR、KIND プロテイン)は、ナッツやデーツ、チョコの味を楽しみつつ、たんぱく質も摂れるバーと考えると近い。
どちらが良いという話ではない。運動の後に数字で選ぶなら左上、おやつを置き換えたいなら右下が合う。
| 商品 | 重さ | たんぱく質 | カロリー | 糖類 |
|---|---|---|---|---|
| クエストバー | 60g | 21g | 190kcal | 1g |
| カークランド プロテインバー | 60g | 21g | 180〜190kcal | 1〜2g |
| ONE プロテインバー | 60g | 20g | 220kcal | 1g |
| think! ハイプロテインバー | 60g | 20g | 230kcal | 0〜1g |
| ピュアプロテイン | 50g | 20g | 200kcal | 2g |
| クリフ ビルダーズ | 68g | 20g | 290kcal | 18g |
| RXBAR | 52g | 12g | 200kcal | 14g |
| KIND プロテイン | 50g | 12g | 240kcal | 8g |
1〜4位|たんぱく質20g超・糖類ほぼゼロの4本
1位 クエストバー(Quest)
アメリカのローカーボ系プロテインバーの代表格。チョコレートチップクッキードウ味で、60gに21gのたんぱく質、糖類は1g。食物繊維が12gと多く、そのぶん噛みごたえはねっちりと重い。キャラメルのような粘りがあるので、冬場は硬く感じることがある。
電子レンジで10秒ほど温めると、焼きたてのクッキー生地に近い柔らかさになる。アメリカではよく知られた食べ方だ。
1本21g・糖類1g。クッキードウ、バースデーケーキなどフレーバーが多い。
2位 カークランド プロテインバー(コストコ)
コストコのプライベートブランド。1本60gでたんぱく質21g、作りはクエストバーによく似ていて、食感もねっちり系だ。20本入りの箱で売られていて、箱で買うぶん、1本あたりの値段は抑えやすい。
日本のコストコでも並ぶことがあるが、入荷は時期と倉庫店によってまちまちで、フレーバーも選べないことが多い。店で見かけないときは通販の並行輸入品を探すことになる。
コストコのPB。20本入りの箱売りで、チョコチップクッキードウとチョコピーナッツバターチャンクが定番。
3位 ONE プロテインバー
「バースデーケーキ」「ピーナッツバターパイ」など、アメリカのお菓子の名前をそのまま付けたフレーバーが多い。たんぱく質20gで糖類1g。表面にチョコのコーティングがあり、クエストバーより口当たりが軽い。
プロテインバー特有の粉っぽさが少なく、普通のチョコバーに近い感覚で食べられる。最初の1本として選びやすい。
1本20g・糖類1g。バースデーケーキ味は、カラースプレーの見た目までケーキに寄せてある。
4位 think! ハイプロテインバー
日本でもiHerb経由で買う人が多く、国内のプロテインバー比較記事に入ることもある1本。ブラウニークランチ味は、たんぱく質20gで糖類0〜1g。表示は箱のサイズで少し違う。
ホエイ、大豆、カゼインの3種類のたんぱく質を混ぜていて、食感はザクッとしたクリスプ入り。ねっちり系が苦手な人はこちらのほうが食べやすい。
1本20g・糖類0〜1g。ブラウニークランチ、クリーミーピーナッツバターなど。
5〜8位|味と素材で選ぶ4本
5位 ピュアプロテイン(Pure Protein)
アメリカのドラッグストアやスーパーで、まとめ売りの箱がよく積まれているブランド。50gと小さめで、たんぱく質20g、200kcal。8本の中では100kcalあたりのたんぱく質がクエストバーに次いで多い。
味は素朴で、チョコピーナッツバター味が定番。小さいので、仕事の合間に1本食べるのにちょうどいい。
50gでたんぱく質20g。チョコピーナッツバター、チョコレートディラックスが定番。
6位 クリフ ビルダーズ(CLIF Builders)
登山やサイクリング向けのエナジーバーで知られるクリフバーの、たんぱく質を増やしたシリーズ。68gと8本でいちばん大きく、290kcal、たんぱく質20g。糖類は18gあり、ほかの高たんぱくバーとは考え方が違う。
糖類を削らないぶん、味は普通のチョコバーにかなり近い。運動の前後に、エネルギーもまとめて入れたいときに向く。大豆たんぱくが中心なので、乳成分を控えている人も選びやすい(乳を含む可能性の表示があるので、アレルギーのある人は確認を)。
68gでたんぱく質20g。チョコピーナッツバター味が定番。
7位 RXBAR
パッケージ正面に「卵白3個、アーモンド6粒、カシューナッツ5粒、デーツ2個」のように材料を大きく書く売り方で人気になったバー。たんぱく質12g、200kcal。糖類14gはほぼデーツの甘さで、砂糖は加えていない。
食感はねっとりした干し果物そのもので、ほかの7本とはまるで別の食べ物に近い。材料の少なさで選ぶ人に向いている。卵とナッツが入っているので、アレルギーのある人は避ける。
卵白・デーツ・ナッツで作るバー。チョコレートシーソルト味が定番。
8位 KIND プロテイン
ナッツバーで知られるKINDの高たんぱく版。中身はピーナッツとアーモンドの粒が見える形のままで、ダブルダークチョコレートナッツ味はたんぱく質12g、糖類8g。
脂質が17gあり、8本の中ではカロリーに対してたんぱく質が少ない。数字だけ見ると下位になるが、ナッツの香ばしさを楽しむ間食としてはいちばん満足感がある。
ナッツの粒が残るバー。ダブルダークチョコレートナッツ、クランチーピーナッツバターなど。
アメリカのプロテインバーはどこで買える?
日本の店頭で確実に買えるのは、コストコのカークランドくらいだ。残りは通販が中心になる。
- iHerb
→ 米国の通販。クエストバー、ONE、think!、RXBARなど、今回の8本の多くを1本単位や12本箱で扱う。フレーバーの数がいちばん多い。届くまで数日〜1週間ほど
- 楽天市場・Amazon
→ 並行輸入のショップが出品している。12本箱のまとめ売りが中心で、国内から発送されるので届くのが早い。1本あたりはiHerbより高くなりやすい
- コストコ
→ カークランドの20本入りが入ることがある。会員制で、在庫は時期と店舗による
→ 輸入食品とお酒の通販。アメリカのプロテインバーそのものは扱っていないが、スキッピーのピーナッツバターや、インドネシアの発酵大豆テンペなど、たんぱく質を摂りたい人に合う輸入食品がある
まとめ買いする前に、1本ずつ買える店で味を確かめておくと失敗が少ない。特にクエストバーやカークランドのねっちりした食感は好みが分かれる。
アメリカ食品をまとめて扱う店は日本でアメリカ食品が買えるスーパー・専門店まとめに、店ごとの得意分野を書いた。コストコの輸入食品の棚はコストコで買える輸入食品おすすめランキング、通販サイトを並べて比べたいならおすすめ輸入食品通販・オンラインサイト9選が早い。
選ぶときに見る3つの数字
パッケージは英語だが、見る場所は決まっている。
- Protein(たんぱく質)
20g前後か、10g台前半か。ここでバーの性格がほぼわかる
- Total Sugars(糖類)
1g以下なら糖アルコールか食物繊維で甘さを出している。10gを超えるならおやつ寄り
- Sugar Alcohol(糖アルコール)
表示がある商品は、食べ過ぎるとお腹にくることがある
もうひとつ、アレルギー表示(Contains)も見ておきたい。ナッツ、大豆、乳、卵のどれかはほぼ必ず入っている。
プロテインバーと一緒に揃えたいもの
ピーナッツバター味のバーが気に入ったら、ピーナッツバターそのものを1瓶置いておくと使い回せる。全粒粉のトーストやバナナに塗れば、朝のたんぱく質を少し足せる。

アメリカの定番ピーナッツバター。クリーミーは粒のないなめらかなタイプで、トーストやバナナに塗りやすい。
KOKYO MARKET で見る(2,800円) / 楽天市場で「スキッピー ピーナッツバター」を探す
甘いバーばかりだと飽きる人には、インドネシアの発酵大豆テンペがある。大豆を丸ごと発酵させた食品で、薄切りにして焼くとナッツのような香ばしさが出る。肉の代わりに炒め物に入れてもいい。

KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

<冷凍>SARIRAYA テンペクリスピー 400g – サクサク食感の栄養満点大豆食品 / SARIRAYA テンペクリスピー 400g 10,700円
<冷凍>SARIRAYA オリジナルテンペフライ 400g – サクサク食感の万能フライ / SARIRAYA オリジナルテンペフライ 400g 13,600円
<冷凍>SARIRAYA テンペ唐揚げ 400g – サクサク食感のヘルシーな一品 / SARIRAYA テンペ唐揚げ 400g 19,400円
Be Chips プレミアム テンペチップス オリジナル 75g – 栄養豊富でサクサクな大豆チップス / Be Chips Premium Tempe Chips Original 75g 13,700円
アメリカのおやつ側の定番はアメリカのお菓子おすすめランキング20選に、朝食向けはアメリカのシリアルおすすめにまとめてある。



