こんにちは!台湾グルメ大好きライターのロブです。
旅行好きの方ならきっとご存知の通り、台湾はグルメの宝庫ですよね。小籠包やルーローハンといった食事も最高ですが、食後の楽しみといえば、やっぱり台湾 デザートです!近年、タピオカブームを皮切りに、日本でも「タピる」「タピ活」といった言葉が生まれるほど台湾スイーツが注目されていますが、実は台湾デザートの魅力はそれだけにとどまりません。
今回は、私が実際に台湾や日本で体験した感想も織り交ぜながら、ヘルシーで美味しい台湾 デザートの魅力をたっぷりご紹介します。甘さ控えめで健康や美容に良い食材を使っているものが多いので、罪悪感なく楽しめるのが台湾スイーツの最高のポイントです。
この記事では、王道の豆花や台湾式かき氷から、自宅で簡単に再現できるレシピ、そして最新の進化系スイーツやお土産まで、幅広く深掘りしていきますね。台湾スイーツの世界へ、一緒に飛び込んでいきましょう!
台湾デザートの魅力徹底解剖!健康志向で罪悪感ゼロの極上スイーツ体験

台湾のスイーツは、何と言っても「ヘルシーさ」と「食感の楽しさ」がずば抜けているのが特徴だと感じています。砂糖たっぷりの甘いものを食べた時に感じる「罪悪感」が、台湾 デザートにはほとんどありません。なぜなら、豆乳をベースにしたものや、植物由来のゼリー、そしてフルーツなど、健康や美容に良い材料を多用しているからです。
台湾 デザートには、大きく分けて「豆花(トウファ)」、「かき氷(雪花冰)」、「愛玉子(オーギョーチー)」といった定番ジャンルがあります。これらはただ冷たいだけでなく、冬には温かいシロップで提供されるメニューも多く、一年中楽しめるのが素晴らしい点ですね。例えば、豆花は冷たいシロップだけでなく、温かいシロップや生姜ベースのシロップで、体の芯から温まるデザートとしても親しまれています。
台湾式かき氷、特に「雪花冰(しゅえほぁーびん)」や「雪綿氷」と呼ばれるものは、日本の一般的なかき氷とは根本的に違います。普通に氷を削るのではなく、ミルクやフルーツの味をつけたものを凍らせてから削るため、口の中でサラッと溶けるふわふわの綿雪のような食感が特徴です。その量は、日本でご飯茶碗一杯分くらいが普通なのに対し、台湾ではカレー皿くらいの器に山盛りで出てくるほど、とにかくボリュームたっぷりなのも驚きです。トッピングの種類も非常に豊富で、シロップや小豆、白玉、アイスクリームといった日本の定番の具材だけでなく、大きめにカットされた様々なフルーツ、タピオカ、甘く煮たサツマイモ、豆類、芋団子(芋圓)、ゼリー、杏仁豆腐、さらにはプリンまでトッピングされることがあります。トッピング次第で毎日食べても飽きることがない、まさに「自分だけのスペシャル台湾 デザート」が作れるんです。
また、台湾スイーツは和菓子とも洋菓子とも異なる独自の味わいを形成しています。あっさりとした甘さで、大豆や芋など素材本来の味がしっかりと感じられるため、甘いものが苦手な方や、健康志向の方にも心からおすすめしたいですね。
私自身、台湾を旅した際に、食事でお腹いっぱいになった後でも、冷たいかき氷やさっぱりした豆花は「別腹」でペロリと食べられてしまうことに感動しました。特に暑い台湾では、冷たい台湾 デザートがより一層美味しく感じられるんですよね。
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王道「豆花(トウファ)」と「芋圓(ユーユェン)」の深掘り!本場仕込みの店舗と楽しみ方

数ある台湾 デザートの中でも、近年日本でも専門店が増え、最も身近になったスイーツの一つが「豆花(トウファ)」ではないでしょうか。豆花は、大豆から作られた豆乳を凝固剤(伝統的には石膏粉やにがり、グルコン酸など)で優しく固めた、豆腐のような見た目と食感を持つ伝統的な台湾スイーツです。日本では一般的に「トウファ」や「ドウファ」と読まれることが多いですが、中国語では「dòuhuā(ドウホワ)」と発音されます。その起源は古く、紀元前の中国王朝時代にまで遡るという説もあり、長い歴史を持っています。
豆花は、プリンより少し柔らかいプルプル感とツルッとした舌触りが特徴で、控えめで優しい甘さのシロップ(主にきび砂糖や黒糖)をかけて食べます。杏仁豆腐と比べると、豆花は大豆ベースで無臭でさっぱりしていますが、杏仁豆腐は杏の種子から作られた杏仁霜を使用するため、独特の甘い香りがします。このさっぱりとした味わいと、低カロリーで豊富な植物性タンパク質を含んでいる点から、女性やダイエット中の方にも人気の高い台湾 デザートとなっています。
豆花を食べる際の最大の楽しみは、自分好みにカスタマイズできる豊富なトッピング(配料)です。定番のトッピングとしては、日本のあずきにあたる「紅豆(ほーどん)」、新陳代謝アップの効果もある「緑豆(りゅーとう)」、煮込んでほろほろと柔らかくなった「花生(ほぁーしぇん/ピーナッツ)」、そしてもちろん「珍珠(じぇんじゅー/タピオカ)」があります。これらに加えて、ぜひ試していただきたいのが「芋圓(ユーユェン/タロ芋のお団子)」や「仙草(せんそう/仙草ゼリー)」、「愛玉(あいぎょく/オーギョーチー)」といった台湾ならではの具材です。
特に「芋圓(ユーユェン)」は、タロイモやサツマイモを練って作るモチモチとした伝統的なお団子で、その極上のモッチモチ食感が病みつきになります。芋圓は通常、豆花やかき氷のトッピングとして使われますが、その素朴な甘さと弾力のある食感が、豆花の滑らかさと絶妙なハーモニーを奏でるんです。サツマイモと白玉粉、片栗粉などを使えば、自宅でも簡単に作れるレシピも紹介されていますよ。
台湾には、豆花が美味しい人気店がたくさんあります。例えば、台北のMRT忠孝復興駅から徒歩10分ほどの場所にある「庄頭豆花担」では、一般的な大豆を使った白い豆花だけでなく、調理に手間がかかるため珍しい黒豆花を提供しています。このお店で初めて豆花を食べた方の感想によると、見た目のイメージほど甘くなく、シロップもさっぱりしていて、まるで「豆腐スイーツ」のようだったそうです。また、甘党の方にはシロップを甘めに調整するのがおすすめ、というアドバイスもありました。
台北の人気エリア、寧夏夜市のすぐそばにある「豆花荘」は、リーズナブルで美味しいと評判の有名店です。ここではピーナッツや芋餅(芋圓)をトッピングした「花生豆花」などが人気で、現地の方が多く訪れる活気あるお店です。また、台北の「東区粉圓」はカエルの絵がトレードマークの老舗店で、好きなトッピングを1〜4つ選んで一律の値段で楽しめるという、トッピング好きにはたまらないサービスがあります。
最近は、カルディなどでも手軽に豆花を買えるようになり、日本にいながら「おうち台湾カフェ」を楽しむ人も増えていますね。ゼラチンと豆乳があれば簡単に作れるレシピも人気で、黒蜜やきな粉、季節のフルーツを添えれば、自分だけの台湾 デザートが完成します。
私個人の話になりますが、芋圓のモチモチ感と豆花のツルツル感のコントラストが大好きで、特にタロイモペーストやピーナッツをたっぷり乗せて食べるのがお気に入りです。温かい豆花は、生姜シロップと合わせて食べると、甘いだけでなく体も温まってホッとするんですよね。もし豆乳アレルギーで不安がある方は、店によっては「にがり」ではなく「寒天」を使った薄い豆花もあるようなので、少量ずつ試しながら楽しんでみるのも一つの方法かもしれません。
さっぱり爽快!夏に嬉しいゼリー系デザートとテイクアウトスイーツの進化

台湾 デザートの魅力を語る上で欠かせないのが、ツルンとした喉越しが特徴のゼリー系のスイーツです。特に「愛玉子(オーギョーチー)」と「仙草(せんそう)ゼリー」は、暑い台湾で涼を取るために古くから愛されてきました。
「愛玉子(オーギョーチー)」は、台湾固有の植物であるクワ科イチジク属の果実の種子から作られる、ゼリーのような台湾 デザートです。愛玉子自体には味がほとんどなく、弾力があってしっかりとしたゼリー状の食感を楽しみます。通常、レモンシロップやハチミツレモンのシロップをかけて食べると相性が良いとされています。この愛玉子の原料植物の学名に名付け親として関わったのが、日本の高知県佐川町出身の牧野富太郎博士である、という興味深い歴史的なつながりもあります。
愛玉子は、種子を布袋に入れて水の中で揉むだけでゼリー状に固まるという珍しい特質があり、自宅で手作りすることも可能です。この現象は、愛玉子の種が植物の中で特にペクチンの含有量が多いため、加熱せずに固まるからです。手作りの際、水は水道水や硬水(ミネラルウォーター)を使う方が固まりやすいとされ、浸透ろ過水や純水だと固まらない場合があるので注意が必要です。一度作ると、ハチミツレモンシロップにクコの実を浸したものと一緒に食べたり、アイスレモンティーに入れて「愛玉レモンティー」として楽しむのもおすすめです。東京・根津には1934年創業の愛玉子専門店もあるほど、日本でも長く親しまれている台湾 デザートです。
もう一つのゼリー系スイーツが「仙草(せんそう)ゼリー」です。仙草という植物を乾燥させて煮詰めて固めたもので、ほのかに甘く、日本でいうとコーヒーゼリーに近い食感と風味を持つ場合もあります。仙草は生薬としても使われる植物からできており、健康や美容に良い台湾 デザートとしても知られています。そして、冬の台湾で特に人気なのが、仙草ゼリーを温めて葛湯のようにした「焼仙草(シャオシィエンツァオ)」です。温かい仙草に芋圓やタピオカ、ピーナッツが入った焼仙草は、台湾の冬の味覚として屋台や専門店で楽しめます。
さらに、夜市で楽しめる進化系の台湾 デザートも見逃せません。
ピーナッツロールアイス(花生捲冰淇淋)は、クレープのようなライスペーパーの上に、砕いたピーナッツとアイスクリーム(タロイモ、あずき、パイナップルなどが多い)を乗せて巻いたユニークなスイーツです。驚くべきことに、このアイスにはパクチーがトッピングされます。初めて聞くとびっくりするかもしれませんが、パクチーの青い香りがアクセントとなり、濃厚なアイスなのに全体的にさっぱりとした印象で食べられてしまうんです。私自身も初めて食べた時は「ええ!」と思いましたが、一口食べたらその絶妙なハーモニーに感動しました。
夜市の定番おやつとしては、さつまいもを蒸して潰し、揚げて作る「地瓜球(ディーグアチョウ)」もあります。外側はサクサク、中はモチモチで空洞になっており、非常に軽い食感でいくらでも食べられます。
最後に、台湾 デザートをお土産として楽しむなら、定番の「パイナップルケーキ(鳳梨酥)」に加え、近年人気が高まっているアイテムもおすすめです。パイナップルケーキで有名な「サニーヒルズ」のアップルケーキは、ずっしりとした重厚感とリンゴの自然な甘酸っぱさが魅力です。また、ミルク風味のソフトキャンディを塩味クラッカーでサンドした「ヌガークラッカー」や、ジェニーベーカリーと称される「COOKIE 886」のサクホロ食感クッキーも、お土産として喜ばれています。台中にある「宮原眼科」やその姉妹店「第四信用合作社」は、レトロでおしゃれなパッケージデザインのお菓子や、種類豊富なアイスクリームが人気を集める注目のスポットです。
このように台湾 デザートは、伝統的な豆花や愛玉子から、ユニークな夜市グルメ、そして洗練されたお土産まで、様々な楽しみ方を提供してくれるんです。ぜひ、これらの情報を参考に、自分のお気に入りの台湾 デザートを見つけてみてくださいね!