名古屋でタイ食材の店を検索すると、出てくる店の半分くらいはもう無い。
新栄のワールドフーズショップは2023年1月に閉店した。蟹江町のヤマダタイストアも、地図サービスでは閉店の扱いになっている。数年前のまとめ記事がそのまま上位に残っているので、住所だけ見て出かけると空振りする。
一方で、新しい店もできた。2025年10月31日、北区の上飯田にタイ食材専門店の「Sabai Store 名古屋店」が開いている。
いま名古屋で実際に使える店はどこか。タイ専門店、アジア食材全般の店、近所のスーパーの順に整理し、行けないときの通販までをまとめた。
名古屋でタイ食材が買える店の位置
名古屋のタイ食材は、2種類の店で買うことになる。
ひとつはタイ専門店。市内で確実に営業が確認できるのは、北区のSabai Storeくらいだ。もうひとつは、ネパールやインド、ベトナムの食材と一緒にタイの調味料を置いているアジア食材店。大須と名古屋駅にある。
生のハーブや青パパイヤが要るなら専門店。ナンプラーとカレーペーストで足りるならアジア食材店。この線引きで、どちらに行くかはほぼ決まる。
上飯田「Sabai Store 名古屋店」
名古屋市北区御成通4-24-1。地下鉄上飯田線・名鉄小牧線の上飯田駅から300mほどで、イオンそよら上飯田の道路を挟んだ向かいにある。
営業時間は10:00〜21:00。グルメサイトには火曜定休と載っている。支払いは現金とPayPay。
豊橋にあるタイ食材店の2号店だ。地域ニュースサイトの取材でオーナーは、名古屋にはタイ食材の専門店がほとんど無く、イベントで会った客に「豊橋は遠い」と言われたのが出店のきっかけだと話している。商品の大半はタイから直接仕入れ、野菜の一部は自分たちの畑で育てているという。
元は文具店だった建物で、売り場は階段を上がった2階にある。
この店でしか揃わないのは生鮮だ。 開店直後に訪れた人のブログでは、冷蔵ケースに青パパイヤ、タイのナス、タイ生姜が並んでいたと書かれている。ガパオに使うホーリーバジルも買えたそうだ。ソムタムの味付けに使うナムプラーラー(発酵させた魚のソース)が何種類もあるのも、専門店らしい。
ほかにもジャスミンライス、使いやすい量のもち米、カオニャオを蒸す竹籠、トムヤム味の袋麺。冷凍ケースには魚、牛や豚の内臓、鶏の足、冷凍フルーツまである。タイの焼肉鍋(ムーガタ用の鍋)のような調理器具も置いている。
スナック菓子の種類は、東京や大阪の大型店ほど多くない。タイ料理を作るための店、と考えておくといい。
開店から1年ほどの店なので、品揃えや営業時間はまだ変わる可能性がある。遠くから行くなら、Facebookの店舗ページか電話で確かめてからにしたい。
アジア食材店でタイの調味料を買う
アジアンフードストア 大須店
中区大須3-42-10、東仁王門通り沿い。地下鉄上前津駅の8番出口から歩いて2分ほどで、営業時間は10:00〜22:00。
ネパール、インド、東南アジアの食材をまとめて扱う店だ。タイ専門ではないが、タイの調味料、東南アジアのインスタント麺、米、冷凍の鴨などが置いてある。
名古屋で夜にタイ食材を買うなら、まずここになる。 タイの調味料を置いている店で、22時まで開いているところは市内の中心部では珍しい。大須商店街で食べ歩いたあとに寄れるのもいい。
アジアンフードストア 名古屋駅店
中村区竹橋町16-13。名古屋駅の太閤通口から歩いて6分ほどで、営業時間は9:00〜21:00。
大須店と同じ系列で、品揃えの方向も近い。レモングラスや唐辛子の生鮮を置いていることがある。
新幹線で名古屋に来た日の帰りに、調味料をまとめて買っていくならこちらが近い。
ASIA FOODS MARKET 今池店
千種区内山2-9-8、今池駅から歩いて5分ほど。
東南アジアの食材を扱う店で、生のココナッツを売っているのが目を引く。以前の紹介記事では、同じ住所の店がホムデン(タイの赤小玉ねぎ)に強いと書かれていた。タイ料理の香味野菜を探すときに覚えておくといい。
今池や名駅西にはベトナム食材の店も多い。ナンプラー(ベトナムではヌクマム)、ライスペーパー、米麺、パクチーはタイ料理と材料が重なるので、代わりに使える。店ごとの住所は名古屋でベトナム食品が買えるスーパー・専門店にまとめた。
情報が古い店・閉店した店
検索で上位に出るのに、いまは使えない店がある。
ワールドフーズショップ(東区葵1丁目・新栄町) は、2023年1月に閉店したと地元の方のブログに書かれている。グルメサイトにはまだ営業時間が残っている。
ヤマダタイストア(蟹江町富吉) は、Yahoo!マップで閉店の表示になっている。
ロイエット(中区栄5-21-21・矢場町) は、タイ料理教室のブログで2019年に「チャイヤプーム」から店名が変わったと紹介された店だ。野菜や冷凍品も置いていたそうだが、ここ数年の情報が見つからない。行くなら事前に営業しているかを確かめたほうがいい。
市外では、みよし市のタイ・ストアー ティック(三好町小坂18-5)がタイ食材を幅広く扱う店として知られている。駅からは遠く、車で行く店だ。
専門店以外で揃うもの
上飯田も大須も、名古屋市の中心から見ると北と南に離れている。尾張や三河に住んでいると毎週は通えない。
タイ料理を「一品作ってみる」くらいなら、近所の店でもかなり揃う。
カルディコーヒーファーム
栄や名古屋駅の商業施設をはじめ、愛知県内のショッピングモールに多く入っている。
グリーンカレーやガパオのペースト、ナンプラー、ココナッツミルク、スイートチリソース。一品ぶんの材料は、たいていここで間に合う。どの商品があるかはカルディで買えるタイ調味料まとめに書いた。
生のハーブは置いていない。
業務スーパー
ココナッツミルクの缶、冷凍のエビ、春雨、ライスペーパー。タイ料理の脇を固める食材を安く揃えるのに向く。
エスニックの棚は店舗ごとの差が大きく、ナンプラー1本だけの店もある。
成城石井など輸入食品に強いスーパー
大きめの店舗ならカレーペーストとココナッツミルクは置いてある。名古屋の輸入食品店はタイ以外も含めて愛知県名古屋市で人気の輸入食品・食材が買えるおすすめスーパー5選で紹介している。
作りたいものから店を選ぶ
| 作りたいもの・状況 | 向いている店 |
|---|---|
| ソムタム(青パパイヤのサラダ) | Sabai Store |
| カオニャオを使う東北タイの料理 | Sabai Store |
| ガパオをホーリーバジルで作る | Sabai Store |
| 21時を過ぎてから買いに行く | アジアンフードストア 大須店 |
| 新幹線の帰りに調味料だけ | アジアンフードストア 名古屋駅店 |
| グリーンカレーを一度作ってみる | 近所のカルディ |
| ココナッツミルクを箱で安く | 業務スーパー、通販 |
何から揃えるか迷うなら、タイ料理に必須の調味料10選に優先順位を書いてある。ナンプラーとカレーペースト、パームシュガーの3つがあれば、作れる料理はかなり増える。
行く前に知っておくと困らないこと
Sabai Storeは火曜が休み。 週の真ん中にタイ料理を作ろうとして火曜に行くと閉まっている。
生鮮は入荷日次第。 タイ生姜や青パパイヤは、いつ行っても必ずあるものではない。無かった日のために、冷凍のコブミカンの葉やガランガルを家に置いておくと料理が止まらない。
冷凍品は最後に買う。 大須で調味料を買ってから上飯田へ、というはしごは、市内を南から北へ縦断することになる。夏場は保冷バッグを持っていく。
米と缶詰は重い。 ジャスミンライスの5kg袋とココナッツミルクを何缶も持って帰るのはきつい。重いものだけ通販に回すと楽になる。
名古屋の店まで行けないときの買い方
愛知の外に住んでいる、近所の店では揃わない。そういうときは通販が早い。
→ タイのナンプラーやココナッツミルク、冷凍のコブミカンの葉・ガランガル・レモングラス、シンハーやチャーンのビールまで直輸入で扱っている。中国・台湾・韓国の食品と一緒にまとめ買いすると送料が抑えられる
- 楽天市場
→ タイ食材の専門店が多数出店している。カレーペーストやジャスミンライスの銘柄を選びたいときに向く。楽天ポイントも貯まる
名古屋の店で探すことになる定番のうち、通販で手に入るものを挙げておく。
調味料

タイの魚醤。700mlの大瓶なので、炒め物からスープ、ソムタムまで気兼ねなく使える。タイ料理を週に1回以上作る家なら、この大きさが合う。
KOKYO MARKET で見る(1,400円) / 楽天市場で「TIPAROS ティパロス ナンプラー フィッシュソース 700ml」を探す

タイ産のココナッツミルク。グリーンカレー、トムカーガイ、タピオカのデザートまで使える。缶は重いので通販でまとめて買うほうが楽。
KOKYO MARKET で見る(2,100円) / 楽天市場で「Natural Bloom ナチュラルブルーム ココナッツミルク 400ml タイ産」を探す

ヤシの樹液を煮詰めた砂糖。上白糖よりコクがあり、ソムタムやパッタイの甘みがタイの味に寄る。削るか少しのお湯で溶かして使う。
KOKYO MARKET で見る(2,200円) / 楽天市場で「Sariraya パームシュガー 300g」を探す
冷凍のハーブ

トムヤムクンとグリーンカレーの香りを決める葉。生が手に入らない日の保険になる。使う枚数だけ取り出せる。
KOKYO MARKET で見る(12,400円) / 楽天市場で「SARIRAYA 冷凍コブミカンの葉 100g」を探す

生姜に似た根茎で、香りはもっと鋭い。薄切りにしてスープで煮出す。トムヤムクンとトムカーガイには欠かせない。
KOKYO MARKET で見る(11,000円) / 楽天市場で「SARIRAYA ガランガル 200g」を探す

柑橘に近い香りのハーブ。根元を叩いてから鍋に入れると香りが立つ。冷凍でもスープの香りづけには十分。
KOKYO MARKET で見る(9,600円) / 楽天市場で「SARIRAYA レモングラス 200g」を探す
ビールと飲み物

タイを代表するピルスナー。麦の味がしっかりしていて、辛い料理に負けない。
KOKYO MARKET で見る(1,800円) / 楽天市場で「シンハー瓶ビール 330ml」を探す

シンハーより軽い口当たり。食事のあいだずっと飲んでいられる。
KOKYO MARKET で見る(1,600円) / 楽天市場で「チャーンビール クラシック瓶 320ml」を探す

屋台のチャーイェン(タイのミルクティー)に近い、甘くて濃い味。辛い料理のあとに合う。
KOKYO MARKET で見る(4,500円) / 楽天市場で「ICHITAN タイミルクティー 300ml」を探す
ビールの違いはタイビールの種類とおすすめ8選で比べている。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

SARIRAYA 冷凍コブミカンの葉 100g – タイ料理に欠かせない爽やかな香り 12,400円
イチタン タイミルクコーヒー 300ml – 本場の味!ICHITAN Thai Milk Coffee / ICHITAN タイミルクコーヒー 300ml 4,500円
ICHITAN タイミルクティー 300ml – タイで大人気の濃厚な味わい / ICHITAN タイミルクティー 300ml 4,500円
SARIRAYA ガランガル 200g – 爽やかな香りと辛味!本格タイ料理に欠かせない南姜 / SARIRAYA ガランガル 200g 11,000円
カレーペーストとジャスミンライスは自社では扱っていない。こちらは楽天で探すほうが選択肢が多い。
通販サイトごとの品揃えと送料はタイ食材が買えるネット通販8選で比べた。
名古屋でタイ食材を買うなら上飯田と大須
数年前まで、名古屋でタイ食材を探す人の答えは「専門店はほぼ無いので、アジア食材店で何とかする」だった。
上飯田にSabai Storeができて、そこが変わった。青パパイヤやホーリーバジルのように、これまで東京や大阪まで行くか通販で頼むしかなかったものが、市内で買える。
普段の調味料は大須か近所のカルディで。生鮮が要る日だけ上飯田へ。重い米と缶詰は通販で。いまの名古屋なら、この分け方がいちばん無理がない。
ほかの地域の店と比べたいなら、東京でタイ食材が買えるスーパー・専門店10選や大阪でタイ食材が買えるスーパー・専門店を。全国の店はタイ食材が買えるスーパー・専門店まとめに地域別で載せている。名古屋で韓国の食材も一緒に探すなら名古屋で韓国食品が買えるスーパー・専門店が近い。




