業務スーパーの菓子棚には輸入品がずらりと並んでいます。それなら、アメリカのお菓子もあるはず。そう考えて棚を見ると、少し戸惑います。
2026年10月、業務スーパー公式サイトの「菓子類」197品と、それ以外の直輸入商品527品の商品ページを1品ずつ開いて、原産国の欄を見ました。合わせて724品のうち、原産国がアメリカだったのは9品。お菓子に限ると、ピスタチオの1品だけでした。
残りの8品はベーグル、クリームチーズ、冷凍ブルーベリー、マスタード、ほっけ。おやつに使えるものはありますが、ハーシーやリーセスのようないわゆる「アメリカのお菓子」は、公式の商品一覧には載っていません。
ここでは、業務スーパーで買えるアメリカ製の2品と、原産国は違ってもアメリカのお菓子にかなり近い味の7品を挙げます。ハーシーやリーセスなどの本場の定番がどこで買えるかは、後半にまとめました。
業務スーパーのお菓子の原産国を数えると、アメリカは1品
菓子類197品を原産国ごとに数えると、次のようになりました。
いちばん多いのは中国で57品。ベトナム、ポーランド、タイが続きます。スペインやイタリアなどヨーロッパの焼き菓子も多い。アメリカは最後の1本です。
業務スーパーを運営する神戸物産は、海外の工場と直接取引して商品を作っています。ヨーロッパや東南アジアのメーカーとの取引が多いので、お菓子もそちらに寄っているのでしょう。
数え方には注意が要ります。公式サイトに載っていない商品を、店舗が独自に仕入れていることがあるからです。輸入版のプリングルズが並んでいたという話もあります。ただ、どの店で、いつ並ぶかは分かりません。狙って買いに行けるのは、公式に載っている商品のほうです。
以前はアメリカから直輸入していた商品が、別の国の製品に入れ替わっていることもあります。たとえば電子レンジで作るポップコーンの素。2024年に更新された紹介記事ではアメリカの直輸入品とされていましたが、2026年10月時点の公式サイトでは、フランス製とハンガリー製に変わっていました。
選んだ基準は次の2つです。
- 業務スーパーの公式サイトに載っていて、原産国が確認できるもの
- アメリカ製か、アメリカのお菓子とほぼ同じ方向の味がするもの
価格は紹介記事などで確認できた例です。業務スーパーは店舗ごとに値付けが違うので、目安として見てください。
アメリカの定番お菓子と、業務スーパーの代わり
アメリカのお菓子を食べたいとき、業務スーパーで何を買えばいいか。対応を1枚にまとめました。
しょっぱい系はかなり近いものが揃います。チップス、プレッツェル、ポップコーン。一方でチョコレートは、アメリカの味に近いものがほとんどありません。ハーシーのミルクチョコには独特の酸味がありますが、業務スーパーのチョコはドイツやベルギーなどヨーロッパ製なので、口当たりがまるで違います。
業務スーパーで買えるアメリカのお菓子おすすめ9選
1位と2位がアメリカ製。3位以降は原産国が違いますが、アメリカのスーパーで売っているお菓子に近い7品です。
1位 ピスタチオ(アメリカ)
菓子類197品のなかで、原産国がアメリカだったただひとつの商品です。150g入り。
殻付きをドライローストして、軽く塩をふってあります。ピスタチオはアメリカ、特にカリフォルニア州で大量に育てられているナッツで、アメリカのスーパーでも大袋が当たり前に並んでいます。
ひとつ問題があります。公式サイトに「一部地域でのみお取り扱い」とあり、どの店にもあるわけではありません。見つからなかったら、楽天市場の大袋を探すほうが早いです。

殻付きをドライローストした塩味のピスタチオ。業務スーパーでは150g入り。
KOKYO MARKET で見る(2,400円) / 楽天市場で「ピスタチオ アメリカ産」を探す
2位 ブルーベリーベーグル(アメリカ)とクリームチーズ
お菓子ではありません。ですが、ベーグルにクリームチーズをたっぷり塗るのは、ニューヨークの朝の定番であり、小腹がすいたときのおやつでもあります。業務スーパーでは、この組み合わせを両方ともアメリカ製で揃えられます。
ベーグルは冷凍の6個入り。アメリカ製はブルーベリーとプレーンの2種類です。凍ったままオーブントースターで焼くと、外は香ばしく、中はもっちりします。
クリームチーズは冷蔵で、227gと1.36kgの2サイズ。紹介記事では227gが298円(税抜)、1.36kgが1,350円(税抜)の例があります。1.36kgはチーズケーキ用だと思ってください。ニューヨークチーズケーキを1台焼いても、まだ余ります。

冷凍のまま焼くだけでもっちりした食感になるベーグル。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「ベーグル 冷凍」を探す

ベーグルに塗っても、チーズケーキにしても使える大容量のクリームチーズ。
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3位 トルティーヤチップス(メキシコ)
原産国はメキシコ。454gの大袋で、2023年の紹介記事では418円(税別)でした。
アメリカでは、サルサをつけて食べる「チップス&サルサ」がメキシコ料理店の定番です。スーパーのお菓子売り場にも、トルティーヤチップスの大袋が何種類も並びます。塩味だけのこのチップスは、その味にかなり近い。
454gは、日本のポテトチップス1袋(60g前後)の7袋分以上です。人が集まる日に開けるとちょうどいい。
454gの大袋。とうもろこしの風味が強く、ほのかな塩味。
サルサを合わせるなら、サルサソースおすすめ10選で辛さ別に比べています。
4位 プレッツェル オリジナル(トルコ)
255gで321円(税込)の紹介例があります。原産国はトルコ。
細い生地を結び目の形に焼いた、硬いタイプのプレッツェルです。表面に粗い塩がついていて、カリッと噛むと塩気が来る。アメリカでは野球場や映画のお供として定番のお菓子で、この業務スーパーのものも同じ方向の味です。
甘じょっぱい味にしたいなら、溶かしたチョコにくぐらせて冷やすと、アメリカでよく売っているチョコがけプレッツェルになります。
結び目形の硬いプレッツェル。表面に粗塩つき。
5位 ポテトチップス サワークリーム&オニオン(マレーシア)
150gで181円(税込)の紹介例。原産国はマレーシアです。
サワークリーム&オニオンは、アメリカのポテトチップスで定番の味。バーベキュー味と並んで、たいていのスーパーに置いてあります。日本ではあまり見かけないので、業務スーパーで手軽に買えるのは助かります。
酸味のあるクリームの味に、玉ねぎの甘みが乗る。食べ始めると止まりにくい。同じシリーズにオリジナルとわさび味もあります。
150g入り。アメリカのチップスで定番の味付け。
楽天市場で「業務スーパー ポテトチップス サワークリーム&オニオン」を探す
6位 ブラウニークッキー(ポルトガル)
150g・8枚で228円(税込)の紹介例があります。原産国はポルトガル。
ココア生地にチョコチップを混ぜて、厚めに焼いたクッキーです。ザクザクと硬い。日本のクッキーより1枚が大きく、アメリカのベーカリーで売っている「チャンキークッキー」に近い食べごたえがあります。
同じシリーズに、オーツハニーとレーズン&アップルシナモンがあります。シナモン味も、アメリカでは秋の定番です。
ココア生地にチョコチップを混ぜた厚焼きクッキー。8枚入り。
7位 フォレストクラッカー ピーナッツバター(マレーシア)
161g・7袋入りで267円(税込)の紹介例があります。原産国はマレーシア。
クラッカーでピーナッツクリームを挟んだもので、アメリカの自販機やガソリンスタンドで売っている、オレンジ色のピーナッツバタークラッカーに似ています。甘いのか、しょっぱいのか。その中間の味です。
2枚ずつの小分けなので、かばんに入れておけます。

ピーナッツクリームを挟んだクラッカー。7袋の小分け。
KOKYO MARKET で見る(2,800円) / 楽天市場で「業務スーパー フォレストクラッカー ピーナッツバター」を探す
8位 ポップコーンの素(フランス・ハンガリー)
電子レンジで加熱すると袋の中でポップコーンができるタイプです。80〜90g入り。フランス製は塩・バター風味・キャラメル風味、ハンガリー製は塩・バター風味・チーズ風味があります。
アメリカの家庭で映画を観るとき、電子レンジのポップコーンはほぼ欠かせません。バター風味を選ぶと、映画館のポップコーンに近い香りになります。
小袋なので、大袋のチップスと違って湿気らせる心配がありません。ひとり暮らしでも持て余しにくい。

電子レンジで加熱するだけで作れるポップコーン。バター風味。
KOKYO MARKET で見る(2,800円) / 楽天市場で「電子レンジ ポップコーン バター」を探す
9位 メガマシュマロ(スペイン)
200g入りの大粒マシュマロ。原産国はスペインです。
アメリカでは、焚き火で焼いたマシュマロをチョコと一緒にクラッカーで挟む「スモア」がキャンプの定番。日本のマシュマロは小さくて串に刺しにくいのですが、このメガマシュマロは大粒なので扱いやすい。
家ならオーブントースターで十分です。クラッカーに板チョコとマシュマロをのせて1〜2分焼くと、マシュマロがふくらんで焦げ目がつきます。
大粒のマシュマロ。焼いてスモアにするのに向く。
業務スーパーにないアメリカの定番は、どこで買える?
ハーシー、リーセス、アメリカ版のプリングルズ。こうした本場の定番は、業務スーパーでは見つけにくいのが現実です。手に入れる方法を、確実な順に並べるとこうなります。
| 買える場所 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 楽天市場などの通販 | 銘柄を決めて買いたい | 送料が乗る。夏のチョコは配送で溶けることがある |
| コストコ | 会員で、大袋でもよい | 会員証が要る。チョコはヨーロッパ製が多い |
| ドン・キホーテ | 近くの店でまず探したい | 店舗によって品揃えの差が大きい |
| 成城石井・カルディ | 少量だけ試したい | 1袋の値段は高め |
| 業務スーパー | ついでに見つかれば買う | 公式の一覧には載っていない。入荷は不定期 |
通販で手に入れやすい定番は、次の3つです。
リーセス ピーナッツバターカップ
ミルクチョコの中にピーナッツバターを詰めた、アメリカでよく売れているチョコのひとつです。甘さと塩気が同時に来ます。
ミルクチョコの中にピーナッツバター。甘じょっぱい味。
ハーシー キスチョコ
しずく形の個包装チョコ。ハーシーのミルクチョコは、日本のチョコより少し酸味があります。好みが分かれるので、はじめてなら小袋から。
しずく形の個包装チョコ。アメリカのミルクチョコらしい酸味がある。
プリングルズ(アメリカ版)
日本でも売っていますが、アメリカ版には日本で出ていない味があります。パッケージが英語表記のままのものを探してください。
日本では見かけない味もあるアメリカ版のプリングルズ。
ほかの店も含めて比べたいなら、アメリカのお菓子はどこで売ってる?店舗・通販まとめと日本でアメリカ食品が買えるスーパー・専門店まとめに、店ごとの得意分野をまとめています。コストコのアメリカ製のお菓子はコストコで買えるアメリカのお菓子おすすめ9選で、チョコはアメリカのチョコおすすめ9選で取り上げています。
アメリカのお菓子に合わせるなら KOKYO MARKET で
業務スーパーのチップスやプレッツェルに合わせたいのが、アメリカのビールです。輸入食品とお酒の通販サイト KOKYO MARKET(kokyo-market.com)では、ブルームーンやブルックリン ラガー、バドワイザーを扱っています。

サワークリーム&オニオンのチップスには、香りの強いブルームーン。トルティーヤチップスやプレッツェルの塩気には、軽いバドワイザーが合います。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

ブルームーン 瓶 330ml BLUE MOON アメリカビール 2,100円
ブルックリン ラガー 330ml 瓶 アメリカビール 3,700円
バドワイザー 瓶 330ml ワンウェイ瓶 海外輸入ビール アメリカビール 1,600円
業務スーパー公式サイトの直輸入商品には、アメリカのビールは1本もありませんでした。どんな銘柄が並んでいるかは業務スーパーの輸入ビールにまとめています。
甘いほうなら、スキッピーのピーナッツバターがあります。業務スーパーのプレッツェルやクラッカーに塗ると、リーセスに近い甘じょっぱいアメリカの味を家で作れます。


アメリカの定番ピーナッツバター。クリーミータイプの大容量。
KOKYO MARKET で見る(2,800円) / 楽天市場で「スキッピー ピーナッツバター」を探す
業務スーパーでアメリカのお菓子を探すときの注意
原産国は裏のラベルで確かめる。 業務スーパーの輸入菓子は、表に日本語のシールが貼られていて、どこの国の商品か一目では分かりません。アメリカ製かどうか知りたいときは、裏の「原産国名」を見るのが確実です。
同じ商品が次も置いてあるとは限らない。 ポップコーンの素のように、気づかないうちに原産国が変わっていることもあります。気に入ったものは、2〜3袋まとめて買っておく人が多いです。
ピスタチオは店を選ぶ。 取り扱いは一部の地域だけです。行く前に、店舗に電話で聞いておくと無駄足になりません。
アメリカ以外の国も含めた業務スーパーの輸入お菓子は、業務スーパーの輸入お菓子おすすめ14選で、チョコとクッキーを中心に紹介しています。
最初に買うなら、プレッツェルとサワークリーム&オニオン
アメリカのお菓子らしさを業務スーパーで味わうなら、チョコよりしょっぱい系です。迷ったら、プレッツェルとサワークリーム&オニオンのチップスを1袋ずつ。2つで500円ほどです。
アメリカ製にこだわるなら、ピスタチオのある店を探すか、ベーグルとクリームチーズを買って帰る。チョコのリーセスやハーシーは、通販で取り寄せるのが早道です。



