今回は、中国で国民的人気を集める即席袋麺「康師傅(カンシーフー)」の「 香辣牛肉麺(シャンラーニュウロウメン)」をご紹介します。
日本の即席ラーメンはおいしいし、辛さを追求するなら韓国ラーメンも気になります。
でも、中国の即席ラーメンには、独特なスパイスの味と香りを堪能できる『全く違ったおいしさ』があるんです。
そして、その日本にも韓国にもない高級感さえ感じる豊かな香りの即席ラーメンを1度食べたら、つい家に常備したくなってしまう・・・。
今日はそんな中国ラーメンの代表格ともいえる「康師傅 香辣牛肉麺」を深堀りします!
さらにおいしく食べるためのレシピもご紹介しますので、よかったら試してみてくださいね。
中国国民的ラーメン「康師傅 香辣牛肉麺」とは
それではさっそく、始めます。
中国の国民的ラーメン「康師傅 香辣牛肉麺」とはいったいどんな商品なのか。
実際に食べてみた私が、その味と共にお伝えしたいと思います!
「康師傅 香辣牛肉麺」は、どんな商品?
「香辣牛肉麺」を作っているのは「康師傅(カンシーフー)」という名前のメーカーです。
台湾発祥のメーカーですが、現在は中国に拠点を移して活動しています。
康師傅は現在、中国の即席ラーメンシェアNo.1と言われるほど、知名度・人気共にトップのメーカーです。
次は商品名の「香辣牛肉麺(シャンラーニュウロウメン)」について見ていきましょう。
「香辣(シャンラー)」とは香り高い辛さのことで、唐辛子だけでなく「花椒(ホアジャオ)」というスパイスが使われているのが特徴です。
花椒が入ることで、ピリピリ痺れるような辛さと独特の香りが感じられます。
本場の麻婆豆腐には必ず入っているように、本格四川料理には必須のスパイスです。
「牛肉麺(ニュウロウメン)」は漢字のとおり、スープに牛肉ダシが使われているラーメンのことです。
日本のラーメンは豚骨などの豚系や、にぼしなどの魚介系ダシのスープが多く、牛肉ダシがメインになっているものはあまりないですよね。
でも、中国や台湾では、牛ダシラーメンは家庭でも作る定番で、特に台湾では牛肉麺の屋台をよく見かけます。
元々、牛肉を食べる習慣がなかった台湾に、牛肉麺を持ち込んだのは中国の人達だったのです。1949年代以降、台湾に逃れてきた中国兵士たちが、後に屋台で牛肉麺を売り始めたことがきっかけで台湾に広がりました。
「康師傅」の牛肉麺は「香辣牛肉麺」以外に、シンプルな味付けの「紅焼牛肉麺」や、漬物が入っている「老壇酸菜牛肉麺」もありますよ!
「康師傅 香辣牛肉麺」は、どんな味?
このラーメンを語る上ではずせないのが、その独特な香りです。
箸をつける前から、湯気とともに立ち上がる異国ラーメンの香りに好奇心が加速します。
パクチー・花椒(ホアジャオ)・八角がシンクロしてなんとも言えない高級感ある香り。
さっそく牛ダシのスープを味わってみたところ、醤油ベースでコクがあります。
味も香り通り期待を裏切らない中国・台湾ラーメン感。日本のラーメンにこの味はちょっとないと思います。
辛さはそれほど強くなく、韓国の定番「辛ラーメン」の半分くらいの優しい辛さ。花椒のピリピリした刺激に、食べ進めていくうちじんわり顔に汗が出てくるのが気持ちいいです。
牛脂が入っているので甘味と旨味が溶け込んでいる感じで、複雑な奥深い味。最初、少し油っこいスープを想像していたのですが、意外にすっきりしていて、私はいつもスープまで完食してしまいます。
これは多分、スパイスの爽やかさが影響しているのだと思います。おいしいです!
麺は、例えるなら日本の「サッポロ一番」が近いと思います。
太くなく、細すぎもしない日本人には馴染みのある麺です。
かるく縮れた麺にスープがよく絡みます。
日本で買える「康師傅 香辣牛肉麺」におすすめの具材
味的な面と栄養の両方を考えると、漬物系・肉系・野菜系と3種類の具材をもれなく入れるのがおすすめです。
それではさっそく「漬物」「肉」「野菜」別に、おすすめの具材をご紹介します。
味と食感のアクセント!漬物系具材なら【ザーサイ】
トッピングに加えることで、味と食感両方のアクセントが生まれ『味変』的な楽しみ方もできる漬物系は「香辣牛肉麺」にはずせない具材です。
その漬物系の中でもぜひ試して欲しいのは「ザーサイ」!
例えるならば、日本の「とんこつラーメンには高菜と紅生姜」くらいに合いますよ。
そして、なかでもおすすめのザーサイは「東永のザーサイ」です。
このザーサイは、余計な味付けがされていないところがポイントで、今回のような味や香りが独特なラーメンでも、風味を壊さず、おいしさと食感だけをプラスしてくれます。
これ、日本のザーサイより肉厚な感じでおいしいんです。
日本に住んでいる中国の友人宅でワンタンを作ってもらったとき、すごくおいしくて、どうやって作っているのか聞いたことがあります。
すると「味の決め手は刻んだザーサイを入れていることだ」と。それも、日本のではだめで、わざわざ中華食材専門店で買っていると言っていました。
東永のザーサイは、スライスの他、ホールもあり、ラーメンだけでなく幅広い料理に使えるのでストックしておくと便利です。
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栄養とボリュームアップに欠かせない!肉系具材なら【豚肉】
「香辣牛肉麺」は牛ダシスープなので、牛肉は間違いなく合います。牛スジ・牛バラの煮込みをのせると、より華やかな味になり豪華な見た目です。
でも、今回私がおすすめしたい肉系具材の大本命は「豚肉」です!
牛肉に比べて安価なところもいいし、クセのあるスープに豚肉がよく合います。
バラ肉や肩ロースを煮込んだものをのせると、ボリュームアップして満腹感が得られ、牛ダシとあいまって味がさらに複雑な奥行きを増すのでおすすめです。
栄養面・味・いろどりにも欠かせない!野菜系具材なら【トマト】
栄養・味・いろどり面でも即席ラーメンには野菜の具がつきものです。
「香辣牛肉麺」も例外ではなく、独特のスープには「クセのある野菜」はもちろん、「あっさり系の野菜」も合います。
葉物ではチンゲン菜・小松菜・レタスなど何でも。付属の具材(かやく)に、パクチーがもりもり入っていますが、パクチー好きならさらに生のパクチーをトッピングするのもいいですね。
葉物はお好みのものでいいと思うのですが、ぜひ入れて欲しいのは「トマト」です。
トマトの酸味・甘味・旨味が、クセのあるスープにすごく合います!
また、牛の脂肪分と一緒にトマトを食べると、トマトの栄養成分「リコピン」の吸収がよくなるそうなので、牛脂が入っている今回のラーメンには特におすすめなんです。
「康師傅 香辣牛肉麺」をおいしく食べるためのレシピ
それでは、「康師傅 香辣牛肉麺」をもっともっとおいしく食べるためのレシピをご紹介します。
いちばんのコツは、麺を茹でた鍋に付属のスープの素をいっしょに混ぜないこと。
麺を茹でた湯は全部捨てて、スープを別で作ることにより雑味のない仕上がりになります。
これからご紹介するレシピは、チャーシューを自作するので時間がかかりますが、とにかくおいしいのでぜひ試してみて頂けたらうれしいです。
チャーシューを作るのは面倒なようですが、味付けが塩だけのレシピなので、残った分も幅広く違う料理に使えます。
また、煮込んだ煮汁も旨味がいっぱいなので、そのまま味付けしてスープとして楽しめるし、素麺・うどんのスープにももってこい。多めに仕込んでおくと応用が効くので、実はとても便利なんです。
【塩豚チャーシューの康師傅 香辣牛肉麺】
【作り方】
1.チャーシューを作る
豚肉にフォークなどで穴をあけて塩を適量すり込んでおく
2.チャーシューのための香味野菜を準備する
玉ねぎをひと口大くらいに切る、生姜は皮付きのまま、ニンニクは皮をむいてまるのまま
3.チャーシューを作る
厚手の鍋に1の豚肉と2の香味野菜を全て入れたら、豚肉がかぶるくらいの量の水を入れて弱めの中火にかけ、しばらくして湯気が立ってきたら弱火にして、そのまま20分程煮る
*煮込む時間は豚肉の大きさや鍋によっても違うので調節してください。
(栄養のために玉ねぎの皮も入れて煮込んでいます)
4.チャーシューを作る
3の鍋をフタして火を消し、1時間程そのまま放置する(余熱でじっくり火をいれる)
5.チャーシューを作る
4の豚肉のいちばん厚い部分中心に金串を刺してみて、熱くなっていたら完成
*熱くなっていなかったら、弱中火で再度火を入れてください。
6.チャーシューを完成させる
5の豚肉を鍋から取り出して好きな厚さにスライスする
*チャーシューをボウルや食品保存袋などに入れておくとき、煮込んだスープを豚肉が浸る程度いっしょに入れておくと、しっとり感が持続します。
(ボウルにスライスした豚肉を入れて煮汁に浸してあります)
7.トッピングの野菜を準備する
塩抜きが必要なザーサイは塩抜きしてザルに上げておく
*このレシピで使っている東永のザーサイは、20〜40分ほど水に浸して塩抜きします。
途中、何度か味見して、好みの塩加減になったところで水を絞っておきます。
8.トッピングの野菜を準備する
小松菜やトマトを食べやすい大きさにカットする
9.トッピングのザーサイと野菜を炒める
大きめのフライパンにごま油を引き、7のザーサイを炒めて香りが立ってきたら紹興酒をふる、フライパンの空いているところにトマトを入れて焼き目をつける、最後にザーサイが入っているあたりに小松菜を入れてサッと炒め合わせたら皿に移しておく
*トマトが崩れないように他の具材と混ぜ合わせないのがきれいに仕上げるコツです。
10.ラーメンを作るための湯を沸かす
〔麺を煮る用〕:鍋に1ℓくらいの水を入れ、火にかけて沸騰させる
〔スープ用〕:9のトッピングを炒めたフライパンに600㎖くらいの水を入れて沸かす
11.約2分間ほど麺を煮る
10の「麺を煮る用」の鍋が沸騰したら麺を入れ、1分半が経過したところで麺をほぐし、2分くらいで硬さをみてよければザルに上げ、よく湯切りする
12.スープを作る
「康師傅 香辣牛肉麺」に付属のかやく・粉末スープ・調味液をどんぶりに入れ、10の「スープ用」に沸かした湯でよく溶いてスープを完成させる
13.麺を12の器に入れる
14.トッピングの塩豚チャーシューとザーサイ・野菜を盛り付けたら完成
「康師傅 香辣牛肉麺」をお得に買えるネット通販・価格は?
日本のスーパーには、だいたい即席ラーメンコーナーがあります。でも「康師傅 香辣牛肉麺」を置いているかというと、ないんですよね・・・。
中華食材店や、輸入食品に強いお店に行かないと、手に入れることができないんです。
そこで「康師傅 香辣牛肉麺」を、お得に買える便利なネット通販サイトをご紹介します。
まとめ買いにおすすめ中国・台湾食材専門サイト「KOKYO」
「康師傅 香辣牛肉麺」を、こちらのサイトでは5袋入りのパックが6個セットで¥3,630、
1パックあたり約605円で買うことができます。(2021年10月19日現在)
他のサイトだと、1パックあたり安くても700円代なので、これはかなりお買い得です。
現在、最安のサイトだと思います。
即席麺は賞味期限が長く冷蔵の必要もないので、防災用の食糧ストックとしても優秀。まとめ買い向きの食品なんです。
KOKYOでは「故郷の味を日本で」を、コンセプトにしています。
そのコンセプトどおり、在住外国人向けの食品オンラインショップなので、本格的かつ厳選した輸入食品を揃えていて、中国・台湾食品ファンにおすすめのサイトです。
単品販売をしていない分、価格が他のサイトと比べて全体的に安く、実店舗より安い商品も多数あります。
先ほどおすすめの具材でご紹介した「東永のザーサイ」ももちろん買うことができますよ!
まずお試しに少量購入なら「Amazon」
「Amazon」で、5袋入り1パックが750円で購入できます。(2021年10月19日現在)
味がお好みに合うか心配かたは、まず少量購入で試してみるのもおすすめです。
少量購入なら現在最安だと思われるのがショップが「Amazon」に出店しているので、よかったらお試しくださいね。
まとめ
今回は、中国で国民的人気を集める即席袋麺「康師傅(カンシーフー)」の「 香辣牛肉麺(シャンラーニュウロウメン)」をご紹介しました。
コクのある牛ダシにスパイスの香りが豊かな中国ラーメンは、食べ慣れた日本の商品とはまた違ったおいしさがあります。
油っこい感じもなくすっきりした味なので、飽きずに楽しめる即席ラーメンです。
トッピングなどを無視すれば、この味がお湯だけで、しかも3分程度で作れてしまうなんて・・・便利すぎます。
よかったらぜひ試してみてくださいね!
即席麺は賞味期限が長く冷蔵の必要もないので、冷蔵庫を圧迫しないし、防災用の食糧備蓄としても優秀です。
この味が気に入ったかたは、お買い得にまとめ買いするのがおすすめです!