ハワイのお土産売り場は、マカダミアナッツとコーヒーとクッキーでほぼ埋まっている。どれを選んでも大きく外すことはない。
困るのは2つ。似たような箱が多すぎて違いがわからないこと。それから、せっかく買ったのに日本へ持ち込めない食べ物が混ざっていることだ。
ここでは食べ物に絞って20品を選んだ。順位は「ハワイで作られているか、ハワイらしい味か」と「帰国してから日本で買い足せるか」を合わせた編集部のおすすめ順で、売上の順位ではない。ハワイに行かない人のために、日本で手に入れる方法と、近い味の代替品も書いてある。
買う前に確認したい、日本へ持ち帰れない食べ物
ビーフジャーキーやスパムは、ハワイのスーパーに安く積まれていて、つい手が伸びる。けれど肉製品は、お土産でも自分用でも、輸出国の政府機関が発行した検査証明書がなければ日本に持ち込めない。缶詰やレトルトも対象で、違反すると300万円以下の罰金または3年以下の拘禁刑になる(動物検疫所)。
果物も厳しい。植物防疫所のハワイ向けの一覧では、マンゴー、パパイヤ、グアバ、バナナは生のままだと持ち込めない。パインアップルとココヤシは、検査証明書と入国時の検査の両方が要る。乾燥マカダミアナッツは、空港の植物検疫カウンターで検査を受ける対象に入っている(植物防疫所「ハワイ」)。
紅茶は検査なしで持ち込めると一覧に明記されている。チョコやクッキーのような菓子で困ることはまずない。ナッツが主役の商品で迷ったら、税関の前にある植物検疫カウンターで見せればいい。
もう1つ、はちみつやリリコイバター、しょうゆ、ビールは液体物として扱われる。機内持ち込みの手荷物には入れず、スーツケースへ。
20品を使い道で分けると
先に全体を見ておく。配る用、家で飲む用、料理に使う用で、向く商品ははっきり分かれる。
職場に配るなら個包装の菓子。自分の家用ならパンケーキミックスや調味料。コーヒーはどちらにも使える。
1〜5位|迷ったらここから選ぶ定番
1位 ハワイアンホースト マカダミアナッツチョコ
ハワイ土産と聞いて多くの人が思い浮かべる、あの箱。前身は1927年にホノルルで開いたキャンディ店で、1960年にタキタニ夫妻が引き継ぎ、ハワイアンホーストの名前になった。
ローストしたマカダミアナッツを1粒まるごとチョコで包んである。個包装の箱が多く、配る用ならまずこれ。
日本向けの公式オンラインショップがあるので、帰国してから数が足りなかったと気づいても買い足せる。
ハワイ土産の定番。個包装の箱なら職場で配りやすい。
楽天市場で「ハワイアンホースト マカダミアナッツチョコ」を探す
2位 ホノルルクッキーカンパニー ショートブレッド
パイナップル形のショートブレッドで知られる、1998年創業のクッキー店。アラモアナセンターやインターナショナル マーケットプレイスに店があり、片側をチョコに浸したタイプが看板になっている。
日本に直営店はない。コストコのオンラインでチョコチップマカダミアの袋が扱われたことがあり、百貨店のバレンタイン催事に並ぶこともある。確実に欲しいなら通販を当たる。
パイナップル形のショートブレッド。箱入りは手土産にそのまま使える。
楽天市場で「ホノルルクッキーカンパニー ショートブレッド」を探す
3位 ビッグアイランドキャンディーズ ショートブレッド
ハワイ島ヒロで1977年に創業した菓子店。商品はすべてヒロの本社で作っている。チョコがけのショートブレッドが代表作だ。
ハワイ島まで行かなくても、オアフ島のアラモアナセンターに店がある。日本からは公式のオンラインショップで注文できる。
ハワイ島ヒロのショートブレッド。チョコがけが定番。
楽天市場で「ビッグアイランドキャンディーズ ショートブレッド」を探す
4位 マウナロア マカダミアナッツ
ナッツそのものを買うならマウナロア。塩味のほかにマウイオニオン&ガーリック味が人気で、こちらはビールのつまみに回せる。2015年にハワイアンホーストの傘下に入った。
日本のコストコでは、輸入元をハワイアンホースト・ジャパンとするマウナロアのチョコが売られていた時期がある。いつも並んでいるわけではない。
持ち帰るときは、乾燥マカダミアナッツが植物検疫の検査対象になっている点だけ覚えておく。袋のまま検疫カウンターで申告する。
ハワイのマカダミアナッツ。塩味とマウイオニオン&ガーリック味が定番。
5位 ライオンコーヒー
1864年にオハイオ州で生まれ、1979年にホノルルへ移って再出発したコーヒーブランド。バニラマカダミアやトーステッドココナッツのような、香りを付けたフレーバーコーヒーを早くから出してきた。
黄色い袋にライオンの絵。日本でもコストコで「カフェハワイ」の793g入りの粉が売られていて、ハワイ土産のなかでは国内で買いやすいほうに入る。以前はカルディにも置かれていたが、いまは扱いが終わっている。
ハワイのフレーバーコーヒー。バニラマカダミアは甘い香りで、ブラックでも飲みやすい。
6〜10位|コーヒー、朝食、ビール
6位 100%コナコーヒー
ハワイ島の西側、コナ地区で育ったコーヒー。買うときは袋の表示を見る。「100% Kona Coffee」と書かれたものと、「Kona Blend」とだけ書かれたものは中身がまるで違う。
ハワイ州では1991年から、コナ産が10%入っていれば「コナブレンド」と名乗れた。2024年に、地域名を付けるなら51%以上とする法律が成立し、2027年7月から適用される。それまでは、ブレンドの9割がほかの産地の豆ということもある。
値は張る。量より、表示の確かな小さい袋を1つ。
袋に「100% Kona」とあるものを選ぶ。ブレンド品はコナ産の割合を確かめる。
7位 リリコイバター
リリコイはハワイの言葉でパッションフルーツのこと。その果汁にバターと卵、砂糖を合わせて練ったスプレッドで、甘さのあとに酸味が残る。トーストやパンケーキに塗る。
次に紹介するエッグスンシングスでも売っている。瓶入りなので、帰りはスーツケースに。
パッションフルーツのスプレッド。パンケーキやトーストに塗る。
8位 エッグスンシングス パンケーキミックス
1974年、ワイキキでテーブル2つから始まった朝食の店。店のグッズコーナーで売っているパンケーキミックスは、水を混ぜるだけで焼ける。
ハワイの公式サイトは日本語に対応していて、日本への発送もしている。荷物を増やしたくないなら、帰国してから頼めばいい。
リリコイバターと並べれば、家でハワイの朝食がそろう。
水を混ぜるだけで焼けるパンケーキミックス。リリコイバターと合わせたい。
9位 オヒアレフア ハニー
オヒアレフアはハワイに自生する木。その花から採れるはちみつは、白くなめらかに結晶する。瓶の中身が白いクリーム状なので、はちみつと聞いて想像する色とは違って見えるはずだ。
ハワイ島のビッグアイランドビーズは、有機認証を取ったレフアのはちみつを出している。液体物の扱いなので、手荷物ではなく預け入れの荷物へ。
ハワイのレフアの花のはちみつ。白いクリーム状に結晶する。
10位 コナビール
ハワイ島コナのブルワリーのビール。現地でよく見るのは、軽いラガーのロングボードと、ゴールデンエールのビッグウェーブ。
ただ、瓶も缶も重い。免税で持ち帰れる酒類は1本760ml程度のものを3本までなので、スーツケースに詰めて帰るより、日本で買うほうが楽だ。KOKYO MARKET はビッグウェーブの瓶を扱っていて、旅行から帰ってから同じ味を飲み直せる。

ハワイ島コナのゴールデンエール。軽い飲み口で、ポキやガーリックシュリンプと合わせやすい。
KOKYO MARKET で見る(1,500円) / 楽天市場で「コナビール ビッグウェーブ」を探す
11〜15位|料理に使う調味料と、少し通好みの2品
11位 ノーフーズ ポキミックス
ポキは、マグロなどの刺身を角切りにして、しょうゆや海藻であえるハワイの料理。ノーフーズのポキミックスには、オゴと呼ばれる海藻、ハワイの塩、唐辛子が入っていて、小袋1つで約450gぶんのポキが作れる。
日本の刺身用マグロでそのまま作れる。軽くて小さいので、料理をする人へのお土産にちょうどいい。
海藻と塩と唐辛子の入ったポキの素。刺身と和えるだけ。
12位 アラエアソルト
ハワイの赤土(アラエア)を混ぜた、赤い粒の塩。粒が粗く、焼いた肉や魚の仕上げに振る。
色が珍しいので、小瓶を食卓に置くだけで話題になる。
ハワイの赤土を混ぜた赤い塩。焼いた肉や魚の仕上げに。
13位 アロハしょうゆ
1946年、ホノルルのカリヒ地区で日系の5家族が始めたしょうゆメーカー。ハワイのローカルが日常的に使う銘柄だ。
ポキやショウユチキンのようなハワイ料理を家で作るなら、しょうゆから揃えると味が近づく。ボトルは液体物なので預け入れ荷物に入れ、割れないよう服で巻いておく。
ハワイの日系家族が始めたしょうゆ。ポキやショウユチキンに。
14位 アイランドヴィンテージコーヒー
ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターに店を構えるコーヒー店。店頭ではコーヒー豆のほか、コナコーヒーバターやパンケーキミックスも売っている。
ライオンコーヒーは配る用、こちらはコーヒーにうるさい人への1袋。そういう使い分けができる。
ワイキキのコーヒー店の豆。コナコーヒーバターも一緒に選べる。
15位 マノアチョコレート
オアフ島カイルアで、2010年からチョコレートを作っている工房。カカオ豆を仕入れて板チョコにするまでを自分たちで手がける「ビーントゥバー」で、ハワイ産の豆も使っている。
マカダミアナッツチョコとは方向が違う、カカオそのものの味を見る板チョコだ。甘いだけのハワイ土産に飽きた人に渡したい。
オアフ島カイルアのビーントゥバーチョコレート。ハワイ産カカオの板チョコもある。
16〜20位|ローカルが普段買うおやつと飲み物
16位 カウアイクッキー
カウアイ島ハナペペで1965年に生まれたクッキー。創業者マベル・ハシサカの小さな店から始まり、いまは1日に5万枚を超えるクッキーや焼き菓子を焼いている。
ホノルルクッキーやビッグアイランドキャンディーズに比べると、日本での知名度は低い。知っている人が少ないぶん、もらった側の記憶に残る。
カウアイ島ハナペペ生まれのクッキー。定番2ブランドと違うものを選びたいときに。
17位 ダイヤモンドベーカリー ソーダクラッカー
1921年に日系移民3人が創業した、ハワイの焼き菓子の会社。ソーダクラッカーは80年以上作り続けている看板商品だ。
塩気の控えめな素朴なクラッカーで、バターやジャムを塗っても、チーズをのせてもいい。ホールフーズやセーフウェイ、フードランドといった普通のスーパーで買える。
100年続くハワイのベーカリーのクラッカー。バターやチーズと合わせる。
楽天市場で「ダイヤモンドベーカリー ソーダクラッカー」を探す
18位 リーヒンムイ(クラックシード)
塩と砂糖で漬けて干した梅。中国の干し梅がもとで、ハワイでは「クラックシード」と呼ばれる駄菓子の代表になった。粉にしたリーヒンパウダーは、グミやドライマンゴー、切った果物にまで振りかける。
甘い、しょっぱい、すっぱいが一度に来る。好みは分かれるので、配るより話のネタに1袋。
ハワイの甘じょっぱい干し梅。パウダーは果物やグミに振りかける。
19位 マウイスタイル ポテトチップス
フリトレーのブランドで、ケトル製法で揚げた厚手のチップス。マウイオニオン味は玉ねぎの甘さが前に出る。
袋が大きくて割れやすいので、持ち帰るならスーツケースの一番上に。
ケトル製法の厚手のチップス。マウイオニオン味が定番。
20位 ハワイアンサン
1952年にクリハラ兄弟が始めた飲料ブランド。缶ジュースは、グァバ、リリコイ、パッションフルーツとグァバを合わせたパス・オ・グァバなど、南国の果物の味がそろう。
缶は重い。現地で飲んでみて気に入った味だけ、数本持ち帰るくらいがちょうどいい。
ハワイの缶ジュース。グァバやリリコイなど果物の味が選べる。
ハワイの味を日本で買うなら|近い代替品
帰国してしばらくすると、あの味がもう一度欲しくなる。同じ商品が日本で見つからなくても、方向の近いものなら探せる。
マカダミアナッツチョコは、明治のマカダミアチョコレートがスーパーやコンビニで買える。ナッツを1粒チョコで包む組み合わせは同じだ。
ハワイアンサンのグァバが気に入ったなら、台湾のグアバジュースが近い。

台湾・黒松のグアバジュース。グァバの香りと甘さを日本で飲むなら。
KOKYO MARKET で見る(3,900円) / 楽天市場で「黒松 芭楽汁」を探す
リーヒンムイの甘じょっぱい梅の味は、梅パウダーをまぶしたスナックで近いところまで行ける。

台湾のさつまいもチップスに甘梅パウダーをまぶしたもの。甘さと酸味と塩気が一緒に来る。
KOKYO MARKET で見る(1,200円) / 楽天市場で「地瓜脆片 甘梅味」を探す
生のココナッツは、ハワイから持ち帰るのに検査証明書が要る。ココナッツウォーターの味を楽しみたいだけなら、果肉入りの缶で足りる。

若いココナッツの果汁に果肉を入れた缶。冷やして飲む。
KOKYO MARKET で見る(4,100円) / 楽天市場で「TASCO ヤングココナッツジュース 310ml」を探す
リリコイの酸味が恋しくなったら、パッションフルーツのジュースで。

パッションフルーツの缶ジュース。リリコイバターの酸味が好きな人に。
KOKYO MARKET で見る(3,850円) / 楽天市場で「ベトナム パッションジュース」を探す
ハワイの食べ物土産を日本で買える場所
店頭で確実に買えるハワイの食べ物は多くない。ブランドごとに、どこへ行けば手に入るかを分けておく。
→ 海外のビールと食品の通販。コナビール ビッグウェーブを扱っているほか、グアバやパッションフルーツ、ココナッツのジュースなど、南国の味の飲み物も一緒に揃えられる
- 各ブランドの公式オンラインショップ
→ ハワイアンホーストは日本向けの公式通販がある。エッグスンシングスとビッグアイランドキャンディーズは、公式サイトから日本へ注文できる
- コストコ
→ ライオンコーヒーのカフェハワイ(793g)が定番。ホノルルクッキーやマウナロアのチョコが出る時期もある
- 百貨店の催事
→ ホノルルクッキーはバレンタインの時期に並ぶことがある
- 楽天市場
→ 店頭で見かけないブランドは、輸入ショップの出品を探すのが早い
アメリカ本土のお菓子と比べたいならアメリカのお菓子おすすめランキング20選、国内での買える場所はアメリカのお菓子はどこで売ってる?店舗・通販まとめに書いた。輸入菓子の棚が充実している店はカルディで買える世界のお菓子とドンキホーテでどんな輸入食品が買える?を見てほしい。コナビール以外の海外ビールは海外ビールおすすめ30選|国別に味・度数・買える場所に国別で並べてある。
よくある質問
職場に配るなら、どれがいい?
個包装のハワイアンホースト マカダミアナッツチョコか、ホノルルクッキーカンパニーのショートブレッド。夏場はチョコが溶けやすいので、クッキーのほうが扱いやすい。
ビーフジャーキーは本当に持ち帰れない?
持ち帰れない。アメリカ政府機関の検査証明書が付いていない肉製品は、お土産でも個人用でも日本へ持ち込めない。スパムの缶詰やソーセージも同じ扱いになる。
コーヒーは豆と粉のどちらを買う?
家にミルがなければ粉。コストコで売っているライオンコーヒーのカフェハワイも粉だ。100%コナコーヒーは値段が高いぶん、豆で買って飲む直前に挽くと香りが立つ。
お酒はいくつまで持ち帰れる?
免税の範囲は、1本760ml程度のものを3本まで。超えた分は帰国時に税金を払えば持ち込める。コナビールを何本も欲しいなら、日本で買ったほうが荷物も税金も軽く済む。



