近年日本でブームになっている台湾食材。
もっちりとした食感が魅力の「タピオカ」や、ふんわりとした食感が魅力の「台湾カステラ」、やさしい甘さと食感の「豆花」など、さまざまな台湾スイーツの専門店も日本で出店されています。
日本のなかでも特に大阪は、台湾スイーツのお店が多いだけでなく食材を扱うスーパーも多いことが特徴です。
ここでは、大阪で本場台湾の食材や食品が買えるスーパーや中国物産展についてご紹介します。
大阪に限らず、全国にある台湾食品・食材が買えるスーパー・中国物産店はこちらの記事で紹介しています▼
【日本で台湾の味】台湾食材を買えるおすすめスーパー・中国物産店
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Contents
見逃せない!大阪の台湾ブーム
ここでは、大阪の台湾ブームにより勢いを増している台湾発のお店やスイーツについてご紹介します。
あべのハルカスに台湾雑貨や食材を扱う「神農生活」がオープン
2021年4月に大阪のあべのハルカス近鉄本店にオープンしたのが、台湾のライフスタイルを提案する複合ショップ「神農生活」です。
台湾食に欠かせない調味料や、レトロな雰囲気が魅力のバッグなど雑貨を扱う「神農生活」のほかに、台湾の郷土料理を定食スタイルで提供する「食習」、また台湾を産地とする人気のお茶を集めたセレクトショップ「ウーロンマーケット茶市場」で構成されています。
「神農生活」では、麺類や炒め物のアクセントとして台湾料理に広く使われる「ホタテ醤」や、揚げたエシャロット入りの「ガチョウオイル」、また様々な香辛料の香りが生み出す複雑な辛みが特徴の「麻辣油」など、珍しい調味料が揃います。
また台湾の郷土料理が食べられる「食習」では、ピリ辛の牛肉を揚げパンに乗せた「牛肉と揚げパンの辛み炒め定食」など、9種類のメインメニューからお好きなものを選べる定食スタイルが人気です。
また香ばしい素朴な味わいが特徴の「麺茶ミルク」と紫サツマイモの粉で色付けした「紫いもミルク」も、台湾伝統の味が楽しめると好評です。
中にはオリジナル商品の果物・野菜ジャムやドライフルーツなど、ここでしか手に入らない台湾食品もあるのが特徴です!
愛文マンゴージャム(アーウィン マンゴージャム)
台湾マンゴー「愛文マンゴー」を120時間かけて煮込んだジャム。砂糖は控えめで、マンゴーの甘さが活かされている。神農生活オリジナル商品。他にもパイナップルやいちご、グァバなどのジャムがある。
大阪には美味しい台湾カステラ専門店が揃う
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ふわふわの食感が特徴の台湾カステラは、小麦粉や卵、牛乳、砂糖とサラダ油のシンプルな材料で作る台湾スイーツの定番。
大阪には、専門に扱っているお店を含め数多くの台湾カステラを販売する店が揃います。
台湾カステラだけでなくタピオカも楽しめる「台湾甜商店」や、テレビや雑誌でもよく紹介されている専門店「台湾カステラ 米米」、また心斎橋駅の「台湾カステラ 黄白白」が有名です。
プレーンな台湾カステラだけでなく、京都の老舗茶屋とコラボレーションした抹茶味や、ショートケーキのように間にクリームやフルーツを挟んだもの、プリンの上にカステラをトッピングしたものなど、各店様々なアレンジを楽しめるメニューを揃えています。
焼きたてを提供してくれるお店もあるので、大阪を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
大阪市内で台湾食材が買えるスーパーは日本橋駅付近に集中している
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そんな台湾で販売されている商品や食品を扱うスーパーなどが集中しているのは、大阪の日本橋駅周辺です。
近隣は道頓堀やアメリカ村など繁華街に囲まれており「西の秋葉原」と呼ばれるように電気店が多いことが日本橋付近の特徴。
そのなかに「氷城物産」や「友誼商店」、また「Asia Mart 新天地」など台湾の食品、食材を扱う店が並んでいます。
台湾の食品や食材だけを扱うお店はなかなかありませんが、中国や韓国、タイなどの食材と一緒に台湾の商品が置いてある場合が多く見られます。
もちろん日本橋以外にも台湾食材を扱うお店はありますが、比較的お店が多く見られるので、台湾食材を探しているなら、日本橋近郊を探せば必ず見つけられるでしょう。
大阪で台湾食品・食材を扱う中国物産店10選
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ここからは、台湾の食品や食材を扱う大阪のスーパーや中国物産展9カ所をご紹介します。
上海新天地 (しゃんはい しんてんち)
上海新天地(しゃんはい しんてんち)は中国食品と台湾食品を幅広く取り扱う物産店です!
大阪ではよく知られているお店みたいですね。
台湾では馴染みのある豬肉鬆(ズーロウソン、豚肉フロス)や蘋果西打(ピングォーシーダー、りんごサイダー)など、台湾ならではの食品を広く販売しています。
その他にも冷凍品やチャイナドレスなど食品外の台湾産の商品を手に入れることができます。
蘋果西打(ピングォーシーダー)
りんごジュースと炭酸水のコラボレーション。化学着色料などもなく、無添加なので、子供も楽しめる。台湾では30年以上、世代を問わずに愛され続けているドリンク。食事のお供にもぴったり。
上海新天地
〒542-0073 大阪市中央区日本橋2-7-5 上海新天地ビル
中国食品や台湾食品を取り扱っているビル。1~3階は大阪最大級の免税店、4階は中華レストラン、6階は食品スーパーとなっている。
華龍貿易(有)
大阪府大東市にある主に中国の食材を扱うスーパーです。
中国食材だけでなく台湾のお汁粉の缶詰などの取り扱いがあります。
それだけでなく、毎週日曜の朝6時から昼12時まで朝市が開催されており、中国の様々な総菜やスイーツが売られています。
目の前で麻花(中国の揚げパン)を揚げてくれるなど、作りたてを食べることもできるので、お腹をすかせて行くのもおすすめです。
冰城物産
大阪府中央区の日本橋にある「冰城物産」は、中国の食材を主に扱うスーパーですが、台湾の食品、食材も扱っています。
台湾のコーラ「黒松沙士」やグアバジュースなどの飲料、お菓子、調味料類など幅広く品物が揃っています。
また冷凍食品の餃子なども置いているので、簡単に台湾の味を楽しみたいという方におすすめです。
その他、台湾名物のお菓子パイナップルケーキもおすすめです!
台湾名物パイナップルケーキ
日本からのお土産としてもよく好まれるパイナップルケーキ。パイナップルジャムとバターで作った餡(あん)がつまっている。外側はクッキー生地でサクサクと軽い食感。甘いスイーツが好きな人にはオススメ。
友誼商店
東京に数店舗ある「友誼商店」は、大阪日本橋にも出店しています。
近鉄日本橋駅から徒歩1分にあるのでアクセスも便利で立ち寄りやすいことが特徴です。店内は清潔感があってキレイな印象で、立ち寄りやすい雰囲気が特徴。食材や食品だけでなく酒類も置いてあり、品揃えが豊富なところが魅力です。11:00から23:00まで営業しているので、仕事帰りにも買い物できるのでおすすめです。
なかでも辣味臭豆腐(ラーウェイしゅうどうふ)といった冷蔵品は台湾好きにたまらない一品です!
辣味臭豆腐(ラーウェイしゅうどうふ)
台湾人が大好きな臭豆腐。酸っぱくて少し辛めの味付けとなっている。表面にカラメルコーディンクをしているため、弾力がある。火鍋で茹でたり、揚げたりして食べるのが通。
友誼商店(ユウギしょうてん)
〒542-0073 大阪府大阪市中央区日本橋1丁目4−4 日本橋グリーンハイツ 105
2020年に開店した中国物産店。大阪の他に東京や横浜、福岡などにも店舗を構えている。
中国物産 生友商店
堺市南区豊田にある生友商店は、中国や台湾の食材を主に扱うスーパーです。また食品卸業や通販も行っており、現地のあらゆる食材が揃います。火鍋の素や、酸味のある白菜の漬物なども販売しています。特に調味料の品揃えは豊富で、食品棚一面に並ぶ調味料から、どれを選ぼうか迷ってしまいます。
AsiaMart新天地
大阪市浪速区にあるAsiaMart 新天地は、以前日本橋にあった「チャイナモールOSAKA上海新天地」の移転先です。以前は雑貨やCDなどを扱っていましたが、食品のみ扱うスーパーとして再開店しています。新しくキレイな店内には、中国や台湾の商品が数多く並んでいます。お惣菜や冷凍肉も販売しているので、お手軽に台湾の味を楽しむことができます。
捷通物産 島之内店
大阪市中区にある捷通物産は、島之内店の他、大国町店、九条店と合計3店舗を展開しています。中国製品やベトナム製品の他に、台湾食材も扱います。島之内店は店舗としては狭いですが、台湾の食材やビールなどを幅広い品揃えで置いてあります。また値段も手頃であることが特徴です。
中国食品の他には、韓国やタイ、そして台湾の食品などもあります。
生鮮食品が豊富に取りそろえてあるのが特徴で、空芯菜やマコモなど、日本のスーパーでは手に入らない食材が盛り沢山です!
台湾の食品だと、牛頭牌沙茶醤(サーチャージャン、台湾のBBQソース)や鮪魚鬆(ウェイイース、ツナのフロス)などがあります。
牛頭牌沙茶醤(サーチャージャン、台湾のBBQソース)
台湾ではよく使われている「牛頭」というブランドの沙茶醤(台湾BBQソース)。ヒラメなどの魚介をベースにニンニクや胡麻、香辛料などを合わせている。XO醬のように野菜の炒め物や、お肉の漬け込み調味料としても使用可能。
捷通物産(ジェートン物産)九条店
大阪市西区九条南2-6-10-205号
中国食材を中心にアジア食材や新鮮海鮮野菜を販売している物産店。果物や冷凍食品、調味料など幅広く取りそろえている。大阪府内に5店舗持つ。
中国物産 海羽
大阪の日本橋にある中国物産 海羽は、東京の上野アメ横にも支店のあるスーパーです。中国の食材が大半ですが、台湾の食材や調味料を扱っています。活きエビなどの新鮮な海産物や、生きたスッポンなども販売されています。日本ではなかなか手に入らない台湾産の激辛調味料などを扱っていることが特徴です。
氷城アジア食品館
中央区日本橋にある氷城アジア食品館は、中国や台湾の食材に特化したスーパーです。台湾で昔から馴染みのある菜食用の食材が手に入る数少ない商店です。ベジタリアン向けのオイスターソース、燻製豆腐、臭豆腐、ライスヌードル、春雨などが揃います。
熊猫中華物産店
大阪の八尾市にある熊猫中華物産店は、中国や台湾だけでなく韓国など、本場の食材を取り揃えていることが特徴です。火鍋の素や麻婆豆腐の素など即席で料理が楽しめる食材のほか、水餃子や小籠包など冷凍食品も扱っています。10:30から20:00までの営業時間となっています。
大阪で台湾食品が買えるスーパー
続いては、大阪で台湾食品・食材が買えるスーパーを紹介します。
1.業務スーパー
業務スーパーは、世界中から直輸入した食材や日本国内の工場で製造した自社食品を販売するお馴染みのスーパーです。
台湾食品もいくつか置いていますが、その中でも葱油餅(ツォンヨゥピン、薄焼き餅)は台湾好きにたまりません!
プレーンの青ネギ入りとほうれん草練り込みの2種類があるので、お好きな方を食べてみてください。
葱油餅(ツォンヨゥピン、薄焼き餅)
台湾の夜市で必ず見かける焼き物。小麦粉がペースで、食感はもっちりしている。お好みで卵やネギ、チーズなどをかけて楽しめる食べ物。おやつ、ご飯のおかずとしても食べられる。
業務スーパー 日本橋店
〒556-0004 大阪府大阪市浪速区日本橋西1丁目4-13
業務スーパーは世界中の食品が楽しめるスーパー。飲食店など向けに業務用として販売しているが、一般用のお客さんも利用できる。全国各地に店舗はある。
2. KALDI Coffee Farm(カルディ コーヒーファーム)
KALDI Coffee Farm(カルディ コーヒーファーム。通称:カルディ)はコーヒーと輸入食品を取り扱うスーパーです!
カルディでは、台湾の屋台グルメを楽しめるラインアップになっています。
葱油餅のミックス粉などの食べ物や泰山 仙草ゼリー、豆花、パイナップルケーキなど置いている商品は幅広いです。
台湾フライドチキンの素も屋台気分が味わえる嬉しいアイテムですね!
台湾フライドチキンの素
夜市などで販売している台湾フライドチキンの素。鶏肉を素につけこんで、片栗粉をまぶして揚げれば完成。唐辛子やシナモン、花椒が効いているので、強い香辛料が好きな方にはオススメ。
KALDI Coffee Farm(カルディ コーヒーファーム)天王寺ミオ店
大阪府大阪市天王寺区悲田院町10-48 天王寺ミオ プラザ館 B1F
世界中の珍しい食材やリーズナブルで幅広いコーヒーを手に入れることのできるスーパー。
3.成城石井(せいじょういしい)
成城石井は、少し贅沢ができる食品を販売することで知られているスーパーです。
台湾の烏龍茶やジャスミン茶などの飲み物や魯肉飯(ルーローファン)といった食品も販売しています。
魯肉飯(ルーローファン)
台湾人のソウルフードがレトルトになった。豚ひき肉と3種の具材を混ぜて、甘辛く仕上げているレトルト食品。ご飯の上に乗せて食べるかけご飯。八角がアクセントになっている。
成城石井 梅田店
大阪府大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街南館2F
日本、世界からえり優れた食材や食品を集めたスーパー。関東を中心に他地方にも店舗をかまえている。
まとめ
いかがでしたか?大阪で買える台湾食材を扱うスーパー・中国物産店をご紹介しました。
台湾をはじめ中国や韓国などアジアの食材を扱うスーパーは日本橋近郊に多く出店されています。
店員は現地の方が多いですが、場所によっては日本語で対応してくれるところもあります。言葉が通じるか心配な場合には、現地の言葉に詳しい方と一緒に行くことをおすすめします。今ブームになっている台湾食を試してみたいという方は、ぜひ訪れてみてください。