バンコクの屋台で、ビニール袋に氷と一緒に詰められたオレンジ色の飲み物。タイ旅行の写真には、かなりの確率で写り込んでいる。
あれをもう一度飲みたくなったとき、困るのは「日本のどこで買えるのか」だ。タイのドリンクを紹介する記事の多くは旅行者向けで、現地のコンビニで買えるものを並べている。
ここでは日本にいながら手に入るタイのドリンクに絞って8つ選んだ。ボトルでそのまま飲めるもの、茶葉から淹れるもの、お酒まで。順番は売上ではなく、タイらしさと日本での買いやすさを合わせた編集部のおすすめ順になっている。
タイのドリンクは「甘さ」と「目が覚めるか」で選ぶ
タイの飲み物は、とにかく甘いものが多い。練乳、砂糖、シロップ。暑い国で、甘さと冷たさで体を持たせる飲み方が根付いている。
一方で、甘さのないハーブ系の飲み物もちゃんとある。8つを甘さと、カフェインやアルコールが入っているかで並べるとこうなる。
右上は、屋台で売られている「甘くて目が覚める」飲み物。食後や午後の眠い時間に向いている。左下は甘さもカフェインもないので、夜でも気にせず飲める。
日本で買えるタイの人気ドリンク8選
1. タイミルクティー(ICHITAN)
タイのドリンクで最初に挙がるのは、やはりタイティーだろう。タイ語ではチャーイェン、「冷たいお茶」という意味になる。
濃く煮出した紅茶に砂糖と練乳をたっぷり入れ、氷の上から注ぐ。あの鮮やかなオレンジ色は茶葉の色ではない。タイティー用の茶葉ミックスには、たいてい着色料が入っている。
家で手軽に飲むなら、ボトル入りが早い。ICHITAN(イチタン)は、タイで緑茶飲料を広めた創業者が立ち上げた飲料メーカーで、タイミルクティーは練乳まで入った状態で売られている。冷蔵庫で冷やして開ければ、それで完成。
甘さはしっかりある。屋台の味に近い。

練乳入りのボトル入りタイティー。冷やしてそのまま飲める。
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2. チャトラムーの茶葉で淹れるタイティー
もう少し本格的にやりたいなら、茶葉から淹れる。
定番は、赤い手のマークでおなじみのチャトラムー(ChaTraMue)。バンコクの老舗の茶葉ブランドで、タイの屋台でもこの袋をよく見かける。日本の通販でも、タイティーミックスの400g袋が出回っている。
茶葉からだと、甘さを自分で決められるのがいい。練乳を減らせば、紅茶の渋みがちゃんと残る。淹れ方は次のとおり。
分量は目安で、甘さは練乳の量で変えればいい。茶葉は細かく、紙のフィルターだと詰まりやすい。布のこし袋か、目の細かい茶こしを使う。
タイの屋台でもおなじみの茶葉ミックス。甘さを自分で調整できる。
3. タイミルクコーヒー(ICHITAN)
タイの屋台では、コーヒーも甘くして飲む。練乳と砂糖を入れたアイスコーヒーはカフェーイェン、黒くて甘いものはオーリアンと呼ばれる。
ICHITAN のタイミルクコーヒーは、カフェーイェンをボトルにしたもの。コーヒーの苦味より、ミルクと甘さが先に来る。日本の缶コーヒーの「甘い系」よりもう一段甘いと思っておくといい。

屋台の甘いアイスコーヒーに近いタイのミルクコーヒー。
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4. ヤングココナッツジュース(TASCO)
タイでは、ココナッツを実ごと割ってストローを挿して飲む。若いココナッツの果汁は青臭さが少なく、ほんのり甘い。
日本では実ごと手に入れるのは難しいので、缶入りが現実的だ。TASCO のヤングココナッツジュースは果肉が入っていて、飲むとコリっとした食感が残る。
8つの中では、甘さの割に後味が軽い。辛いタイ料理と合わせると、口の中が落ち着く。

若いココナッツの果汁に果肉入り。冷やして飲む。
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5. バタフライピーティー(アンチャン)
青い色のお茶。チョウマメというマメ科の植物の花を乾燥させたもので、タイ語ではアンチャンと呼ぶ。
味はほとんどない。香りもごく弱い。この飲み物の楽しみは色にある。レモンやライムを搾ると、青から紫へ一瞬で色が変わる。
タイのカフェでは、ソーダやはちみつと合わせたドリンクになって出てくる。日本の通販では乾燥した花がそのまま売られていて、お湯を注いで数分置けば青くなる。

青い花のハーブティー。レモンを搾ると紫に変わる。
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6. クラティンデーン
赤い2頭の牛が向かい合うロゴ。世界中で売られているエナジードリンクの元になったのが、このタイのクラティンデーン(Krating Daeng)だ。名前は「赤い野牛」を意味する。
タイのものは炭酸が入っておらず、茶色の小さなガラス瓶で売られている。味はかなり甘い。タイではトラックの運転手や工事現場で働く人がよく飲んでいる飲み物として知られる。
日本では、タイ版を輸入している通販で見つかる。カフェインが入っているので、夜に飲むのは避けたほうが無難。
タイのエナジードリンク。炭酸なしで甘い。
ほかの国のエナジードリンクと比べたいなら、海外エナジードリンク8選にまとめている。
7. レモングラスティー
タイ料理の香りの元になっているレモングラスは、お茶にもする。タクライと呼ばれ、タイの家庭やマッサージ店で出てくることが多い。
レモンに似た爽やかな香りで、甘さはない。8つの中では一番すっきりしている。
日本の通販では、乾燥させたティーバッグが買える。冷凍の生のレモングラスを手に入れたなら、刻んで煮出すと香りが一段強くなる。
甘さのないすっきりしたハーブティー。食後に向く。

冷凍の生レモングラス。煮出すと香りが強く出る。
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8. タイのビール(シンハー・チャーン)
お酒も入れておく。タイ料理店で頼むなら、まずシンハーかチャーンだ。
シンハーは1933年に生まれた、タイで最初のビールブランド。すっきりしたピルスナーで、辛い料理の後に飲むと口が落ち着く。

タイを代表するピルスナー。辛い料理と合わせたい。
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チャーンは象のマークのビール。シンハーより少しコクがある。タイでは氷を入れたグラスに注いで飲むことも多い。

象のマークのタイのビール。氷を入れて飲むこともある。
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ほかの銘柄も含めた比較は、タイビールの種類とおすすめ8選で書いた。
「ヤードム」は飲み物ではない。薬草酒は「ヤードン」
タイの飲み物を調べていると、ヤードムという名前に行き当たることがある。
ヤードムは飲み物ではない。ハーブやメントールを詰めた、鼻に当てて香りをかぐスティックだ。タイのコンビニのレジ横に必ずと言っていいほど置いてあり、お土産としても人気がある。口に入れるものではない。
名前が似ていて混ざりやすいのが、ヤードン。こちらは米の蒸留酒に薬草や木の根を漬け込んだお酒で、タイの屋台や小さな酒場で小さなグラスで出てくる。
ただ、ヤードンは店ごとに漬け込む中身が違う手作りのお酒で、日本で正規に流通している商品はほとんど見かけない。飲んでみたいなら、タイを訪れたときに現地で試すのが確実だ。日本で手に入るタイのお酒なら、上で紹介したビールが選びやすい。
タイのドリンクは日本のどこで買えるか
8つを、日本での買いやすさで分けるとこうなる。
| 買える場所 | 主なドリンク | 向いている人 |
|---|---|---|
| KOKYO MARKET | ICHITAN のミルクティー・ミルクコーヒー、TASCO のココナッツジュース、シンハー、チャーン | ボトルや缶でそのまま飲みたい |
| 楽天市場などの通販 | チャトラムーの茶葉、バタフライピー、クラティンデーン、レモングラスティー | 茶葉やハーブを買って自分で淹れたい |
| アジア食材店 | タイティーの茶葉、ココナッツジュース | 近くに店がある |
一般的なスーパーでタイのドリンクを見かけることは多くない。店頭で探すなら、アジア食材店か輸入食品の店になる。東京の店は東京でタイ食材が買えるスーパー・専門店10選で紹介した。
ボトルや缶のドリンクは KOKYO MARKET で
すぐ飲める形のものをまとめて揃えるなら、輸入食品とお酒の通販 KOKYO MARKET が早い。ICHITAN のタイミルクティーとミルクコーヒー、TASCO のココナッツジュース、シンハーとチャーンを扱っている。
タイのドリンクだけでなく、台湾や中国、ベトナムの飲み物、タイ料理の調味料や冷凍ハーブも同じカートに入れられる。タイ料理を作る日に、飲み物まで一度に揃うのが便利だ。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

SARIRAYA 冷凍コブミカンの葉 100g – タイ料理に欠かせない爽やかな香り 12,400円
イチタン タイミルクコーヒー 300ml – 本場の味!ICHITAN Thai Milk Coffee / ICHITAN タイミルクコーヒー 300ml 4,500円
ICHITAN タイミルクティー 300ml – タイで大人気の濃厚な味わい / ICHITAN タイミルクティー 300ml 4,500円
SARIRAYA ガランガル 200g – 爽やかな香りと辛味!本格タイ料理に欠かせない南姜 / SARIRAYA ガランガル 200g 11,000円
通販サイトの使い分けは次のとおり。
→ ICHITAN のタイミルクティーやココナッツジュース、タイのビールを直輸入で扱う。タイの調味料や冷凍ハーブとまとめ買いできる
- 楽天市場
→ チャトラムーの茶葉やバタフライピーなど、自分で淹れる茶葉・ハーブを探すならこちら
タイのドリンクに合わせて食べ物も揃えたくなったら、日本で買えるタイのお菓子・スナックおすすめ10選と日本で買えるタイ食品・食材おすすめランキングTOP20も参考になる。
よくある質問
タイティーのオレンジ色は何の色?
茶葉ミックスに含まれる着色料の色。普通の紅茶で同じように淹れても、色は茶色になる。味は近づけられるので、色にこだわらなければ手持ちの濃い紅茶でも代わりになる。
甘さ控えめで飲めるタイのドリンクは?
バタフライピーティーとレモングラスティー。どちらも砂糖を入れなければ甘さはない。タイティーも、茶葉から淹れれば練乳の量で甘さを調整できる。
夜に飲んでも大丈夫なのはどれ?
カフェインが入っていないのは、ココナッツジュース、バタフライピーティー、レモングラスティーの3つ。タイティー、ミルクコーヒー、クラティンデーンにはカフェインが入っている。
ヤードムは日本で買える?
ヤードムは嗅ぐためのスティックで、飲み物ではない。日本では、タイのお土産を扱う通販や雑貨店で見かけることがある。



