楽天市場で「フィリピン お菓子」と検索すると、値段の幅に驚く。魚の形をしたクラッカーが1袋220円。その少し下に、えびせんが1袋3,000円台で並んでいる。
中身の差ではない。どこから届くかの差だ。
国内のフィリピン食材店が出品しているものは、現地とそれほど変わらない値段で買える。一方、アメリカのAmazonなどから取り寄せる並行輸入品は、送料と手数料が乗って1回の注文が数千円になる。同じフィリピンのお菓子でも、どちらで買うかで満足度がまるで変わる。
ここでは、2026年10月時点で日本の楽天市場とKOKYO MARKETで実際に出品を確認できたものだけを13品選んだ。定番中の定番(7Dのドライマンゴー、ボーイバワン、ピアトスなど)はフィリピンのお菓子人気ランキング10選で紹介した。今回はその次に試したいものを中心にしている。
選ぶ前に:甘いか、しょっぱいか。国内から届くか、海外からか
13品を2つの軸で並べると、こうなる。
下半分は、国内のフィリピン食材店が楽天市場に出しているもの。1袋数百円から買えて、届くのも早い。上半分は並行輸入で、商品名に「5.29オンス」「Pack of 4」のような英語の表記が残っているのが目印になる。
初めてなら右下から。しょっぱい系の豆菓子やクラッカーは安く、外れても痛くない。
甘い系のフィリピンのお菓子おすすめ6選
フィリピンの甘いお菓子は、チョコ、コンデンスミルク、紫芋(ウベ)の3つが軸になっている。どれも日本の菓子より甘さがはっきりしている。
1. チョコムーチョ(Rebisco)
フィリピンの大手菓子メーカー、レビスコのチョコバー。ウエハースにシリアルのパフとキャラメルを重ね、チョコ風味でコーティングしてある。ザクザクした歯ごたえが強い。
味はミルク、ダーク、ホワイト、ピーナッツの4種類。楽天市場では30gを10袋まとめたものが1,000円前後で出ている。1本100円ほどの計算だ。
チョコなので、暑い時期はクール便で送る店を選ぶ。商品名に「[冷蔵]」と付いた出品がそれにあたる。
ウエハースとパフ、キャラメルを重ねたレビスコのチョコバー。ミルク・ダーク・ホワイト・ピーナッツの4種類。
2. スカイフレークス コンデンスミルクサンド
スカイフレークスはフィリピンで一番よく見かけるソーダクラッカー。その2枚の間に、練乳風味のクリームを挟んだのがこれだ。塩気のあるクラッカーと甘いクリームの組み合わせで、食べ始めると止まりにくい。
国内のフィリピン食材店の出品で、1袋780円ほど。同じ店にミルクチョコ味もある。
ソーダクラッカーで練乳風味のクリームを挟んだもの。ミルクチョコ味もある。
3. トゥロン(冷凍)
サババナナとジャックフルーツを春巻きの皮で巻き、砂糖をからめて揚げたおやつ。フィリピンでは屋台で売られている。
家で作ろうとすると、日本ではサババナナがなかなか手に入らない。KOKYO MARKETでは冷凍のトゥロンを扱っていて、揚げるか焼くだけで食べられる。甘い系の中では唯一、店のお菓子ではなく「家で作るおやつ」に近いものだ。

サババナナとジャックフルーツを春巻きの皮で巻いたフィリピンの屋台おやつ。冷凍で届く。
KOKYO MARKET で見る(4,300円) / 楽天市場で「トゥロン」を探す
サババナナそのものについてはサババナナとは?で書いている。
4. オイシ ピローズ(チョコ/ウベ)
オイシ(Oishi)はフィリピンのスナックメーカーで、名前は日本語の「おいしい」から来ている。ピローズは枕の形をした小さなクラッカーで、中にクリームが詰まっている。
定番はチョコ。紫芋のウベ味もあって、こちらは日本ではまず見ない味だ。
楽天市場の出品は並行輸入が中心で、150gの袋で3,000円台からになる。現地での値段を知っている人には高く感じるはずなので、「ウベ味を一度試してみたい」くらいの気持ちで選ぶといい。
中にチョコやウベのクリームが入った枕形のクラッカー。楽天市場の出品は並行輸入が中心。
5. ゴルディロックス ポルボロン(クラシック/ウベ)
ポルボロンは、粉ミルクと小麦粉、砂糖、バターを押し固めたお菓子。口に入れるとほろほろ崩れる。セロファンで1個ずつ包んであるので、配りやすい。
ゴルディロックスはフィリピンの老舗ベーカリーチェーンで、ポルボロンの銘柄としてよく知られている。楽天市場では300g入りが4,000〜5,000円台。クラシックのほか、カシューナッツ入りとウベ味がある。
6. ウベハラヤ(紫芋のジャム)
ウベを煮詰めて、練乳やバターでねっとり仕上げたもの。そのまま食べるほか、パンに塗ったり、かき氷のハロハロにのせたりする。
フィリピンのお菓子でウベ味が多いのは、このウベハラヤが家庭のおやつとして根づいているからだ。楽天市場ではPamanaやTropicsといった銘柄の瓶が出ているが、どれも並行輸入で1瓶8,000円台と高い。ピローズやポルボロンでウベ味が気に入ったら、次に検討するくらいの位置づけになる。
紫芋を練乳やバターで煮詰めたジャム。パンに塗ったり、ハロハロにのせたりする。
しょっぱい系のフィリピンのお菓子おすすめ7選
しょっぱい系は、豆とクラッカーが中心。にんにく味が多く、ビールのつまみにも向く。国内の食材店から安く買えるものが多いのもこちらだ。
7. ララ フィッシュクラッカー(スイートチリ味)
魚の形をした小さなクラッカー。甘辛いスイートチリ味で、サクサクと軽い。
楽天市場では1袋220円ほど。今回選んだ13品の中で一番安い。送料がかかる店なので、下のアドボンマニやグリンピースと同じ店でまとめて頼むと割安になる。
8. アドボンマニ
小粒のピーナッツを、皮付きのまま、にんにくと一緒に油で揚げたもの。「アドボン」はフィリピン料理のアドボと同じ語で、ここでは「にんにくで味付けした」くらいの意味になる。
楽天市場で出ているのはホット(ピリ辛)タイプで、1袋370円前後。4袋セットもある。
にんにくと一緒に揚げた皮付きピーナッツ。楽天市場ではピリ辛のホットが出ている。
9. マンチャー グリンピース
グリンピースを揚げて、にんにく風味の塩味をつけたスナック。日本の「いかり豆」に近いが、ひと粒が小さく、軽く食べられる。
70gで1袋190円ほど。5個、10個、20個のセットもあるので、気に入ったら箱で頼める。
揚げたグリンピースにガーリック風味の塩味をつけた豆菓子。70gの小袋。
10. ピリナッツ
フィリピン南部のビコール地方などで採れる木の実。アーモンドより脂肪分が多く、やわらかい歯ごたえで、口の中でとろけるように崩れる。
ここまでの9品と違って、楽天市場の出品は日本の会社が袋詰めしたもの。75gで1,249円と、ほかのナッツより高い。プレーンのほかに海塩味もある。
フィリピンで採れる木の実をローストしたもの。やわらかく、口の中で崩れる食感。
11. ナガラヤ クラッカーナッツ
ピーナッツを小麦粉の衣で包んで揚げた、いわゆる「豆菓子」。日本のカレー豆やバタピーとは衣の厚みが違い、カリッと硬い。
味はオリジナル、ガーリック、バーベキュー、アドボ、ホット&スパイシーと幅広い。楽天市場の出品は並行輸入で、2袋セットで5,000円台、4種アソートで1万円台。ビール好きへの手土産にするなら、アソートが話の種になる。
衣をつけて揚げたピーナッツ。ガーリックやアドボ味など味の種類が多い。
12. オイシ プローンクラッカー
ピローズと同じオイシのえびせん。ふくらんだ軽い食感で、オリジナルとスパイシーがある。フィリピンのサリサリストア(街の小さな商店)でよく見かける定番だ。
楽天市場では1袋3,000円ほどから。正直、えびせんとしては高い。タイのえびせん(マノーラなど)なら数百円で買えるので、えびせんが目当てならタイのお菓子・スナックから選ぶ手もある。
13. ディンドン スナックミックス
ピーナッツ、コーン、グリンピース、小さなクラッカーを1袋に混ぜたミックス。甘口と辛口の味が入った「スイート&スパイシー」が定番。ひと袋でいろいろ食べられるので、フィリピンのしょっぱい系をまとめて知りたいときに向いている。
楽天市場では100g×3袋で5,000円台。こちらも並行輸入になる。
ピーナッツ、コーン、グリンピース、クラッカーを混ぜたスナック。甘口と辛口がある。
13品をどう選ぶか
予算と目的で分けると、だいたい次のようになる。
| 目的 | おすすめ | 予算の目安 |
|---|---|---|
| 安く何種類か試したい | アドボンマニ、マンチャー、ララ フィッシュクラッカー | 1袋200〜400円 |
| 甘いものを配りたい | チョコムーチョ、スカイフレークス コンデンスミルクサンド | 1本100円前後から |
| 家でおやつを作りたい | トゥロン(冷凍) | KOKYO MARKETで1袋から |
| 日本で見ない味を試したい | オイシ ピローズのウベ味、ゴルディロックスのウベ・ポルボロン | 3,000〜5,000円台 |
| ビール好きへの手土産 | ナガラヤのアソート、ディンドン | 5,000円台から |
国内の食材店から買うときは、1店舗にまとめるのが一番の節約になる。どの店も送料がかかるので、220円の袋を1つだけ頼むと送料のほうが高くつく。
フィリピンのお菓子はどこで買える?
通販で買う
→ 冷凍のトゥロンのほか、フィリピンのチョコレートミルク「チャッキー」や汁なしインスタント麺のパンシットカントンも扱う。注文金額の条件なしで送料無料(北海道・九州などは別料金)なので、お菓子を1つだけ試したいときも頼みやすい
- 楽天市場(国内のフィリピン食材店)
→ アドボンマニ、マンチャー、ララ、スカイフレークスのサンドなど、1袋数百円のものはこちら。商品名に「フィリピンのお菓子」と入っている出品が多い
- 楽天市場(並行輸入)
→ オイシ、ナガラヤ、ディンドン、ゴルディロックスなど。高いが、ここにしかない味もある

フィリピンでは、お菓子の横にたいていチャッキーの紙パックがある。甘いもの同士だが、子どものおやつの組み合わせとしては定番だ。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

Datu Puti フィリピンビネガー 1L 1,500円
ホベ パンシット カントン 227g HOBE フィリピン産 2,600円
マギー サボール クラシック スモール 130ml Maggi Savor フィリピン産調味料 3,100円
マギー マジックサラップ 55g Maggi フィリピン料理 料理の素 1,800円
ほかのフィリピン食材も一緒に頼むなら、送料の条件を店ごとに比べたフィリピン食材が買えるネット通販5選が役に立つ。
店で買う
並行輸入で高くなるオイシやナガラヤも、フィリピン食材店の棚なら現地に近い値段で並んでいることがある。東京の赤羽や清瀬、埼玉の戸田、大阪などに店があり、場所はフィリピン食材が買えるスーパー・専門店まとめにまとめた。
ドライマンゴーだけなら、カルディやスーパーでも見つかる。銘柄ごとの違いはフィリピン産ドライマンゴーおすすめ7選で比べている。
よくある質問
楽天市場で同じお菓子なのに値段が大きく違うのはなぜ?
出品している店が違うからだ。国内のフィリピン食材店が仕入れたものは日本の倉庫から届くので安い。商品名が英語のままで「Pack of 2」のように書かれている出品は、海外の通販から取り寄せる並行輸入で、届くまでに時間もかかる。
夏でもチョコのお菓子を頼んで大丈夫?
チョコムーチョやピローズのチョコ味は、気温が高い時期は溶けることがある。クール便に対応した出品を選ぶか、涼しい季節にまとめて買うといい。
フィリピンのお菓子をお土産で持ち帰るなら何がいい?
軽くて割れにくいものなら、ポルボロンやドライマンゴー、チョコムーチョ。現地で買う場合の選び方は、フィリピンのお菓子人気ランキング10選の番外の項も参考になる。近くの国のお菓子と比べたいなら、インドネシアのお菓子・スナックおすすめ11選もある。



