海外のお酒はお土産で持ち帰れる?飛行機の持ち込み・免税ルール完全ガイド

台湾ビール6種飲み比べセットゴールド パイナップル マンゴー ライチ グレープ 蜂蜜 計6缶セット (1缶×6種類) 中国食品・ドリンク

旅先の酒屋で見つけた1本。帰りの空港で「これ、持って帰れるんだっけ」と手が止まる。

結論から書くと、海外のお酒はお土産として日本に持ち帰れる。ただし引っかかるルールが3つあり、どれも管轄が違う。飛行機の保安検査(液体物の制限)航空会社の危険物の扱い(度数の上限)日本の税関(免税範囲)だ。ひとつだけ知っていても、残りの2つで足止めされる。

以下、2026年9月時点の税関・国土交通省・航空会社の公表内容をもとに、空港で迷わない順番で並べた。

パイナップルやマンゴーなど台湾フルーツビール6缶を並べた飲み比べセット
台湾ビール6種飲み比べセットゴールド パイナップル マンゴー ライチ グレープ 蜂蜜 計6缶セット (1缶×6種類)(KOKYO MARKET)

まず結論:持ち帰れるお酒の条件

ルール中身どこが決めている
液体物の機内持ち込み国際線の機内に持ち込めるのは100ml以下の容器だけ。お土産の瓶はスーツケースに入れて預ける各国の保安当局(日本は国土交通省)
度数の上限24%以下は量の制限なし。24%超〜70%以下は1人5リットルまで。70%超は運べない航空会社(危険物の扱い)
免税範囲20歳以上1人あたり、760ml換算で3本まで。超えた分は申告して税金を払う日本の税関

ワインを2本、ビールを数本という程度なら、スーツケースに入れて預け、到着時に申告書へ書くだけで済む。面倒になるのは、度数の高い蒸留酒を何本も買ったときと、乗り継ぎがあるときだ。

飛行機のルール:機内に持ち込めるか、預けるか

そのお酒、どう運ぶ? お土産のお酒を飛行機で運ぶ際の方法を、アルコール度数と購入場所から判断する分岐図です。 そのお酒、どう運ぶ? アルコール度数の目安 0% 24% 70% 100% アルコール度数は? 70%超 24%超〜70%以下 24%以下 機内持ち込みも 預け入れも不可 例:スピリタス 96% 1人あたり 5リットルまで 例:白酒 56% / ウイスキー 40% 量の制限なし 例:ビール 5% / 紹興酒 16% どこで買った? 市内の店・空港の保安検査前 保安検査後の免税店 スーツケースに入れて預ける 国際線の機内は 100ml以下の容器のみ 機内に持ち込める 乗り継ぎ時は 没収されることがある 出典: ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの」 国土交通省「国際線の客室内への液体物持込制限」
お土産のお酒を度数と購入場所で振り分ける分岐図

国際線の機内に持ち込めるのは100ml以下の容器だけ

国際線の保安検査では、液体は1つ100ml以下の容器に入れ、容量1リットル以下のジッパー付き透明袋にまとめる決まりになっている。袋は1人1つ。国土交通省の資料では、お酒もこの制限の対象に含まれている。

容器の大きさで判定される点に注意したい。中身が半分しか残っていなくても、容器が100mlを超えていれば持ち込めない。お土産の瓶はほぼ全部これに当たる。

受託手荷物、つまりチェックインカウンターで預けるスーツケースにはこの制限がかからない。市内の酒屋で買ったお酒は、預ける荷物に入れるのが基本になる。

なお、日本を発着する国内線には国際線のような液体物の量的制限は設けられていない。成田や羽田に着いてから国内線に乗り継ぐ場合でも、この点で困ることはない。

空港の免税店で買ったお酒は持ち込める

例外が、保安検査を抜けた先の免税店で買ったお酒だ。検査後のエリアで買った液体は、そのまま機内に持ち込める。

気をつけたいのは乗り継ぎ。経由地の空港で保安検査を受け直すとき、その国のルールに従って没収されることがある。国際線同士の乗り継ぎでは、購入時に不正開封防止袋(STEBs)に入れてもらい、レシートと一緒に封を開けずに持ち歩くのが一般的な対策だが、それでも扱いは空港によって違う。直行便でない旅程なら、航空会社に確認してから買ったほうが安全だ。

もうひとつ見落としやすいのが、海外を出発して日本に向かう便のルールは出発した国の規制が適用されるということ。日本のルールで考えて大丈夫だと思っていても、出発地の空港で止められることはある。

度数によって運べる量が変わる

液体物の制限とは別に、アルコールは度数が高いと「引火しやすい危険物」として扱われる。ANAが公表している国内線の条件は次のとおりで、国際線の各社も同じ区切りを採っていることが多い。

  • 24%以下:量の制限なし。ビール、ワイン、紹興酒、韓国焼酎はここに入る
  • 24%超〜70%以下:1人あたり5リットルまで。ウイスキー、ウォッカ、白酒など
  • 70%超:機内持ち込みも預け入れもできない。96度のスピリタスが代表例

どの区分でも、小売用の容器に入ったままであることが条件になる。量り売りを別の容器に詰め替えたものは断られることがある。

中国の白酒は50度を超える銘柄が珍しくない。北京の二鍋頭(アルコードシュ)は56度、五粮液も52度ある。度数は高いが70%には届かないので、5リットルの範囲なら預けられる。白酒の種類と度数は白酒(バイジュウ)とは?日本で買えるおすすめ8選に詳しい。

日本の税関:免税で持ち帰れるのは何本まで?

免税枠2,280mlに入る本数の目安(1人あたり) 酒類の免税枠2,280ミリリットルに、容量別で何本入るかを合計容量に比例した横棒で比較するグラフ。ワインとウイスキーは3本、白酒・紹興酒は4本、韓国焼酎、缶ビール、瓶ビールは6本。 免税枠2,280mlに入る本数の目安(1人あたり) 合計容量(ml) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 免税枠 2,280ml ワイン 750ml ウイスキー 700ml 白酒・紹興酒 500ml 韓国焼酎 360ml 缶ビール 350ml 瓶ビール 330ml 3本 3本 4本 6本 6本 6本 2,250ml 2,100ml 2,000ml 2,160ml 2,100ml 1,980ml 税関は760mlを1本と換算する。20歳未満は免税にならない。容量で換算した目安。
免税枠2,280mlに容量別のお酒が何本入るかの目安

1人あたり760ml換算で3本

税関の免税範囲は、20歳以上の入国者1人あたり、760mlを1本と換算して3本まで。合計すると2,280mlになる。度数は関係ない。

「3本」は瓶の本数ではなく容量の換算なので、小さい容器なら本数が増える。350mlの缶ビールなら6本で2,100ml、500mlの紹興酒なら4本で2,000mlと、どちらも枠に収まる計算だ。逆に1リットルの大瓶は、1本で枠のおよそ半分を使う。

免税範囲は1人ごとに適用される。大人2人の旅行なら、それぞれの枠を合わせて考えられる。ただし20歳未満は酒類が免税にならない。家族旅行で子どもの枠を当てにすることはできない。

帰国後に別送品として送ったお酒がある場合は、手荷物で持ち帰った分と合算して判定される。

免税範囲を超えたらいくらかかるか

免税範囲を超えた分にかかる税額(1リットルあたり) 免税範囲を超えて日本に持ち帰った酒類に適用される税関の簡易税率を比較した横棒グラフ。ウイスキー・ブランデーが800円で最も高い。 免税範囲を超えた分にかかる税額(1リットルあたり) 0円 200円 400円 600円 800円 ウイスキー・ブランデー ラム・ジン・ウォッカ リキュール 焼酎 その他(ワイン・ビール・紹興酒など) 800円 500円 400円 300円 200円 出典:税関「税額の計算方法」。関税・酒税・消費税などを合算した簡易税率
免税範囲を超えたお酒にかかる1リットルあたりの税額

超えた分は申告すれば持ち込める。没収されるわけではない。税額は種類ごとに1リットルあたりで決まっていて、関税や酒税、消費税をまとめた「簡易税率」で計算される。

種類1リットルあたりの税額
ウイスキー、ブランデー800円
ラム、ジン、ウォッカ500円
リキュール400円
焼酎300円
その他(ワイン、ビールなど)200円

税関が載せている計算例では、ウイスキー3本(760ml)に加えてブランデー700mlを1本持ち込んだ場合、ブランデー分が0.7リットル×800円で560円になる。免税枠はウイスキーに使い、はみ出した1本だけに税金がかかる。

どれを免税にするかは、税関が旅行者に有利になるよう選んでくれる。税額の高い蒸留酒を枠に入れ、ワインやビールを課税に回す、という判断は窓口で行われる。

ネットで検索すると、この税額表に古い数字を載せているページも残っている。持ち帰る量が多いときは、税関の「税額の計算方法」のページで最新の表を見ておきたい。

中国の白酒や台湾の高粱酒のように、表の区分に名前が出てこない酒がどこに当たるかは税関の判断になる。気になるなら到着時に申告して聞いてしまうのが早い。

個人で飲む分なら10kgまで届出は要らない

量が多いと、税金とは別に食品衛生法の手続きが関わってくる。税関の案内では、個人で使う目的で総量10kg以下なら届出は不要とされている。

販売する目的で持ち込むなら話は変わり、検疫所への届出や酒類の販売業免許が必要になる。友人に頼まれて何ケースも買って帰る、というのはお土産の範囲を外れる。

帰国時の申告のしかた

日本に入国するときは「携帯品・別送品申告書」を出す。紙の申告書を機内でもらって書く方法と、事前に「Visit Japan Web」で入力しておく方法がある。

Visit Japan Web で入力を済ませておくと、税関検査場の電子申告端末で二次元コードとパスポートを読み取り、ゲートを抜けられる。免税範囲を超えるお酒がある場合は、端末で手続きをしても税関職員のいる検査台に案内され、そこで税額を計算して納める。

申告しないで持ち込み、検査で見つかると、本来の税額に加えてペナルティの対象になりうる。数百円の税金を惜しんで損をする理由はない。

割らずに持ち帰るための梱包

瓶のお酒をスーツケースに入れるなら、割れたときの被害まで考えて詰めたい。

  • 瓶は1本ずつ衣類やタオルで巻き、ビニール袋に入れて口を縛る
  • スーツケースの中央に置き、四方を柔らかい荷物で囲む。壁際や角は衝撃を受けやすい
  • ハードケースを使う。布製のバッグは外からの圧力に弱い
  • 酒屋や免税店で緩衝材入りの袋や箱をもらえるなら使う

割れ物のタグを付けてもらっても、乱暴に扱われる可能性がゼロになるわけではない。上の詰め方と組み合わせて使う。

缶ビールは瓶より割れにくい反面、気圧や衝撃で凹んで漏れることがある。これも袋に入れておくと、ほかの荷物が濡れずに済む。

持ち帰れなかったお酒は日本でも買える

免税枠を気にして諦めた1本、あるいは帰国してからもう一度飲みたくなった1本は、日本の通販で探すほうが結果的に安くつくことが多い。重さを気にせず、割れる心配もなく、ケースで買える。

アジアのお酒なら、自社で直輸入している KOKYO MARKET に揃っている。台湾ビール、紹興酒、中国の白酒、韓国焼酎、ベトナムのウォッカと、旅行先で見かけた銘柄が日本の量販店ではなかなか見つからないジャンルだ。

台湾ビール6種飲み比べセットゴールド
台湾ビール6種飲み比べセットゴールド パイナップル マンゴー ライチ グレープ 蜂蜜 計6缶セット (1缶×6種類)(KOKYO MARKET)

パイナップル、マンゴー、ライチ、グレープ、蜂蜜など台湾のフルーツビールを1缶ずつ。台湾土産の定番を、帰国後に重さを気にせず揃えられる。

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台湾のお酒全般は台湾産の美味しいお酒ランキング10選で銘柄ごとに紹介している。

塔牌 花彫紹興酒5年
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16度の醸造酒で、飛行機では量の制限がかからない区分。中華料理店で出てくる紹興酒の味を家で。

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牛欄山 二鍋頭白酒(アルコードシュ)56度 500ml スピリッツ 56度 白酒 中国焼酎 バイチュウ バイジョウ 中華お土産 中国酒 中国名物(KOKYO MARKET)

北京で日常的に飲まれている56度の白酒。持ち帰るなら1人5リットルの上限がかかる度数帯なので、何本も買うなら日本で手配したほうが楽。

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眞露 チャミスル マスカット
眞露 チャミスル マスカット 焼酎 13度 360ml JINRO 韓国産チャミスル(KOKYO MARKET)

13度の韓国焼酎。韓国旅行で飲んだ味を日本で。度数や種類の違いは下の記事で。

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チャミスルの種類ごとの度数はチャミスルの度数は?種類ごとの違いにまとめてある。

ハノイウォッカ 29.5%
飲みやすいベトナム酒 ハノイウォッカ 29.5% Vodka Hà Nội 29.5% 500ml(KOKYO MARKET)

ベトナムの食堂で定番の米のウォッカ。29.5度と、ウォッカの中では軽めの部類。

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KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品

この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

ヨーロッパやアメリカの酒を探すなら、楽天市場のほうが銘柄の幅が広い。旅先で飲んだ銘柄名で直接検索するのが早い。

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壺に入った15年熟成の塔牌 陳十五年 紹興酒
15年以上熟成 貯蔵した紹興酒 特撰紹興酒 塔牌 陳十五年 壷 紹興酒 500ml(KOKYO MARKET)

国別の銘柄選びは【国別】海外のお酒おすすめ30選|度数と買える場所、通販サイトの選び方は輸入酒が買えるネット通販10選で比較している。

よくある疑問

Q. 缶ビール1ケース(24本)は持ち帰れる?持ち帰れる。度数5%前後なので飛行機の量の制限はかからず、預け荷物の重量制限に収まればよい。350ml缶24本は8.4リットルあるので、免税枠の2,280mlを超える分に1リットルあたり200円がかかる。スーツケースの重さを考えると、現地で買うより日本の通販で頼んだほうが楽な量だ。

Q. 経由便で、乗り継ぎ空港の免税店で買ったお酒は?最終便に乗る前にもう一度保安検査があるかどうかで変わる。検査がなければ持ち込めることが多いが、ある場合は没収のリスクがある。購入前に店員と航空会社に確認したい。

Q. 未成年が親の分として運ぶのは?20歳未満の人の免税範囲に酒類は含まれない。家族の誰がスーツケースを持つかではなく、20歳以上の人数で枠を考える。

ルールは航空会社や空港、改定の時期によって変わる。出発前に、利用する航空会社の手荷物ページと税関の「海外旅行者の免税範囲」を一度見ておくと、空港で慌てずに済む。

KOKYO