みなさんのご家庭には、中国の調味料がどのくらい置いてありますか?
中華料理は食べ慣れた料理のひとつですが、中華料理を作るうえで必要不可欠なものがあります。
それが「調味料」です。
中華料理における「調味料」は非常に大事な役割をしています。
中華料理は、数種類の調味料を混ぜあわせて作る料理が多く、調味料によって旨味や辛さを最大限に引き出すことができます。
普段の料理にちょっと足すだけで、中華の風味やコクを与えることができるので、いくつか持っておくと力強い料理の味方になるんです!
そこで今回は中国で人気のある、基本の調味料を10個ご紹介します。
これを持っておくことで、食べ慣れた味に辛味や刺激、甘味が与えられますよ!
調味料が買える、ネット通販も紹介しています!
ぜひ、最後までご覧ください!
中華料理に欠かせない!中国で人気の基本の調味料と、特徴を紹介!
中華料理は、「フランス料理」 「トルコ料理」と並び、世界三大料理のひとつとして日本でも親しみのある料理ですよね!
中華料理は地域によって、味付けのテイストが異なるのも大きな特徴です。
中国は大きく、東西南北の地域で気候や取れる食材が異なるので、地域により料理の味付けも異なります。
東の上海料理は、海に面しているので海鮮料理が多く、味付けは淡白でさっぱりしたものが多いです。
西の四川料理は、夏は暑く、冬は寒いので食欲増進と身体を温める効果を得るために、辛みが強く、味の濃い料理が多いです。
辛みと刺激の強い料理が多い中国ですが、四川料理は特に辛い料理が多いことで有名ですね。
南の広東料理は、温暖な地域なので果物や野菜が多く取れます。
酢豚やカニ玉などの塩気の効いた料理が特徴的です。
北の北京料理は、冬の寒さに打ち勝てるようにスタミナのつく料理が多いのが特徴で、肉まんや北京ダックといった、コッテリな味付けが多いです。
そんなバリエーション豊かな料理に欠かせないのが、先ほどもお話しした調味料です。
家庭に1個置いておくだけで、中華料理はもちろん、普段の料理に変化を付けることもできるので、気になる調味料が見つかったら買ってみてくださいね!
豆板醤(トウバンジャン)
中華料理の代表的な調味料なので、既に持っている方も多いのではないでしょうか?
四川料理の辛い料理には定番で使われます。
そら豆と麹に唐辛子を混ぜて発酵させたのが豆板醤です。
特徴としては、辛みの強い「味噌」なので塩気もあり、刺激的な風味と食感を与えます。
炒めると香ばしくなるため、食欲がない夏にも、食欲増進効果が期待できます。
ご自宅で使う際は、野菜炒めや魚の炒め煮など油と一緒に加熱することで、香りとうま味が増すのでおすすめです。
甜麵醬(テンメンジャン)
名前に馴染みがないかもしれませんが、「北京(ペキン)ダック」や「回鍋肉(ホイコーロー)」で使われる中国北部地方で生まれた調味料「甜麵醬(テンメンジャン)」。
甜麵醬(テンメンジャン)は、甘くてコクのある風味が特徴的な甘辛い味噌です。
原材料は小麦と塩と麹が使われています。ただし、唐辛子は入っていません。
こちらも豆板醤と並び、有名な調味料です。
豆板醤とは違い、小麦粉と麹を合わせ、発酵させた甘味噌になります。
特徴としては、甘味とコクがあり普通の味噌に比べると塩分は控えめです。
炒めても生でもそのまま食べることができる便利な調味料です。
火を通すことにより香りが引き立つので、ご自宅で使う際は炒め物や煮物におすすめです。またジャージャー麺など、麺類にも相性が良いです。
また、麻婆豆腐や回鍋肉に使用されることが多いです。
麻辣醤(マーラージャン)
花椒や唐辛子などを混ぜ合わせて作られた辛い味噌です。
特徴としては、唐辛子の辛さと、花椒の痺れる刺激を楽しめる調味料になっており、一度使うと病みつきになります。
餃子・麻婆豆腐・チャーハンなどに加えるとコクが増し、食欲を誘います。
蒸した鶏に麻辣醤をかけた料理を「よだれどり」といいますが、「赤いタレを見ているだけでヨダレが出てきそう」と由来され、名づけられた料理になります。
芝麻醬(チーマージャン)
ゴマをペースト状にした調味料です。
特徴としては、辛さはなく、ゴマの風味その物を感じられます。
担々麺や棒棒鶏といった日本でも親しみのある食べ物に使用され、
しゃぶしゃぶや火鍋などの鍋料理のつけダレや、野菜と和える際に加えることもあります。
和食とも相性が良いので、さっぱりした味付けに仕上げたいときにおすすめです。
桂花醤(ケイファジャン)
キンモクセイの花をシロップで煮たものです。
花の香りが瓶の中に詰まっているので、開けた瞬間に秋を感じられます。
特徴としては、天津の餡や、アイスクリームと一緒に食べることが多いことからスイーツ感覚でいただけます。
ジャムのようにしてかけたり、つけたりする機会が多いです。
醤にはもともと、「味噌」の意味で使われますが、桂花醤には味噌は使われていません。
XO醤(エックスオージャン)
香港ペニンシュラホテルの料理長が生み出した調味料で、お土産としても有名な「XO醤(エックスオージャン)」。
高級食材を使用した調味料で、高価なことで有名ですよね。
干した貝柱・干しエビ・金華ハムなどの高級な食材をペースト状にした調味料です。
特徴としては、贅沢な旨味と辛味を凝縮しています。
加えるだけで1ランク上の中華料理へ仕上げることができます。
「XO」はブランデーの最高級である「XO」から由来したものです。
高級な食材をふんだんに使用したこの調味料にふさわしい名前となっています。
香りが引き立ちますので、中華系の炒め物やチャーハンなどに使うことが多いです。
またご自宅で作った炒め物レシピでも、このこのXO醤(エックスオージャン)を入れることによって高級感がプラスされ、味わい深い味になります。
老干媽(ラオガンマ)
老干媽は具だくさんラー油を製造しているブランドで、日本でいう食べるラー油のような調味料です。
特徴としては、唐辛子・大豆・タマネギなどが刻まれており、具の異なる様々な老干媽が10種類ほど用意されています。
日本で全種類を揃えているところは少ないそうで、老干媽を見つけた際にはどんな種類があるかを確認しておきたいです。
餃子と一緒に食べたり、ご飯と一緒に食べるのがおすすめです。
(チュンユイシーヤウ)
中国では海鮮料理に使われることが多い調味料です。
特徴としては、甘く旨味のある薄口醤油で、炒め物・煮込み料理・かけダレ・つけダレとして活躍します。
蒸し魚に付けたり、かけると相性が良いです。
花椒(ホワジャオ)
四川料理に欠かせないスパイスのひとつです。
ミカン科サンショウ属の植物で、主原産地は四川省、河北省、河南省などがあります。
唐辛子とは違う辛さで、しびれる様な辛味が特徴で四川料理の香辛料として多く使われています。
特徴としては、なんといっても痺れるような辛さと、その中毒性です!
ホールと粉状のものが用意されています。
ホールは炒めたり、鍋に入れて煮込み、粉は料理の仕上げに振りかけると香りが引き立ちます。
唐揚げにおすすめの「花椒(ホアジャオ)塩」や、料理にかけたりタレに混ぜたり使う「花椒(ホアジャオ)油」もあります。
五香粉(ウーシャンフェン)
中国を代表する、様々な香辛料をミックスしたスパイスです。
特徴としては、配合が製造会社によって異なることです。
花椒・クローブ・シナモンなどの香辛料5種類をミックスしますが、
配合が製造元によって異なるので、お気に入りの五香粉を見つける楽しみもあります。
お肉料理の下ごしらえや、煮物に使用され、流行の台湾料理「大鶏排 (タージーパイ)」の下ごしらえも、五香粉が使用されています。
豆豉醤(トウチジャン)
黒豆や塩・麹を加えて発酵させ、唐辛子やニンニクを加えて作る味噌の様な中華調味料「豆豉醤(トウチジャン)」。
「麻婆豆腐(マーボードウフ)」や「回鍋肉(ホイコーロー)」で使用するのが有名です。
発酵調味料ならではの旨味と香りがあり、コクを引き出す作用もあります。
また、魚や肉の臭みを取ることができますので、煮込みや炒め物と相性が良いです。
八角(パージャオ)
ラー油や甜麺醤の材料の一つでもある「八角(パージャオ)」
シナモンを凝縮させたような、独特な甘い香りが特徴です。
中国原産の「トウシキミ」という木の果実を乾燥させたスパイスで、8つの角のある星形をしているので、「八角」と呼ばれるようになったそうです。
八角(パージャオ)が使われる有名な料理は「北京ダック」と「杏仁豆腐」。
「北京ダック」は煮込む際にタレとして使います。
また「杏仁豆腐」ではトッピングとしてはもちろん、シロップとしてもこの八角(パージャオ)が使われています。
八角(パージャオ)には肉の臭みを取り、柔らかくしてくれる効果があるがありますので、豚の角煮などのお肉に少し入れるだけでも風味が良くなり、おすすめです。
お肉料理からデザートまで幅広く使われる八角(パージャオ)ですが、少量でも香りが強いため、入れすぎには注意が必要です。
牡蠣油(オイスターソース)
文字の通り、「牡蠣(かき)」が原材料となったソースです。
牡蠣油(オイスターソース)の見た目は黒く、ドロっとした液状をしています。
深い牡蠣(かき)のコクと甘味、そして強い磯の香りが特徴です。
牡蠣油(オイスターソース)を使った有名な料理は「青椒肉絲(チンジャオロース)」です。
ご自宅で使う際は、炒め物・煮込み・麺料理など中華メニューに幅広く使えます。
中華の万能調味料「味覇(ウェイパー)」は中国には売ってない!?
料理に入れるだけで、本格的な中華の味に仕上げてくれる人気調味料「ウェイパー」は、
風味・コク・旨味が揃った半練り状の調味料で、日本にある中華料理店でも利用されていると言われていますが、
実は国産の調味料で、中国市場には販売されていないという事ことを知っていましたか?
廣記商行という、兵庫県に本社を構えている会社が製造しています。
お値段は少々値が張りますが、中華料理店でも利用されるほどの評価を受けている万能調味料なので、
特別に紹介させていただきました。
海外調味料全般にハマっている方は必見です▼
ネット通販で買える!中華食材専門サイト6選
中華料理に欠かせない基本の調味料をご紹介しましたが、
本格的な中国の調味料は、普段利用するスーパーにはなかなか売っていないと思います。
そこで大活躍するのが、ネット通販です。
ネット通販は、わざわざ足を運ぶことなくお買い物ができるのでとても便利ですし、
なにより、なんでも揃っているのであちこち探し回って体力を消耗しなくて済むんです!
ここからは、本格的な中華調味料が購入できる、ネット通販をご紹介します!
6店舗とも、品揃えばっちりですので、ご自分の都合のいいショップを選んで購入してくださいね。
KOKYO
日本にいる在留外国人向けの食品ECサイトです。
もちろん日本人でも利用でき、中国や台湾の食品をお取り寄せできます。
日本にいても母国(中国・台湾)の味を堪能してほしいという想いで作られた温かさを感じるサイトです。
豊富な品揃えと、業界最安値を目指し運営されています。
中国産調味料の品揃えも豊富で、楽天やアマゾンよりお得な商品もあります。
5,000円以上、商品を購入すると送料が無料になります!
サイト内は日本語と中国・台湾語に対応しているので、故郷が恋しくなった在留外国人さんも、慣れ親しんだ言語でお買い物ができます。
中華いちば24
中華食材を扱う専門店ならではの700品以上の品揃え!
食材のみならず、中国雑貨も販売しています。
カテゴリが細かく分類されているから探しやすく、
冷凍食品や調味料、飲料や麺類など、なんでも揃っています。
人気アイテムと特売アイテムが分かりやすく掲載されており、
特売アイテムは毎月変わるので安く手に入れたい方は要チェックです。
中国超級市場
横浜の中華街に老舗店舗を構えています。
「超級市場」とはスーパーのことですが、品揃えはスーパー以上!
中国の、食材・酒・冷凍点心・お茶、と何でも揃っています。
楽天市場とYahoo!ショッピングに出店しています。
本味主義
日本最大級のアジア食材を取り扱うオンラインショップです。
調味料はもちろん、点心や料理の冷凍・パウチ食品が豊富に取り揃えられており、
掲載されている写真を見ていると食欲がそそられます。
独自のオンラインショップと楽天市場に出店しています。
新世界中華物産
中国の食材を安めに購入できるショップです。
ショップレビュー・商品レビューの評価が非常に高く、顔の見えないお買い物だからこそ、レビューの評価が高いのはとても好印象です。
調味料・麺類・点心・冷凍食品など取り扱い商品の幅が非常に広く、中国のスーパーに置いてあるようなインスタント麺も購入可能です。
Amazonに出店しています。
スペシャル・チャイナ
新着商品やおすすめ商品が分かりやすく掲載されています。
台湾の食材も取り扱っているので、台湾食材も好きな方は見てみましょう!
業務用に大量販売もしているので、業者さんも利用できます。
カテゴリ別、価格別、セール品など、商品を分かりやすく分類しているので、
ストレスなく商品を見ることができます。
業務用として中国産調味料を買うには?
中華料理店や小売で中国調味料を仕入れるには、卸問屋から調達することが一般的ですが、取引契約締結で時間と手間がかかります。
1ケースだけ調味料を仕入れたいなどの時に便利なのが上で挙げた中国食品専門のネット通販です。
例えば、KOKYOでは、業務用として販売している調味料もありますのでネットで、素早く調達するこができるのでおすすめです。
まとめ
今回は、日本で手に入る中国の人気調味料を10個ご紹介しました!
どの調味料も、いつもの料理に少し加えるだけで、中華料理っぽく変化させることができるので、
「いつもの料理に少し変化をつけたい!」
という方はぜひ、中華調味料を揃えてみることをおすすめします!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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