クミンシードを100g、ターメリックを100g、バスマティ米を1kg、ギーを1瓶。
家でインドカレーを作ろうとすると、最初の買い物はだいたいこのあたりになる。近所のスーパーにはクミンの小瓶が置いてあることもある。ただ、20gで数百円の小瓶では、週に一度カレーを作る人はすぐに使い切ってしまう。
インド食材の通販は、品ぞろえよりも送料の条件と、冷凍品を同じ箱に入れられるかで差がつく。ここではインド食材・スパイスを買える通販を5つ選んで、送料無料になる金額と得意な商品を並べた。後半では東京で行ける実店舗も挙げる。
インド食材の通販は「送料無料の線」で選ぶ
スパイスは軽い。困るのは米と豆とギーだ。バスマティ米は1kgか5kgの袋、豆も1kg単位で売られている。ギーは瓶で重い。これを少しずつ頼むと、毎回の送料が商品代に近くなる。
| 通販サイト | 送料無料になる金額(2026年10月時点) | 冷凍品 | 得意な商品 |
|---|---|---|---|
| アンビカ | 常温5,999円・冷凍3,999円・生鮮2,999円以上(税込) | 扱いあり(クール便) | 米、豆、ギー、冷凍のロティやサモサ |
| ティラキタ | 4,800円以上(税抜) | 記載なし | スパイス、レトルトカレー、雑貨 |
| アメ横 大津屋(楽天) | 店舗ページで確認 | なし | ホールスパイス、豆 |
| 神戸スパイス(楽天ほか) | 商品ごとに「送料無料」「メール便送料無料」 | 一部あり | スパイス、バスマティ米、アチャール |
| KOKYO MARKET | 金額の条件なしで無料 | 冷凍品も無料 | カレーに合わせるビール、ココナッツミルク |
数字は変わる。カートに入れたあと、注文を確定する前にもう一度見ておきたい。
インド食材が買えるネット通販5選
1. アンビカ|米・豆・ギーと冷凍品をまとめて頼むなら
1998年に設立された、インド食材の輸入卸の会社。オンラインショップでは、スパイスのほかに米、豆、ギー、冷凍のロティ(チャパティ)やサモサまで扱う。冷凍のロティは8枚入り240gで322円(税込)だった。
送料の条件が温度帯ごとに分かれているのが特徴だ。常温品は5,999円以上、冷凍品は3,999円以上、生鮮品は2,999円以上で無料になる(いずれも税込)。届かない場合の送料は、本州の多くの地域で880円、北海道・中国・四国・九州は1,210円。
冷凍品と生鮮品はクール便で届く。沖縄県と離島には冷凍・冷蔵品を送っていない。
重い物を一度に揃えるなら、ここが中心になる。バスマティ米とギー、豆を数種類入れれば、常温の線はすぐに越える。
インドの乳業大手アムールのギー。バターから水分と乳固形分を除いた油で、テンパリング(油にスパイスの香りを移す工程)に使う。

全粒粉で焼いた薄いパン。フライパンで両面を温めるだけで食べられる。
KOKYO MARKET で見る(1,700円) / 楽天市場で「ロティ チャパティ 冷凍」を探す
2. ティラキタ|スパイスとレトルトを手軽に
インドとアジアの雑貨・食品を扱うティラキタ。衣類やお香の店という印象が強いが、食品の売り場もある。スパイス、レトルトカレー、インスタントのチャイの素などが並ぶ。
送料は税抜4,800円以上で無料、それ未満は590円以下。メール便に対応した商品が1個だけなら、送料は290円で済む。
冷凍品についての案内は見当たらなかった。スパイスとレトルトを中心に、雑貨と一緒に頼む使い方が向いている。
インドの家庭でよく使われるスパイスメーカーの定番ブレンド。仕上げに少量振ると香りが立つ。
3. アメ横 大津屋|ホールスパイスを量り売り感覚で
上野・アメ横にあるスパイスと豆の専門店。通販は楽天市場の店舗で受けている。カルダモン、クローブ、フェヌグリークといったホールスパイスが、少量から業務用の量まで並ぶ。
インド専門の店ではないが、スパイスの種類はかなり多い。インドカレーに使う物は、ほぼここで揃う。楽天ポイントが付くので、ふだん楽天で買い物をしている人には使いやすい。

インドカレーの最初に油で炒めるスパイス。粒のまま使うと、噛んだときに香りが弾ける。
KOKYO MARKET で見る(16,700円) / 楽天市場で「クミンシード 100g」を探す

緑色のさやに入ったスパイス。チャイにもビリヤニにも使う。
KOKYO MARKET で見る(4,300円) / 楽天市場で「カルダモン ホール」を探す
4. 神戸スパイス|スパイスとバスマティ米を商品単位で送料無料に
スパイスと輸入食材の専門店。楽天市場のほか、公式の通販サイトもある。小袋から業務用サイズまで揃い、バスマティ米やアチャール(インドの漬物)、豆も扱う。
送料の考え方が他の店と違う。注文金額の合計ではなく、商品名に「送料無料」「メール便送料無料」と付いた物が無料になる。メール便の商品は厚さ3cmまで(粉なら500gが目安)で、他の商品と同じ箱には入らない。
クミンパウダーを1袋だけ、というように単品で買うなら、メール便送料無料の商品を選べば送料がかからない。

細長いインドの香り米。炊くとパラッと仕上がり、ビリヤニやカレーに向く。
KOKYO MARKET で見る(4,000円) / 楽天市場で「バスマティライス ラルキラ 1kg」を探す

青いマンゴーをスパイスと油で漬けたインドの漬物。酸っぱくて辛く、ご飯に少し添えて食べる。
KOKYO MARKET で見る(3,600円) / 楽天市場で「アチャール マンゴー」を探す
楽天市場で他の店も比べたいときは、ここから探せる。
5. KOKYO MARKET|カレーの日に飲むビールとココナッツミルク
アジアと世界の食品・お酒を直輸入で扱う通販サイト、KOKYO MARKET。正直に書くと、インドの食材そのものは今のところ扱っていない。
それでもこの表に入れたのは、カレーを作る日に足りなくなる物がここで揃うからだ。
南インドのカレーには、ココナッツミルクを使う物が多い。ケララ州の魚カレーや、野菜をココナッツで煮るシチューがそうだ。タイ産のココナッツミルクなら、インドの料理にもそのまま使える。


南インドのカレーに使うなら、最後に加えて煮立たせすぎないように。
KOKYO MARKET で見る(2,100円) / 楽天市場で「Natural Bloom ナチュラルブルーム ココナッツミルク 400ml タイ産」を探す
もう1つはビール。辛いカレーには、苦みの弱い軽いビールが合う。ベルギーのヒューガルデン ホワイトは、醸造にコリアンダーシードとオレンジピールを使っている。スパイスの香りと喧嘩しにくい。


小麦を使った白ビール。コリアンダーの香りがあり、スパイスの効いた料理と合わせやすい。
KOKYO MARKET で見る(1,800円) / 楽天市場で「ヒューガルデンホワイト 330ml」を探す
送料は注文金額の条件なしで無料。 ビール数本、ココナッツミルク1缶でも送料がかからない。そのぶん送料は商品の値段に含まれているので、他の店と比べるときは送料込みの総額で見たい。
KOKYO MARKET で買えるおすすめ商品
この記事で紹介した商品の多くは、輸入食品・お酒の通販サイト KOKYO MARKET で購入できます。中国・台湾・韓国・ベトナムの食材から海外のビール・ワインまで、日本ではなかなか手に入らない商品を直輸入で取り扱っています。

Natural Bloom ナチュラルブルーム ココナッツミルク 400ml タイ産 2,100円
椰樹 天然椰子汁 ココナッツミルクジュース 245ml×24本 5,200円
INDOFOOD ルンダン 57g – ココナッツとスパイス香るインドネシア伝統の味 1,300円
INDOFOOD オポールアヤム 45g – ココナッツ香るクリーミーなチキンカレー 1,700円
最初の注文で揃えたいインド食材
どの店で買うにしても、最初に押さえる物はだいたい決まっている。
ホールスパイスとパウダースパイス
ホールは油で炒めて香りを出す。パウダーは煮込みの途中で入れる。最初はクミンシード、ターメリック、コリアンダーパウダー、チリパウダーの4つがあれば、たいていのカレーは作れる。ガラムマサラは仕上げ用に1袋。
100g袋で買うと、スーパーの小瓶より1gあたりの値段がかなり下がる。開封したら瓶か密閉袋に移して、日の当たらない場所に置く。

カレーの黄色のもと。入れすぎると苦くなるので、1皿分なら小さじ半分程度から。
KOKYO MARKET で見る(16,700円) / 楽天市場で「ターメリックパウダー 100g」を探す
乾燥させたフェヌグリークの葉。バターチキンの仕上げに手で揉んで入れると、店の味に近づく。
米と豆
バスマティ米はインドの米の代表だ。日本の米より細長く、粘りが少ない。南インドではソナマスリという短めの米もよく食べる。
豆は、皮をむいて割ったダール(ひき割り豆)が便利だ。黄色いムングダールやトゥールダールは、水に浸けずにそのまま煮られる。

皮をむいた緑豆のひき割り。30分ほど煮るとほどけて、ダールカレーになる。
KOKYO MARKET で見る(4,000円) / 楽天市場で「ムングダール 1kg」を探す
冷凍品
チャパティやナンを家で焼くのは手間がかかる。冷凍品を常備しておけば、カレーを作った日にすぐ添えられる。冷凍品はアンビカのように、冷凍の送料無料の線が低い店でまとめて頼むと送料を抑えやすい。
どの通販で買うかの決め方
米と豆とギーを一度に揃えるなら、アンビカ。冷凍のロティやサモサも同じ店で頼める。常温品だけで5,999円は少し高い線なので、冷凍品を3,999円以上まとめて頼む、という組み方もある。
スパイスを少しずつ試したいなら、大津屋か神戸スパイス。メール便送料無料の商品を選べば1袋から頼める。
雑貨やお香と一緒に買い物をするなら、ティラキタ。
カレーと一緒に飲むビールや、南インド料理用のココナッツミルクは、KOKYO MARKETで。数本だけでも送料がかからない。
注文前に確かめておきたいこと
冷凍品が同じ箱に入るか。 店によっては冷凍品と常温品が別の箱になり、送料もそれぞれにかかる。神戸スパイスは、冷凍品と常温品を一緒に頼むと送料が修正されることがある、と案内している。
税込か税抜か。 ティラキタの4,800円は税抜。他の店の税込の線と並べるときは注意したい。
沖縄と離島。 アンビカは沖縄県を送料無料の対象から外し、冷凍品も送っていない。ティラキタも沖縄県と離島は線が9,800円に上がる。
スパイスの量。 業務用の500gや1kg袋は割安だが、家庭では使い切る前に香りが抜ける。よく使うクミンとターメリックだけ大袋にして、他は100gにしておくと無駄が出にくい。
店に行けるなら東京の実店舗も
量り売りのスパイスや冷凍のパニールは、店で見て選ぶほうが早いこともある。
- アンビカの直営店:蔵前、西葛西、新大久保に店がある。オンラインショップとは扱う商品が一部違う
- アメ横 大津屋:上野駅から歩いて行ける。スパイスと豆が店頭に並ぶ
- 新大久保のイスラム横丁:ハラール食材の店が集まる一角。インドやネパール、バングラデシュのスパイスや米が手に入る
国を決めずに通販を比べたいならおすすめ輸入食品通販・オンラインサイト、調味料をまとめて買うなら海外調味料が買える通販サイトにまとめてある。東京で他の国の食材も一緒に探すなら東京で輸入食品が買えるスーパー・専門店20選、ハラール食材ならマレーシア食材が買えるスーパー・通販まとめも参考になる。
スパイスと米は専門店で、ビールとココナッツミルクはKOKYO MARKETで。2つに分けて頼めば、インドカレーの材料は家にいながら揃う。



